きのコのプレイルーム〜スリスリ”って何??全身タイツの魅力を解説〜
こんにちは!きのコです。
この連載「きのコのプレイルーム」では、アングラ歴10年超の私が、さまざまなアングラ・エロ・変態にまつわる体験談や日頃の思いを赤裸々に綴ります。
全身タイツ、って皆さんご存知ですよね。
読んで字の如く、全身にまとうタイプのタイツです。
言葉を知ってはいても、実際に着てみたことのある人は少ないのではないでしょうか。
全身タイツフェチの人々は1990年代ごろからパソコン通信やインターネットでコミュニティを形成し始め、たびたびメディアに取り上げられてきました。
今回は、そんな全身タイツ(略してゼンタイ)の魅力について、徹底解説したいと思います!
誰でも「ただの人体」になれる
伸縮性のあるスパンデック素材のタイツに全身を包むと、身体のラインがぴったりと浮き出ます。
この面白さは何と言っても、ボディラインがすべて見えてしまうエロさがありながら、素肌は一片たりとも見えない、というそのギャップにあります。
エロいのに、露出していない。露出していないのに、エロい。
全身タイツにエロを感じるセンスって、人間ならではって感じですよね!
全身タイツに包まれると、その人からはある種の情報が抜け落ちます。
外見や容姿から得られる情報って、実は私達が普段実感している以上に膨大なもの。髪はツヤツヤかボサボサか、肌はきめ細かいか傷だらけか、いわゆる美形かブサイクか、着ている服はブランド物かよれよれの安物か……
そういった見た目の情報により、私達は他人から「子供っぽい」「優しそう」「アタマ悪そう」などいろいろな印象をもたれます。時にはそういった他人の視線が気になり、息苦しさを感じる人もいるでしょう。
しかし全身タイツを着ると、そういった見た目の評価から解き放たれて、私たちは一個の「ただの人体」になれるのです。
全身タイツをまとっている時、私達は日常に比べてより見た目が平等に近い世界の住人になれる……なんて言うと大袈裟でしょうか??
”スリスリ”にエロ癒される
全身タイツ界隈では”スリスリ”という言葉が使われます。
身体を絡めあい、お互いにスリスリさわさわと撫でたり触ったりしあう行為のことです。
大勢が全身タイツを着てスリスリしあう「ゼンタイスリスリパーティー」では、そんな全身タイツの魅力を存分に味わえます。
私自身もスリスリが大好きなのですが、素肌の絡み合いとはまったく違ったエロさと心地よさを堪能できます!!
まず全身タイツを着ると、目元が覆われて見えづらくなるせいか、肌が敏感になります。
それに布越しのソフトな刺激は、摩擦や引っ掛かりが少なくスムースでなめらか。私はもともと強い刺激が苦手で、乳首やアソコも執拗にこすられるとすぐに痛くなってしまうのですが、全身タイツを着た状態でスリスリされると焦れったくも堪らない快感をおぼえます。
伸びた爪でうっかりガリっ……肌が荒れていてガサガサ……ヒゲが当たってちくちくヒリヒリ……といった、素肌で触れ合う時にありがちなちょっとした不快感を味わわずに済むのです。
また顔まで含めて全身を覆っているため、キスやクンニ、挿入といった粘膜接触や体液が苦手な人も、純粋に触れ合いそのものを愉しむことができます。
逆に言うと、直接的な性感帯への刺激がなくても、スリスリだけで人間ってこんなに気持ち良くなれるんだ!と「触れること」自体の気持ちよさに気づけるという面白さがあるのです。
そして目元まで覆われているせいか、全身を包まれているせいか、全身タイツを着ていると不思議と眠くなります。スリスリしながらそのまま寝落ちしてしまうこともあるくらいです。全身タイツ体験には、不思議な癒し効果があるといえるでしょう。
エロくて癒される全身タイツというフェティッシュの世界。
ぜひ、あなたも味わってみませんか??
PR