不倫遊戯37 疑惑の先で…壊れそうなほど乱暴なセックス
ふと、胸の奥に引っかかるものを覚えました。
些細な事ですが…不倫相手の浅井さん(仮名)とセックス中に感じた違和感。
「浅井さん…何か今日疲れてる?」
ベッドの上で、私は優しく声をかけました。
セックスの最中、彼の意識がどこか別の場所にあるように感じたのです。
行為後は、彼はいつも腕枕して、他愛もない話をしてくれます。
けれど今日は、そのまま天井を見つめながらぼんやりと息をついていました。
「ごめん、昨日は徹夜だったからさ。疲れちゃって…」
そう言って彼はゆっくり目を閉じていきます。
確かに忙しい時期は、仕方ないかもしれません。こんな日はあまり我儘を言わずにゆっくりさせてあげようと、その時は自分を納得させました。
今日は、私のフェラで気持ち良く射精してもらおう…。
危険日の時だけ付けてくれるコンドームを、ゆっくりとペニスから外していきます。
「つぼみちゃん? 口でしてくれるの?」
その声が少し元気を取り戻している気がして嬉しくなります。
「今日は、お口に出して下さいね」
そして私は、ゆっくりとペニスを口に含みました。
その瞬間、違和感が頭をよぎります。
いつもと違う感覚。
いつも付けてくれるコンドームと絶対に違う商品、違うメーカーのものでした。
口の中に苦く残る潤滑ゼリーの味は、明らかに初めて口にする感覚。
嫌悪ではありません。
ただ疑念が、静かに胸に広がっていきました。
どうして変えたの?
もしかして頻繁にコンドームを消費しているの?
新しい商品を試してみたかったんだよ、と言われるかも知れません。
でも、それを言葉には出来ませんでした。
「つぼみちゃん? どうしたの? お口が止まっているから気持ち良くないな」
そう言うと、彼は私の後頭部を押さえ、逃げ場をなくします。
「僕がイクまで、口の中から出しちゃダメだ。お仕置きだよ? 君こそ疲れているの?」
その言葉に、寂しさが込み上げました。
けれど同時に、命令されることで、身体の奥が疼き始めてしまうのです。
浅井さんに指示されると、途端に気持ち良くなり、挿入されていない腟内と子宮口辺りがズキズキと疼いているのが分かります。
私は硬く大きくなったペニスを必死で舐め上げていきました。
カリ部分を丁寧に舌で這わせると、彼は思わず呻き声をあげます。
「ウッ、出そうだ。上手くなったな舌遣いが。つぼみちゃんのフェラがやっぱり1番だよ…ウッウッ…」
つぼみちゃんのフェラがやっぱり1番って? 誰かと比べているの? ねぇ?
頭の中が、黒い想像でおかしくなりそうです。
それなのに、こんな状況下でも、今にも暴れ出しそうなペニスを直ぐにでも受け入れたい…と思ってしまい…下半身が熱くなっていくのです。
私は思わず、右手を自分の濡れた恥部に当てていきます。
「挿れたいの? 今日、危険日だよね? どうする?」
後頭部を掴んでいた彼の手が、私の乳首を捉えました。
優しく乳首を刺激されると、何とも言えない刺激で身体中がゾクゾクして…。
「アッアッアッ…アッアッ…!」
あまりの気持ちよさに、思わず喘ぎ声を漏らしてしまいます。
「欲しいみたいだね。生で欲しいの?」
「アッ…アッアッアッ…。生で…生で」
次の瞬間、彼は私の口からペニスを引き抜き、脚を乱暴に開きました。
ためらいもなく、強く、深く、突き入れてきます。
凄く荒々しく乱暴なピストンが始まり、私の中で何かが壊れていきました。
「やめて!アッアッ…。イヤ、私じゃない人とセックスしてるでしょ!」
思わず口をついて出た言葉に、彼の腰の動きが完全に止まります。
「今、何て言ったんだ? よく聞こえなかったな」
耳元で囁く言葉は、明らかに憤慨している様子でした。
聞こえていたはずです、絶対に…。
「私じゃ無い人とセックスしているって言ったの」
彼は無言で身体を離していきました。
「何で? 何でそう思った? 何でセックス中にそんな事言うんだ?」
その大きな声に、身体がビクッと反応しました。
次の瞬間、身体を強く抱き寄せられ、荒々しくディープキスをされました。
怖い――
私は必死で抵抗しました。
「やめて!イヤッ!アッアッアッやめてッ!」
乱暴に抱きしめられながら、何だか悔しくなり、浅井さんを全力で拒否し続けます…。
しかし…力の差は明らかでした。
再び脚を開かれて、挿入されてしまいました。
乾いてしまった膣は、ピストンされる度、裂けるように痛くて…。
「気持ちいいんだろ!大人しく抱かれてれば良いんだよ!ホラッ!中で出してあげるから!良いか??」
情けなくて、悔しくて…。
それなのに乱暴な台詞に快楽を覚えてしまう…。
「アッアッアッアッ!アッアッアッ!」
やめてと言いながらも、結局は、いつものように甘い喘ぎ声を出してしまうのでした。
「出る!ウッウッウッ!」
彼は、最後まで荒々しく動き続け、私の中にすべてを吐き出しました。
そのあとに残ったのは、温もりではなく、疑念と、静かな虚しさでした。
私は、天井を見つめながら、動けずにいました。
壊れたのは、身体ではなく、信じようとしていた何かだったのかもしれません。


