エロ美発見伝 明確な基準なしって本当?エロ漫画の性器表現規制
みなさんこんにちは。エロと漫画と小説が大好きなクソオタク潮田水音です。先日執筆していた同人誌を無事脱稿し、同人イベントを全力で楽しんでまいりました。そして帰宅して大量に手に入れたお宝同人誌を読みながらふと思ったことがひとつ。
そういえば同人誌のち〇こって絶対修正入ってるけど、明確な決まりってあるんか……?私が書いてるのって小説だから実際の作業や決まりってあんまりわからんな……?と。
気になったが吉日ということで、今回はエロ漫画のモザイクや性器表現規制について学んでイキたいと思います!
えっ!?ち〇この修正、明確な基準ってないの!?
まずは自分に近しいところから調べていこう!と思って赤ブーブー通信社様(同人イベントを多数主催してくださっている神)の公式サイトを覗きに行きました。すると驚くべき事実が!Q&Aのコーナーに正に知りたかったことについて書いてあったのですが……。
Q.現在の具体的な修正の基準を教えていただけませんか?
A.具体的な修正の基準はございません。
え!?!?!?ないの!?!?!?とまずびっくり。
続く文言は「たびたび裁判でも争われるように、あらゆる作品に対して、わいせつ図画頒布罪に抵触するか否かが判断できる明確かつ具体的なラインはございません。また、社会情勢により大きく変動する非常に難しい問題です。」とのこと。確かに社会情勢によって左右されるところも多そうだもんな……。
もうちょっと他に調べてみるか、と手を出したのはこちら、アダルトメディア年鑑2024。
多方面のエロについて詳しく載っている秘伝の書です。読み物としてもとても面白くてお勧め!
確か表現規制についての項目もあったよな……?と思いつつ読み進めていくと「漫画の性器表現はどのように規制されているのか?」というテーマが取り扱われている!これこれ!!これが読みたかったのー!!
「いずれのジャンルにせよ性器の描写があれば、そこには大小さまざまな修正が必要になる。」
うんうん、そうだよね。
「出版社は、刑法175条の「わいせつ物頒布等罪」によって処罰されないために、独自の基準で修正を入れ、わいせつ物ではないとアピールしている。」……ん?んんん?独自の……基準……?
「刑法175条の問題点は、何がわいせつな図画に該当するか、どうすればわいせつ物にならないかが明確でないことである。つまり、取り締まる側である警察のさじ加減で決まると言っても過言ではない。」
……。
…………。
………………えー!!!!!!
明確な基準、やっぱりないんだ!?!?!?
じゃあどうすりゃええねん!? みんな違ってみんな良いち〇こ
明確な基準が無いと言っても修正入れないと下手すりゃ逮捕。しかし、修正入れまくってエロくなくなっちゃ意味がない!そこで様々な方々が知恵を絞って「見えないけどそれはそれでエロいよね」という修正を生み出してきました。それらの一部を紹介してイキます。
黒ベタ、海苔修正
ち〇この一部だけを黒塗りして透けて見えないようにする修正です。亀頭やカリ首など「特に見えちゃあかんやろ」という箇所に黒く一部分ずつ修正を入れる方法です。
白抜き修正
ち〇こ全部が真っ白に潰されている修正方法です。別名ライトセーバー。これが一番安全なのかなという印象があります。
他にもモザイクや網掛けなどがありますが、BLなど女性向け作品でよく見る修正は主にこの辺りではないでしょうか。個人的には海苔修正が好みですね。隠れているエロス……想像を掻き立てるミロのヴィーナスの失われた腕を眺めているかのような趣があります。何言ってんだこいつ。
ただ、同人誌を印刷してくださる印刷所様によってもOKとNGの基準がそれぞれありますので同人誌を出したい!と思っている方などはまずチェックしてみるのがいいかもしれません!
ちなみに潮田が面白いな~と思ったのはBLにおけるアナルの修正。「ち〇こが挿入されていない状態の時は修正は必要ないが、ち〇こが挿入されたらフチを修正すべし」という指定をされたから修正したよ~と言っていた同人フレンズがおり、「へー……ち〇こが挿入されたらアナルは性器扱いってことかぁ……エッッッッッッッロ!!!!!!」と盛大ににやけました。
がっつり変態発言をしたところで本日はここまで!また次回のコラムでお会いしましょう~!!
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