みなさま、ごきげんよう!一般女性Aちゃんです。
夫婦生活について、「私ばかり我慢している」——そう思ったことはありませんか?

誰かに性生活の相談をすると、1にも2にも返ってくる答えは「解決したいなら話し合いじゃない?」ではないでしょうか。
よく相談を受ける私も大抵そう返すのですが、そんなん分かってるよ!というのが総意ではないでしょうか。

そこで今回は、いま一度原点に戻り、「夫婦生活においての話し合い」にフォーカスしていきたいと思います。

ラブトリップ

セッフル夫婦だって、噛み合わない

ここで今一度確認させていただきたいのが、私たち夫婦は「セッフル夫婦」と自称していますし、仲が良いよねと評価されています。
さぞ性生活もうまくいっている夫婦だと思われがち。
でも実際は、希望する性生活のペースも違うし、やってみたいプレイも違う。
お互いの主張だけをぶつければ全く噛み合わない夫婦なのです。
それでもうまくいっている(風に見える)のはなぜなのか。

それは、お互いの気持ちを言葉にして、尊重しあえているからなのかなぁと思っています。

なぜ性生活だけ、話し合えないのか

そもそも夫婦・カップルというのは他人同士です。
価値観の違うふたりが共同生活を送るために必要なものはなんでしょうか。
価値観をすり合わせる作業です。
食べたいもの、行きたい場所、家を買うか借りるか。
あらゆることを話し合い、すり合わせるのが夫婦・カップルというもの。
日常の些細なことから人生設計に関わる大きなことまで、お互いの意見を尊重しあえるふたりなのに、なぜか性生活となるとそれができない——そんなお悩みを持つ方が非常に多いのです。

なぜ、性生活だけ話し合えないのでしょうか。

性生活以外の話し合いは、基本的に「どちらもほしい、落とし所を探す」構造だと思っています。
焼肉か中華かで揉めても「じゃあ来週は焼肉ね」で一件落着。
でも性生活となると話が変わってきます。
「したい」「したくない」は、構造的にどちらかの欲求が満たされないという着地になりがちです。
だから他の話し合いよりずっと、どちらか一方が傷つきやすい。

「恥ずかしい」の中身は、ひとつじゃない

それに加え、「恥ずかしい」という感情も話し合いの邪魔をします。
しかもこの「恥ずかしい」、中身が複雑です。

女性の場合、そもそも性的欲求を持つこと自体がタブーとされてきた空気があります。
生理の話ですらちょっと話しづらい感じ、ありませんか?
だから「セックスがしたい」と言葉にすること自体に、強い羞恥心があるのかもしれません。

男性の場合は少し違います。
パートナーに拒否されることが自己否定に直結しているように感じます。
今日のセックスを断られると、「俺に魅力がないから断られた」と受け取ってしまう。
そして、拒否されたショックでEDに……という話もよく耳にします。
傷つき方の構造が、男女でそもそも違うのです。

「察してほしい」は、傲慢か自己防衛か

みんな頭では話し合いが必要だとわかっている。
それでも、「傷つきたくない」。
その結果、多くの人が行き着きがちなのが「察してほしい」です。
あえて強い言葉を選んで言うと、これは傲慢ではないでしょうか。
察してほしいと思うあなたは、パートナーの気持ちを100%察することができているのか、という話になってしまいます。

しかし一方で、言葉にできない理由が「甘え」だとも言い切れないのがリアルです。
何度か意を決して言葉にして、拒否されたり笑われたりした経験が積み重なって(過去のパートナー相手であっても)、「もう言いたくない」が「察してよ」になっている場合もある。
傲慢と自己防衛——相談を受ける私から見ても、どちらも理解できるからこそ、なかなか答えが出せないのも事実です。

うちの場合を、正直に話すと

私たち夫婦もたくさん話し合って、たくさんすり合わせをしました。
毎日でも致したい夫、それには答えられない私。
結果、週2ペースに落ち着きました。
もちろん多い週もあれば少ない週もあります。
でも、口には出さないけど私的ノルマとしては最低週1を目指しています。
かなり譲歩してもらっているので、夫のために頑張りたい所存。
そもそも性欲にかなり差のある夫婦なので、私自身、性欲を枯らさない・湧かせるために、オカズになるものや、テンションが上がりそうな下着やコスチューム、おもちゃを探すなど、正直必死にやっています。

「私ばかり我慢している」と思っていたこともありました。
なぜ、子育てに追われている日々に、夫の世話までしなければならないのか、と。
でも、よく考えてみるとその頃は私も夫も、お互いの要求の裏側にある事情をよく知らなかったのです。
日中、家事育児が大変で夜にセックスできる余裕がない私。
エネルギーもあふれているし、妻のことをいつだって抱きたいと思っている夫。
話し合って初めて、お互いの見えていなかった部分が見えてきた気がします。

話し合いの前に、「話す練習」をしてみる

まあそんなことを言われても、いきなり「セックスレスについて話し合いましょう!」と本題に切り込むのは難しいかもしれません。
結婚前のカップル時代はあんなに話せていたのに、結婚するとなぜか深い話が恥ずかしくなる——そんな経験、ありませんか?

まずは「話す雰囲気を作ること」から始めてみるのもひとつの手!
カードゲームやアプリを使って、ゲーム感覚で会話のきっかけを作るのも楽しいですよ。
「セキララカード」はライトな会話ゲームからアダルト向けまでシリーズがあるので、まずは家族や友人も巻き込んで、みんなで気軽に遊んでみるのもあり。

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アプリ派には「ToPick」もおすすめです。
話す習慣がふたりの間にできてくると、深い話への入り口もぐっと低くなる気がします。

ライトな話題から、段々とディープな話題へ。
スモールステップを踏んで、お互いの心の凝りをほぐしていく作業も必要かもしれません。

言葉にするところから、しか始まらない

誰だって察することはできません。
でもそれは、あなたの気持ちがどうでもいいからじゃない。
ただ、言ってもらわないとわからないだけ。

そもそも夫婦は、元は他人同士。
価値観が違うのは当たり前のことです。
でもだからこそ、価値観の違うふたりが家族になったのだから、お互いのために歩み寄ることが大事なのだと思っています。
性生活も、例外じゃありません。

性生活の話は恥ずかしい。
傷つくのも怖い。
でも「すり合わせる」って、他のあらゆることと同じように、言葉にするところからしか始まらない——現時点での私なりの答えはこれです。

じっくり膝を突き合わせて、話してみませんか?

また次回のコラムでお会いしましょう。
まったねー!

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一般女性Aちゃん

30代一般女性に転生した、元ゴリゴリのソープ嬢。 現在はPTA活動に勤しむ普通すぎる妻で母。 夫婦生活や女性のQOLの向上にについて日々研究しています。

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