底辺ドメンヘラを克服し幸せをつかめたワケ!Vol.7【出会い系サイトでプロ詐欺師に騙される】
こんにちは。元風俗嬢でアダルトライターの百花繚乱です!
わたしはドメンヘラをこじらせて、普通の仕事がほとんどできなくなりました。地元を飛び出して東京でひとり暮らしをしていたので、それでは食べていくことさえままなりません。そのため、いい歳になるまで援助交際をしながら生計を立てていた、底辺クソ女でした。
援助交際相手を見つけるのに使っていたのは、主に有名どころの出会い系サイト。お金を稼ぐために利用していた出会い系サイトで、まさかあんな地獄を見ることになろうとは…。
助けを求めている男と出会う
その日も援助交際できる相手を探していたわたしは、出会い系サイトの掲示板を開きました。出会い系サイトの掲示板というものは「ピュア掲示板」と「アダルト掲示板」に分かれていて、それぞれ利用目的が違うという建前があります。
しかし、しょせんは出会い系サイトなので、どちらも似たようなものです(笑)ピュアな出会いなんて、まず存在しません。
その掲示板で、わたしは、ひとりの男の書き込みに目を引かれました。
それは「今すぐ助けてほしい!お礼はします!!」というもの。
変わったことを書く人だな、でもお礼はするってあるしな…と思いつつ、好奇心が勝ってついついメッセージを送ってしまったのが地獄の始まりでした。
プロ詐欺師はまったくイケメンではなかった
皆さま、プロ詐欺師って聞くと、ホストみたいなイケメンを想像しませんか?実際に会ったその男(仮にKとします)は、まったくイケメンではなく、そのうえ太っていたのです。
Kの姿を見たわたしは、瞬時に「ゆるキャラみたいで、悪い人でもなさそうだな」と思い込んでしまったのでした。イケメンに騙されるならともかく、ブサイクデブに詐欺られるなんて、百花繚乱の一生の不覚です…。
「彼女とデートしてたら喧嘩になって、俺のバッグを持ったままどっかに行っちゃったんだよ。バッグに財布も入ってたし電車賃もないから、1万円貸してほしい。3万円にして返します!」
なんでわたしがお金を出さなくちゃならないのか意味不明なのですが、1万円が3万円に化けるならいいかな?なぜだか、そのときはそう思わされてしまいました。
後で知ったことですが、Kは前科2犯のプロ詐欺師でした。詐欺罪で服役し、刑務所から出てきたばかりだったようです。
メンヘラは人の頼みを断れない
Kは、出所直後なのにいいカモを見つけたと思ったことでしょう。借りた金のことがあるからと連絡先を交換したら、毎日のように連絡がきました。
ドメンヘラすぎて、すでに周りからまともな友達が離れていっていたわたしは、だんだんとKを友達のように思い始めます。プロ詐欺師の洗脳能力って、バカにはできません。あれはもはや、才能のひとつですね。
その後も、困ってる困ってると理由をつけつつ、わたしから数万ずつ借りることを繰り返す、K。毎回、数倍にして返すという念書を書いてもらっていました。実際に、数万円まとめて返してくれることもあったのです。
しかし徐々に、借りていく金額が大きくなっていきます。その分、返ってくる約束の金額も莫大なものになっていったのでした。
メンヘラの人なら、少しくらいは分かってもらえるでしょうか?友達(←Kの洗脳の成果です)から頼みごとをされて、断って嫌われるのがものすごく怖いこの気持ち。そう、わたしはそんなどうしようもない詐欺師Kに、依存しはじめていたのです。
依存心の強すぎるドメンヘラ女は、ただ側にいてくれるというだけで、こんなクズキモ男さえ手放せなくなっていました。自殺した父の件があり、目の前で困っている男性を放ってはおけない、暗い過去からくる性格も災いしたようです…。
次回の後編をお楽しみに!(…って、楽しみにできるかっ!!)
援助交際やパパ活は売春という違法行為です。処罰はされませんが、摘発され保護対象となる可能性があります。危険なことに巻き込まれる確率が高いので、もしやっている人がいたら、すぐにやめましょうね。
もし私のようにメンヘラをこじらせて働けない状態になってしまった場合は医療機関や行政に相談してください。
メンタルが不調な時に相談できる行政などの一覧はこちら↓
https://manmam.jp/2022/04/20/a-323/
百花繚乱
元底辺ドメンヘラで、現在は夫が大好きな幸せ人妻。 いろんな風俗店を転々とした暗黒時代を、持ち前の明るさでおもしろエロく綴ります! 皆さんのHappyライフへのヒントになれます...
PR