エロ用語講座 絶滅寸前のナンパ術「パワギラ・酒ギラ・マネギラ」を徹底解説!
成人女性の約9割が経験しているというデータもあるように、日常ではさほど珍しくない行為の「ナンパ」。
男性がナンパをする目的は単なる暇つぶしや彼女探し、一目惚れなど人それぞれですが、最近では、女性に声を掛けて巧みな話術でその気にさせてセックスするのをゲーム感覚で楽しむ「ナンパ師」という所謂ナンパの達人が増えています。
中にはどんなに警戒心が強い女性でも心を開かせてしまう超人的なコミュニケーションスキルを持つ「究極のジェントルマン」と呼ばれるカリスマ的存在の人もいるのだとか。
そして、そのナンパ師たちの間で最近ダサいと認識されつつあるテクニックである「パワギラ・酒ギラ・マネギラ」というキーワード。
主にナンパされる側の女性からすると全く何の事かわかりませんよね…?
そこで今回は「パワギラ・酒ギラ・マネギラ」について徹底的に解説していきたいと思います!
「ギラ」って何の略?性欲が起源って本当なの?
「ギラ」という字面だけでも胡散臭さが漂ってくる「パワギラ・酒ギラ・マネギラ」とは一体どんな意味があるのでしょうか?
実はこの「ギラ」の語源は「ギラつく」という言葉から来ており、性欲を持って女性を狙い強引に誘うという意味が込められています。
「ギラ」は他の単語と組み合わせて使われる事が多く「パワギラ」は「力(パワー)を使って(力ずくで)女性を強引に誘いセックスに応じさせる行為」。
「酒ギラ」は「最初からセックス目的で女性を酔わせて潰した上でお持ち帰りする行為(別名アルギラ)」。
「マネギラ」は「お金の力で優位に立ち女性を強引に誘う行為」という、なんとも卑劣な行為の略称です。
ちなみに、現在はどれも迷惑行為にあたり、特にパワギラと酒ギラは最悪の場合逮捕されてしまうとの事で、少し調べてみるといくつか事例が出て来ます。
女性をその気にさせるのが上手いはずのナンパ師が、お酒や力で女性をねじ伏せるなんて言語道断ですね。
実はモテない男の所業!?悪質&卑劣な三つの「ギラ」について
筆者の主観ですが「パワギラ・酒ギラ・マネギラ」の三つのうち、「マネギラ」だけは他の二つに比べて悪質度が低いように思います。
というのも、お金の力というのは極めて絶大な上に大きな魅力であり、そこに吸い寄せられる女性が存在するのも事実です。
実際に、冴えないルックスでも女優やモデルのような美女と結婚しながらも、複数の愛人を囲うお金持ちの男性も存在します。
「お金をチラつかせて女性をモノにするなんて卑劣!」と思う人もいると思いますが、マネギラに関しては需要と供給のバランスが取れている場合が多いように見受けられます。
とはいえ、その気がない女性を強引に誘うのは迷惑行為に変わりありません。
そして、お金をチラつかせてセックスしたにも関わらず、いざとなったら出し渋りをしたり、そもそもお金を持ってないのに嘘をついてお金持ちのフリをする卑怯者も存在するので、よく観察する必要があります。
そして、残る二つの「パワギラ・酒ギラ」の何がそんなに悪質なのかと言うと「女性の同意無し(または恫喝など強制的に同意せざるを得ない状況のもと)に無理やりセックスに持ち込む」という、想像しただけでもおぞましい卑劣な手段だからです。
ナンパ師というよりは鬼畜といった方がしっくり来るかもしれません。
そもそも、そこまでしなければセックスの機会がないという事は余程モテないのではないかと疑ってしまいますね。
過去にも悪質なパワギラや酒ギラによる逮捕者は存在していましたが、2018年にナンパのノウハウを指南していたRNA(リアルナンパアカデミー)というナンパ塾の塾長やメンバーの10名以上が準強制性交等罪で逮捕されるという事件をきっかけに、ナンパ師たちの間で強引なナンパに対する認識が変化していきました。
そして2023年7月13日の刑法改正により不同意性交等罪が新設され、これまでより厳しく取り締まられるようになると「ギラ=時代遅れ・ダサい」という意見が多く見られるようになり、現在も浸透しつつあります。
スポーツ選手や芸人など有名人の性加害問題が度々ニュースになりますが、そのほとんどが「パワギラ」に該当しているようです。
彼らに対する世間の冷ややかな声がそれを物語っていますね。
真剣交際からエロハプニングまで…ナンパ黄金時代もありました。
これまで「ナンパ=悪」という視点で解説して参りましたが、今のように娯楽も多いわけでもなく、インターネットやアプリなどの出会い系コンテンツも無かった時代には男女の出会いとしては有効な手段でした。
ナンパ目的でクラブや海などに出かける男性がいれば、ナンパされたい所謂「ナンパ待ち」の女性もいて、そこからお付き合いしたり結婚したりする人も少なくなかった事から、今ほどネガティブなイメージもありませんでした。
それ故に、現在のように強引なやり方でナンパをしようとする男性も少なく、過剰に警戒心を持つ女性もそれほどいませんでした。
そのせいか、初対面の人とセックスをする事に対してハードルが低く、夏祭りでナンパしてきた人と神社で致したという罰当たりな人や、複数人でカラオケに行ってお酒を飲んで酔った勢いで5Pしたというとんでもないエピソードを持つ人もいたんですよ。
そのため女性週刊誌などでも「この夏に私が体験したHなハプニング特集」という企画が人気だったりと、今に比べてエロに対して明るく開放的な時代もありました。
まさにナンパ黄金時代といった感じでしょうか。
ナンパされても浮かれないで。あくまで冷静に…!
今回は「パワギラ・酒ギラ・マネギラ」について解説してみましたが、いかがでしたか?
男女の出会いとしてナンパは決して悪い事ではないのですが、それはあくまでも合意の上でのお話で、路上などでのしつこく強引なナンパは法律でも定められている通り悪質な迷惑行為。
女性の気持ちを尊重しない行為は女性の身体も心も深く傷付けてしまいます。
男性にはナンパしたければ女性の身体だけでなく、もっと心にも興味を持てよ!と声を大にして言いたいものです。
そして、女性としては相手を見極める確かな目を持つ事が大切ですね。
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