エロ用語講座 のめり込み過ぎは病気の元?!「ポルノ脳」について徹底解説
性に目覚める思春期の頃、親や先生に見つからないようにエッチな本や漫画、ビデオをコッソリ見ていた…なんて人は少なくないはず。
中にはうっかりバレてしまい「そんなモノばかり見ていたらバカになるよ!」と怒られたという人もいるのではないでしょうか?
当時は「そんな訳ないじゃん、迷信でしょ(笑)」なんて鼻で笑っていた筆者ですが、あながち噓ではない事が近年の研究により判明しました。
しかも「ポルノ脳」という名前までついているというこの現象、詳しく知りたいと思いませんか?
という訳で、今回は「ポルノ脳」について徹底的に調査してみました!
「ポルノ脳」ってどんな脳みそ?病気になるって本当?
「ポルノ脳」とは、ここ最近インターネットやSNSにおいて使われるようになった俗語。
主にAVなどのアダルトコンテンツ(ポルノ)を頻繫に見ることで脳がエロい事に支配されてしまっている状態を指しています。
近年ではアルコールやギャンブルなどのように「依存症」として問題視されており、2018年にWHOが精神疾患であると認めた「強迫的性行動症」のひとつとして欧米を中心に研究が進んでいます。
その「ポルノ脳」はインターネットやスマホの普及により10~20代の若い男性に多く見られるとの事で、重症な場合には日常生活や周囲の人間関係や家族関係にも支障を来し、治療が必要になる事もあるのだとか。
ちなみに「強迫的性行動症」は不特定多数とのセックスや過剰なオナニーなど、性に関する病的な依存を幅広く指しています。
あの行動がポルノ脳の引き金に!?文明の進化の意外なデメリット
以前はエロ(ポルノ)を楽しむ代表的な手段としてエロ本やビデオテープ、DVDなどに収録されたAVが主流でしたが、手に入れるにも人目を気にして一苦労し、皆隠れてコソコソと楽しんでいました。
ところが、インターネットの普及によりアダルトサイト等で画像も動画も気軽に見られるようになった事。
さらに海外を経由して無修正のコンテンツも出回り始めた事から、時代の流れと共にエロは身近な存在になって行き、スマホ時代の現在では自分の好きな時に楽しめるようになり、趣味や生活の一部となっている人もいるようです。
しかし、好きな時に楽しめるというのは、際限がなくなるというデメリットも孕んでいます。
ポルノを視聴する事により、脳内物質のドーパミンが多く放出されます。ご存知の人もいるとは思いますが、ドーパミンは快楽物質とも呼ばれ、楽しい事や何かを成し遂げた時、人から褒められた時などに脳を気持ち良くさせるのに重要な役割を果たす存在です。
「身体だけじゃなくて脳みそも気持ちいいなら一石二鳥でイイじゃん!」と思われるかもしれませんが、実はこのドーパミンは快楽がもたらす刺激に慣れやすく、更なる刺激を求めるようになるというデメリットもあるのが曲者。
深刻な場合には依存症になったり、現実との区別が付きにくくなり妄想の世界から抜け出せないという可能性が高まってしまいます。
これが俗に言う「バカになる」という状態ですね。
暇な時についついエロ動画を漁っていたりすると「うーん、つまらん!もっとスゴいのが見たいんじゃ!」ってサムネを開いて、見終わればまた次の動画を探して…って繰り返していたら数時間が経過していたなんて経験はありませんか?
何気ない自分の行動も一歩間違えばポルノ脳になる可能性があるなんて、考えると怖いですね。
自分を見失わないで!ポルノ脳で失う物は大きいんです
ここまでポルノ脳について解説して参りましたが、個人の問題では済まなくなるという場合もあるので要注意です。
エロに支配されてしまったポルノ脳が問題視される理由の一つとして、認知の歪みが生じて犯罪行為に繋がる恐れがあるという点が挙げられます。
例えば、痴漢やレイプといった世間では犯罪行為とされているようなジャンルに影響されて「女性は犯されたい願望を持っているもの」「嫌がっているフリをしながら本当は喜んでいる」と決めつけてしまったり、露出の多い服装の女性を見かけた時に「あんな格好をしているって事はヤリたいって事だ」「わざと見せつけて自分を誘っている」と自分に都合の良いように解釈してしまうという狂った思考パターンに陥ってしまった人が実際に行動に移して逮捕されるという事件が後を絶ちません。
筆者も風俗嬢時代に「仕事にするくらいだからセックス好きに違いない!簡単にヤらせてくれるんだろ?」「風俗モノのAVでは本番禁止って言いながら最後までヤッてるから君も出来るよね?」というお誘いを何度も受けて来ましたが、OKした事はありません。
また、真面目に働いて来たサラリーマンが定年を機に訪れた風俗店で見事にハマってしまい、毎日あちこちの風俗店で遊んで退職金を全額使っても止められず借金地獄に陥り一家離散したという話を、過去に在籍していたお店で聞いた事もあります。
オナニーが止められない、隙あらばエロい事ばかり考えてしまう…と言った個人の問題なら本人の努力で大体どうにかできますが、相手や家族に迷惑を掛けるようになっては考え物ですね。嗜好として楽しむはずのエロコンテンツが人生を大きく変えてしまう…なんて事の無いように、現実とフィクションの境界線を見失わないように気をつけないといけませんね。
程良くエロを楽しんで脳みそも敏感に!
今回は「ポルノ脳」について解説してみましたが、いかがでしたか?
のめり込み過ぎは良くないけれど、エロは生命の源!明日への活力!
私たち人間が生きていく上で欠かせない存在です。
キワドいものを見るのは刺激的ですが、慣れてしまっては楽しみも半減。
ほどよくポルノを楽しんで、感じやすい脳みそを作ってみませんか…?
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