エロ用語講座 フェムテック・フェムケアとは?女性が快適に生きる新常識
最近よく見聞きする「フェムテック・フェムケア」というキーワード。
なんだかトレンドっぽい感じがするし、キラキラした横文字に見えるかもしれません。
でも「流行に疎い私には関係ないかも」ってスルーしようとするのはもったいない!
実はこれ、私たち女性が生きやすく快適に過ごすのに必要不可欠な新常識なんです。
というわけで、今回は「フェムテック・フェムケア」について解説していきたいと思います!
「フェムテック・フェムケア」って英語?
その語源と歴史
まず簡単に説明すると、「フェムケア」はFemale(女性)+Care(ケア)の造語。
女性の身体や健康、メンタルをケアする商品やサービス全般を指します。
そして、「フェムテック」はFemale+Technology。
つまりテクノロジーを使って女性特有の悩みをサポートする分野のことです。
日々いたわる事がフェムケアで、それを技術で支えるのがフェムテックと言えば分かりやすいかもしれませんね。
フェムテックの歴史をたどると、女性が自分の身体を自分で管理する流れは、1960年代のピルの普及などを通じてかなり前から始まっていました。
とはいえ以前は、女性が自分の妊娠や生理を調整することに対して、性の乱れを連想する風潮が…。
さらに「生理がツラいのはみんな同じ」「甘え」といった否定的な意見が多く、理解を得られにくい事もあって、女性の健康に正面から向き合う市場やサービスが市民権を得る事はありませんでした。
今思えば、自分の身体に対して意識を持つ事にネガティブなイメージを持つなんておかしな話ですね。
「フェムテック」誕生秘話と日本発の先駆者ルナルナ
「フェムテック」という単語は、2016年にドイツの月経管理アプリ「Clue」を開発したデンマーク人起業家のアイダ・ティンが投資家向けの説明会で使ったのが初出とされています。
当時、女性の健康に関するビジネスは投資家(その多くが男性でした)に理解されにくいという壁がありました。
そこで彼女は、この分野が大きな市場であることを論理的に説明するために「フェムテック」という言葉を作り、女性の視点から新しい産業の形を定義したのです。
そして、アプリなどのテクノロジーだけではなく衣類や化粧品、サプリメントなど、より身近なものを使って女性の心身を労わる=ケアしようという意識が高まり、「フェムケア」という言葉が広く使われるようになりました。
つまり「フェムテック」から派生して「フェムケア」が誕生したという訳です。
ちなみに、日本では2000年に生理日の予測が出来るサイト「ルーナ(現在はルナルナに改名)」が誕生し、大きな話題となりました。
生理日を入力するだけで次の予定日や妊娠しやすい時期を教えてくれるサービスはとても画期的で、「いつ生理が来るんだろう」「避妊に失敗したけど大丈夫かな?」という女性ならではの不安を軽減してくれる頼もしい相棒のような存在として20年以上愛されています。
フェムテックの先駆けは日本だと思うと、誇らしい気持ちになるのは筆者だけではないはず。
“女性だから仕方ない”は手放したっていいんです
「フェムテック・フェムケア」は便利な商品が増えたことだけではなく、これまでタブー視されがちだったことを、ちゃんと話せるようにしたという点にあります。
自分の体のことなのに、女性特有の悩みを話題にするのは後ろめたかったり恥ずかしいと思う人はきっと少なくないと思います。
でも、フェムテックやフェムケアが知られるようになるにつれ、次第に女性の身体のトラブルをオープンに話したり情報を共有する事への抵抗が薄れていきました。
そして、生理の時の困り事や、年齢と共に変化するホルモンバランスの揺らぎなど、人それぞれの悩みが市場の声となり、様々なアイテムが誕生しました。
吸水ショーツや経血カップ、ホルモンバランスを整える効果があると言われているサプリメントなどがその代表的な存在です。
ホルモンバランスに振り回されながら、仕事も家事も人付き合いもこなす私たち女性は、毎日がハードモードのようなもの。
それを女性だから仕方ないと諦めるのではなく、しんどい時は頼れるものに頼っていいと考えられるようになったのは大きな進歩だと思います。
フェムテック・フェムケアで、エロが楽しくなるって本当?
これまで、女性の性に関する悩みの多くは、軽く扱われる傾向にありました。
濡れにくい、痛い、気分が乗らない等の悩みは「みんなそういう時もあるよ」とか「まだ本当に気持ちいいセックスを知らないだけだよ」なんて言葉で片付けられ。
性欲が強い事やオナニーする事に関しては「淫乱」とか「はしたない」と批判されたり、好奇の目で見られるという理不尽さに、多くの女性は口を閉ざして過ごしてきました。
ところが、フェムテック・フェムケアの浸透と共に、女性が性生活を楽しむ事にポジティブなイメージも高まり、様々な関連商品が誕生しています。
コスメ感覚で使える潤いたっぷりのフェミニンソープやローション、女性の手に収まりやすいオシャレなデザインで音も静かな大人のおもちゃなど…。
以前なら「こっそり買うもの」だったアイテムも女性向けへと進化し、ドラッグストアやコスメショップでも気軽に買えるようになりました。
さらに興味深いのが、「快楽を追求する」というよりは「自分の身体と向き合う」という考え方が中心になっているという事です。
セックスもオナニーも性欲の発散が目的なのはもちろんですが、自分の身体は何をすれば喜ぶのか、あるいは不快なのかを知っておく事は、エロを楽しむ上でのキーポイント。
そして、フェムテックやフェムケアは、そのお手伝いをしてくれる名脇役といった感じです。
我慢は今すぐSTOP!自分に優しく寄り添って
今回は「フェムテック・フェムケア」について解説してみましたが、いかがでしたか?
正直なところ、これまで筆者も「女性の不調=我慢」みたいな考え方が当たり前だと思って生きてきました。
でも、今回の調査をきっかけにフェムケア・フェムテックと向き合ってみて、「我慢するよりも、自分の体に優しくする」という選択肢が、ちゃんと広がっている事を知り、温かい気持ちになりました。
生理やホルモンバランス、セックスやオナニーだって、どれも女性にとって大切な存在です。
身体の声に耳を傾けつつ、我慢や無理をしないでちゃんとケアする。
身体がラクになれば心もラクになるし、心がラクになればエロだって楽しめる。
そうする事でパートナーとの絆も深まる…。
フェムテック・フェムケアは、そんなふうに私たち女性の身体や心、エロまでもをポジティブの連鎖で幸せにしてくれる存在です。
これを機に、少しでも興味を持って、身近なものから取り入れていただけたら嬉しいな、と思います。



