こんにちは。元風俗嬢で、現在はアダルトライターをしている百花繚乱です!

当時、重い精神病をこじらせて昼職ができないという、ドメンヘラ女だったわたし。夜な夜なおこなわれる過剰サービスが名物という、風営法違反もはなはだしい違法セクキャバで働いていました。

チップさえもらえれば手コキやフェラにとどまらず、本番セックスまでしちゃう、頭のネジが何本もぶっ飛んでしまっているメンヘラ嬢の巣窟です。しかし、地獄絵図のような違法セクキャバ店の繁盛が、そんなに長く続くはずもありませんでした。

ある夜、突然警察のガサ入れが!

その夜も、わたしは普通に出勤していました。そのときはVIPルームではなくスタンダード席でしたが、お客さんの膝の上にまたがって、コスチュームの上半身をはだけておっぱい丸出しのトップレス状態です。

その状態で、おっぱいを揉まれたり乳首を舐められたり。ここまでは通常運転なので慣れたものです。

すると突然、うるさいくらいに響き渡っていたBGMが鳴りやみました。そして、店内すべての照明が明々とついたのです。

「え?機材の故障?何?」と、引きつった顔で固まるわたしやお客さん。周りの嬢たちも男性客たちも、ザワザワしはじめています。

すぐに、事態はつかめました。野太い男性の声が、違法セクキャバじゅうに響き渡ったのです。「動くな!そのままの体勢でいろ!!」それは、警察官の発した大声でした。

入口ドアのほうを見ると、複数人の警察官が立っていたのです。店内はしんと静まり返りました。

VIPに行ってなくて助かった~

煌々と照明がついてしまった、昼間のような明るさの違法セクキャバ。警察官が一席一席をチェックしながら見回ってきます。

わたしは固まって動くこともできず、お客さんにまたがっておっぱいをあらわにしたままでしたが、周りもみんなそうだったので、なんだか特に気になりませんでした。

そんな恥ずかしい姿を、証拠品としてデジカメで撮影されていた嬢とお客さんのコンビもいたみたいです。顔出しでおっぱい丸出しのえっちい写真が、永久に警察署に残るのでしょう。わたしはラッキーにも、証拠写真を撮られることはなく済みました。

VIPルームでいつものように「抜き」をやっていた最中だった嬢とお客さんのコンビは、そのまま警察署に連行されていってしまったようです。中には、VIPルームで全裸で絡み合っていたところを押さえられちゃった人たちもいたとかなんとか、あとから聞きました。

ほんと、VIPルームに行ってなくてよかった!そんな内容で警察に連行されて前科でもついてしまった日には、目も当てられない惨状でしょう。

もちろん、その日の営業はそこまででストップ。待機室で「もう、びっくりしちゃったよね〜」などと、のんきに話しながら私服に着替えていたセクキャバ嬢たちは、やっぱり頭のネジが数本ぶっ飛んでいたに違いありません。

警察のガサ入れのあとは、営業停止が続き…

当たり前ですが、警察のガサ入れがあったあとは、営業が続けられるはずもありません。違法セクキャバは、数週間もの営業停止処分になりました。

しかも、風俗営業許可証を提出していなかったこともあって、警察からのおとがめは相当きついものだったみたいです。

違法セクキャバは営業を再開しても、閑古鳥の鳴く日々が続きました。お客さんも突然警察のガサが入るようなセクキャバに行くのは、ごめんですからね。

周囲のお店から疎まれていた違法セクキャバ

それから数年後、たまたまその都内某繫華街に行く機会があって、違法セクキャバの前を通
りました。

そこは、なんと以前と同じ名前の、ガールズバーになっていたのには度肝を抜かれましたね。さすが違法セクキャバをするくらい腹の座った経営陣は、転んでもただでは起きなかったようです。

当時、その違法セクキャバは、周囲の同業他店から嫌われまくっていたようです。そりゃまあ、あれだけ悪目立ちして、好感を持たれるはずもありませんけどね。

警察にタレコミ情報を流すお店も、あとを絶たなかったそうです。やばいネタ話しかない違法セクキャバでしたから…。

結果的に違法セクキャバには警察のガサ入れがきましたが、この件から商売というものは真っ当に、そして誠実にやっていかなければいけないことを学んだ百花繚乱でした。

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百花繚乱

元底辺ドメンヘラで、現在は夫が大好きな幸せ人妻。 いろんな風俗店を転々とした暗黒時代を、持ち前の明るさでおもしろエロく綴ります! 皆さんのHappyライフへのヒントになれます...

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