皆さま、おはんこんばんちはー♡
お正月モードも終わりを迎え、一段と寒さが厳しくなり人肌恋しい季節になってきましたね。
我が家には新しい保護猫が訪れ、かわいいにゃんずたちと共に心温まる日々を送っている竹あき嬢です。
人肌恋しい季節といっても、人が多ければ多いほどいいというものでもないですよね。
(満員電車などは人と密着しているけど不快に感じます…)

AV作品の中には、何人いるかわからない、人の熱気で湯気が出るほどの大人数が登場する作品があります。
大乱交、ぶっかけ隊などとタイトルについた作品は登場人物が数え切れないほどいることもしばしば。
今回は、出演者が大人数の撮影ならではの面白いエピソードをお話をしていきます。

集まれ汁男優!!

AV男優を志す人の第一歩は汁男優と言われています。
明日のポルノスターを夢見る熱きAV男優さんの卵だけではなく、AV撮影に興味のある男性、ストレス発散にただ女性に精子をかけたい男性など様々な人が汁男優として活動しています。

汁男優は、いわゆる「ぶっかけ」と言われる女性に精子をかける役で出演することがほとんどです。
1つの撮影で、汁男優は3人から30人くらい。
企画モノの撮影だと、汁男優は3人から5人程度です。有名女優が出演する作品になると、汁男優の数が増えていきます。

汁男優は射精の回数によって報酬が支払われます。平均単価として、1射精で1000円から2000円。
1回射精が終わったらADから輪ゴムをもらい、カメラの画角の後ろにまわり、自分のペットボトルに輪ゴムをはめます。1日を通して、輪ゴムの数=射精回数として報酬が支払われるのです。完全出来高制。

コップ、ペットボトルに入った精子を女優がゴクゴクと飲むシーンがある場合は、汁男優が頑張って精子を貯めます。
こういう時こそ疑似精子を使わんのんかい!!ってずっと思っていましたが、撮影現場では汁男優の仕事をリスペクトしています。そのため、汁男優のいる現場では中出しシーン以外は本物の精子を使っているのです。

汁男優として撮影に参加する人は、様々な本職を持っている方がいます。意外な職業の方も多く、この世にはいろんな人がいると勉強になります。基本的に顔が映らないので、参加しやすいのもあるでしょう。

初めて汁男優として撮影に参加する人には、試用テストがあり、適性をチェックされます。初回はエロもなにもない状態で、大勢のスタッフに囲まれながらちゃんと勃起して、しごいて射精できるかをテストします。そこで射精までできない人は、撮影に参加することなく帰宅。報酬の支払いはなく、お仕事終了です。
初めて撮影に来た方のちんこが全くたたない、射精できないのはあるある。

たくさんの素人の汁男優を呼んだ場合には、円になって試用テストを実施します。この姿は熱気が溢れていて、何度見ても感動してしまいます。監督の指示に合わせて、一気にみんなが射精するのですが、ああっと一声あげ、精子がびゅっと出る瞬間は圧巻です。
(不思議すぎる光景なのでオスのミステリーサークルと呼ばれている。)

目安として1人5射精ほどしてもらうのですが、連射早打ちタイプは現場で重宝されます。
汁男優として人気の方だと、1日の撮影で20連射ほどできる猛者もいるんですよ。

汁男優から叩き上げで絡み(SEXシーン)のできるAV男優になった人は、人並みはずれた精神力、射精コントロール力があるとされ、撮影に引っ張りだこになること間違いなし。

50人✕50人?47人✕47人でも実は誰も気づかない!

50人✕50人の超大乱交の大人数作品に制作に関わったことがあります。
かなりの人数での撮影なのですが、こういった企画モノの撮影は有名女優、男優を呼ばなくていいので、比較的簡単に出演者のスケジュールを抑えることができます。そのため、大乱交と呼ばれるジャンルの作品はどの制作会社も定期的に制作していました。
しかし、コロナ禍とAV新法の影響を受け、現在では減少の一途をたどっています。

大人数での撮影のいいところは、ストーリーはあまり重要ではなく、AV女優1人1人をクローズアップしないので、基本的に出演者によって売上が変わらないこと。
旅館、体育館、学校などのスタジオで一斉にセックスをして、パートナーが都度入れ替わるため、誰と誰がセックスをしているのかスタッフでも完全に把握できません。
台本もあってないようなものなので、出演者の自由演技の見られる作品といえるでしょう。

大人数ものに出演したときに、きらりと光る演技をすれば企画単体女優、絡み男優の道が開けることもあります。
そして、じっくり隅から隅まで見ていると、時々なんの仕事もしていない人がいます。
やる気の無さすぎる女優さんは、カメラに映らないであろうポジションでお昼寝している方も。AV作品を見るときには、SEXYシーンに夢中になってしまいますが、なにもしていない人を探すという新しい楽しみ方をするのもいいですね。
(本当に人数合わせで、AV女優さんではなくスタッフが紛れ込んでなにもしていないこともあります。スタッフは基本的に服を着ているのでわかりやすい。)

多少人数に増減があっても、見ている側だけではなく、現場の人間でも気づくのが困難。トイレから帰ってくるタイミングが遅れてしまったら、本番に間に合わないことも…。
20人✕20人くらいから、男性の人数が少なくてもビジュアル的に気にならなくなります。50人✕50人までいくと、男性、女性ともに3人くらい減っていても全く気になりません。

常に全員がカメラに映っているわけではないので、人数が増えれば増えるほど映らない人が増えます。一生懸命に見ている人でも、実際何人が出演しているのかを数えるのは難しいので、脳トレにもおすすめです。

ギネス世界記録にも掲載されてしまいそうな、おそらく世界で1番出演人数の多い伝説のAV作品を紹介します。

こちらの作品は、入り乱れる乱交スタイルではなく、全員が同じ体位できっちりとSEXをしていくアートのような作品。
個人的には、一斉に服を脱ぐところがおもしろい。
アップになっている人のうしろでも同じSEXが行われていて、背景もSEXしまくりというエロさよりも壮大さが際立つ異作です。
運動会の組体操、スポーツの観戦のようなすがすがしい気持ちになれます。


エロを突き詰めていくと、エロさを感じなくなってしまうと常日頃から思っているのですが、エロいと感じなくても笑いながらAV鑑賞するのもいいのではないでしょうか。
エロに疲れてしまったあなたも、AV作品の裏側を想像しながらクスっと笑って見ていただけたらいいなあと思います。
やっぱり、エロっておもしろいって気付けるはずです。

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竹あき嬢

広島から世界へ。 ふらふらふらふら。アダルト業界の元スタイリスト。エロ作りをしてました。現在旅人。カープ大好き。実は真面目で熱いAV界を語ります。

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