みなさんこんにちは! 五月病でどことなく体がだるかったり気持ちが上がってこない状態だったりしませんか?
そんなだるーい気持ちも吹き飛ばす、秘密の課外授業をしていきましょう。
今回の授業のテーマは「新たな生理用品の選択肢 月経カップと吸収ショーツ」です。

今日はゆあちゃんとるなちゃんに登場してもらいます。

avatar

るなちゃん

最近、生理用品が合わなくて悩んでるんだ

生理用品が合わんって…どうしたの?
痛いの?

avatar

ゆあちゃん

avatar

莉音先生

るな、大丈夫?

大丈夫じゃないです!
ナプキンが肌に合わないときがあってつらいんですよ!

avatar

るなちゃん

avatar

莉音先生

そんなるなに朗報。
生理用品ってナプキンだけじゃないんだよ。

え?!

avatar

るなちゃん

avatar

ゆあちゃん

どんなものがあるの?

今回は新しい生理用品やサービスについて授業していくわね。

avatar

莉音先生


ナプキンの無料配布サービス

以前から問題になっている生理の貧困。経済的な理由で生理用品を買うことが出来ない女性のために、ナプキンの無料配布サービスが始まっています。近年学校でもトイレに設置されている所が少しずつ増えてきたようです。

ところで、皆さんは商業施設のトイレの壁に箱があるのを見たことはありますか?

これは「OiTr(オイテル)」というサービスで、アプリをダウンロードしたスマートフォンをこの箱にかざすと、ナプキンを1ヶ月に1枚受け取る事ができるのです。

avatar

るなちゃん

急に生理になったときとかにありがたい!

駅や商業施設にあることが多いからお出かけ先で急に生理が来て困ったときの救世主になるのよ。

avatar

莉音先生


ちなみに5月まではアプリのアップデートに伴いサービスを休止しているので、新しいアプリがリリースされたらぜひ試してみてくださいね。

タンポン


これは以前からあるアイテムなので、使われたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
タンポンは、直接腟内に入れて使用する生理用品です。指をタンポンに差し込んで入れるタイプと、アプリケーターというプラスチック製の筒があるタイプがあります。
アプリケーターつきのものだと、しっかりと違和感のないところまで入れることができるので初心者でも簡単に使えます。

avatar

るなちゃん

これって処女でも使えるの?

タンポンで処女卒業なんてやだ……

avatar

ゆあちゃん

avatar

莉音先生

2人とも安心して。
これで処女膜といわれる部分が破れてしまうことはないわ。


しっかり力を抜いて挿入すれば、痛みを感じることもないし快適に過ごすことができます。
とはいえ、長時間の使用は不衛生ですし、トキシックショック症候群(TSS)の原因となる黄色ブドウ球菌増殖のリスクもあります。何より値段もナプキンより高い……。
紐が切れてしまうことや腟内に残ってしまう例もあり、そのときは産婦人科で取り除く必要があります。

月経カップ


お次はこれ。「月経カップ」です。

avatar

るなちゃん

この前TikTokでおすすめに流れてきたけど大きくて入らないんじゃない?

私も見た。
違和感すごそう……

avatar

ゆあちゃん

avatar

莉音先生

実際に触って試してみたけれど、ちゃんと折りたたんで入れられるし、しっかり密着もしてくれるから大丈夫よ。


サイズ感はこんな感じです。

私の親指の長さ(だいたい6cm)と比較してみると、縦の大きさは同じくらいですね。
実際に使ってみると折りたたみもしやすかったです。ただ、かなり密着するので取り出すときに手を清潔にして力を抜いて(息を吐き出すと抜きやすい)取り出すなど、慣れは必要かなと感じました。
でも慣れればこれを付けたままプールに入ったり、温泉に入ることも可能なのです。

avatar

るなちゃん

シリコン素材だよね?
それなら洗って繰り返し使える!

たしかに!
あと海やプールに遊びに行く日に生理になっても大丈夫かも。

avatar

ゆあちゃん

avatar

莉音先生

漏れにくいからスポーツする時にも良いかもね。
でも、生理痛がひどいときは体育の授業を見学しても良いんだよ。
無理は絶対にしないでね。


ここまでお話していると、めちゃくちゃ良いアイテムでは?とお思いかと思います。
しかし、デメリットとしては「挿入するときと取り出し方にコツがいるため、初心者は慣れるまで大変なこと」、「使用する際に毎回消毒の必要があり、手間」、「外出時に取り出すには場所を選ぶ」ということが挙げられます。

ちなみに2020年からイギリスの大学では月経カップを無料配布しているとのこと。今年2024年からはフランスでも無料配布が始まりました。日本では高いものだと6000円近くするので、なかなか使用のハードルは高いのかなと思います。

吸水ショーツ


最後にご紹介するのが、「吸水ショーツ」。

実はこちら「布ナプキン」の進化系。これを履いていればナプキンなしでも大丈夫というものです。
吸水性もバッチリなので、経血が少ない日であれば生理時の不快感を減らせます。

avatar

るなちゃん

これ、かぶれるストレスはなくなるけど出血量が多かったら漏れちゃいそう

たしかに。
漏れた時ってなんか落ち込むよね。

avatar

ゆあちゃん


基本的に履きっぱなしにするものなので、量が少ないときをメインに使用し、多いときはナプキンと併用すると安心でしょう。多い日の夜にナプキンと併用するのもオススメです。

以前は海外通販でしか買えなかったのですが、今はAmazonでも買うことができます。使うときは1度洗濯機で回してから履くと違和感も更に減らせます。
これもお値段はさまざまで、3000円〜6000円ほどです。

そして吸水ショーツのデメリットは、「初期投資がかかる」こと、「履き替えがしづらいので終日出掛けるときには不便」「ナプキンやタンポンのように取り替えられないので出血量によっては不快感を感じることもある」「手洗いする必要があり経血がなかなか落ちない場合がある」ことだといえます。

avatar

ゆあちゃん

へぇ、気づいたらいろんな生理用品が増えてたね……

うんうん。
でもナプキンでかぶれちゃったりする人には選択肢が広がるのは嬉しい!

avatar

るなちゃん

avatar

莉音先生

本当に最近の生理用品は、いろんな在り方になっているのよ。
もっと生理を快適に乗り切るためにいろんなアイテムを駆使してみるのも良いわね。


いかがだったでしょうか?
読者の皆さんが少しでも生理を楽に過ごすことができたら幸いです。
私自身も生理に悩まされてきた経験があるので、その経験から皆さんに良い情報をお届け出来ればなと思っています。

それでは、次回の秘密の課外授業でお会いしましょう!

記事一覧

莉音先生

元中学校教師。教員免許も持ってます。今は学校を飛び出しライター兼Webクリエイター。 お酒とスイーツとピアスが好きな好奇心の塊。 私と一緒に夜の課外授業していきましょう!

PR

関連記事一覧