みなさま、おはこんばんちはー♡

日本には四季があって、季節ごとの景色や空気の変化が本当にきれいです。
海外からの旅行客が、日本の四季折々の風景を楽しみにやって来るのも、なんだかわかる気がします。

みなさまは、どの季節が好きですか?

私は断然、秋派です。
過ごしやすくて、ごはんもおいしくて、空気も澄んでいて。
何を取っても、ちょうどいい。

……だったはずなのですが。

近年の夏、長すぎませんか。
そして、暑すぎませんか。

春と秋はどこへ行ってしまったのか。
年々、夏だけが自己主張を強めてきている気がします。

というわけで今回は、暑くて、寒い。とにかく過酷なAV撮影現場について書いていこうと思います。

ラブトリップ

雑音は絶対NG!!

AV作品は、とにかく「音」に厳しい世界です。
ほんの少しの雑音も、基本的には許されません。

スタッフの足音。
思わず出てしまった咳や、くしゃみ。
それだけで「撮り直しです」となることも珍しくありません。

女優さんの体から出る音、声、細かな吐息まで逃さず拾うため、それ以外の音を出すことは、極力NG。

ですから、クーラーや暖房といった冷暖房設備も、使えません。
撮影直前まではガンガンに冷暖房を入れておいて、カメラが回った瞬間にオフ。
夏は倒れそうなほど暑く、冬は白い息が出るほど寒い。

夏はとにかく暑すぎる。
おでこに冷えピタを貼って、みんなで耐え凌ぐのが当たり前の光景です。
冷えピタは一人一枚では足りず、途中で貼り替える人も出てくる。
それでも、体感温度はほとんど変わらない。

床には汗。
誰かの落とした汗を踏んで滑り、危うく転びそうになることもあります。
機材を抱えたまま転びそうになると、一瞬ヒヤッとする。

撮影前になると、全員が一斉に制汗スプレーを噴射します。
いろいろな制汗剤の匂いと汗の匂いが混ざり合い、異臭が漂って吐きそうになります。

冬は冬で、また別の問題が出てきます。

今度は凍える寒さです。
吐く息が白くなるほど冷え込み、スタジオの中なのに、外にいるような感覚になることもあります。
空気は乾燥しきっていて、喉を守るためにのど飴、マスクが常備されている現場も少なくありません。
空気が乾燥していので、咳をしてしまいそうになります。
ですが、うっかり咳をしてしまえば、即カメラストップです。

寒さで手がかじかみ、撮影機材の細かいボタン操作が一気に難しくなります。
録画ボタンを押したつもりが押せていなかったり、逆に止めてはいけないところで止めてしまったり。
しょうもないミスでも、現場では致命的です。

こういうミスが発生すると、もれなく全員が現場監督に怒られる。
そして撮り直しが発生するため、撮影時間が押してしまいます。

誰か1人の失敗というより、環境そのものがミスを誘発している空気があっても、現場ではミスをすることは決して許されません。

暑くても地獄。
寒くても地獄。

この過酷さは、スタッフだけのものではありません。
出演している女優さん、男優さんにとっても、同じです。

スタジオの冷暖房設備が老朽化していて、どうしてもモーター音が大きくなってしまう、という事情もあります。

ただ、例外もあるんですよ。

電車の中、ガールズバー、ファミレスなど、もともと人の多い、ガヤガヤしたシチュエーション作品の場合は、空調をつけたまま撮影することができます。

そのため夏場になると、こうした「うるさめ前提」のシチュエーション撮影が増えがちです。

近年は夏の暑さがあまりにも過酷なので、撮影スタッフも演者さんも、「シチュエーション撮影だ!」と、大喜び。

また、ローションには体を冷やす効果があるため、真夏の撮影にはぴったり。

ローション風呂の撮影が、夏場に頻発するのもその理由です。
季節ごとに、向いている撮影内容があるんですね。

一方、冬。

冬は、音の出ない暖房器具たちが大活躍します。
ホッカイロ、パネルヒーター、ホットカーペットなどなど。

夏よりは、ほんの少しだけ過ごしやすくなります。

女優さんの絡みシーンでは、シーツの下にホットカーペットを仕込んだり、カメラに映らない位置にパネルヒーターを置いたり。

それでも寒い日は寒い。

女優さんの手が冷えてしまい、男優さんに触れた瞬間「冷たっ……!」とびっくりして、ちんこがしおれてしまう、というトラブルも起きがちです。

冬の撮影現場、あるあるです。

命を守るための「無音クーラー」を切実に希望

ここまで音にこだわる理由は、一般的なテレビや映画と違い、AV作品には基本的にBGMが乗らないからです。

ほぼ、ありのままの音。
その場で起きていることを、そのまま作品にする世界。

だからこそ、余計な音は極力排除されてきました。

ただ、これから先の日本の夏を考えると、このやり方がずっと続けられるのか、正直不安になります。

このまま撮影中に冷房を使えない状況が続けば、いつか本当に、熱中症で命を落とす人が出てしまうかもしれません。
個人的には、クーラーのモーター音や、スタッフの小さな咳が入るくらいなら、別にいいんじゃないかとも思っています。
それも含めて、「これはフィクションですよ」と、さりげなく伝える要素になる気がするからです。

多少の雑音を許容する流れが、これから少しずつ進んでいってほしい。
そして何より、技術の進化に期待しています。

完全無音のクーラー。
命を守るための、無音クーラー。

本気で、開発されることを祈っています。

これからの時代、安全と作品づくりのバランスをどう取っていくのか。

作品を見ていると、女優さんも男優さんも、何事もない顔で、きちんと演技をしています。
でもその裏側では、暑さや寒さと戦いながら、みんな「涼しい顔」をしているんです。

作品の中では見えないけれど、その一瞬一瞬は、ぎりぎりの環境の中で作られています。

快適な職場温度で仕事に挑める日が訪れてほしい。
今日も現場では、誰もが何事もない顔で、カメラの前に立っています。

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竹あき嬢

広島から世界へ。 ふらふらふらふら。アダルト業界の元スタイリスト。エロ作りをしてました。現在旅人。カープ大好き。実は真面目で熱いAV界を語ります。

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さくらの恋猫

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