AV業界裏話vol.55 バカンス気分満喫!沖縄での楽しいAV撮影
皆さま、おはこんばんちはー♡
夏といえば海!今年は海へ行きましたか?
沖縄の海が好きすぎて4年ほど住んでいた竹あき嬢です。
こう暑くて溶けそうだと、仕事でバカンス気分が味わいたくなっちゃいますよね。日々激務のAV撮影のお仕事ですが、時々発生する楽しい撮影があります。
それは、沖縄での撮影。
今日は南国ムードを満喫しながら撮影した時の、楽しいエピソードを紹介します。
沖縄県那覇市には、アダルト撮影OKのスタジオがある!
都市圏以外でAV撮影可能なスタジオは少ないです。ヌード撮影が許可されているスタジオは全国各地にあるのですが、AV撮影のできるスタジオは数えるほどしかありません。
ところが嬉しいことに、沖縄にはAV撮影のできるスタジオがあります。このスタジオの楽しいポイントは立地。
インパクト大のネーミングの「まんこ」のすぐ横にあること。
漢字で書くと「漫湖」。沖縄旅行に行った際に地名を見て、思わずクスっとなった方もいるのではないでしょうか。
「漫湖」はラムサール条約に登録されている貴重な湿地です。女性器のまんことはなんの関係もありません。
空港からスタジオに行くまでに、スタッフ一同で「まんこ!まんこ!」と高校生のようにはしゃいだり、漫湖に入って「まんこに入ったー」とふざけるのが、沖縄の撮影ならではでとても楽しかったです。
▲巨大な湿地で、湖の周辺にたくさん公園もあります。
沖縄の方言で女性器のことは「宝味」(ほーみー)と呼びます。現地の方は一般的に、ほーみーという名称を使うそうですが、現在ではまんこと呼ぶ人も多いです。漫湖については、みなさん普通に地名としてまんこと抵抗なく呼んでいます。
スタジオ内は使い勝手のよい一般的な社会人の一人暮らしのワンルームのような作り。沖縄で出会った女子をナンパしてセックスするという設定にピッタリです。那覇空港に近いので、私たちは最初の絡み(SEXシーン)をここで撮影します。
このスタジオのオーナーは東京の人なのですが、漫湖の近くにAV撮影のできるスタジオを作ったのは、絶対狙っていると思います。
また、機材については飛行機で持っていくことも可能ですが、沖縄でレンタルした方が荷物が少なくて済むので、最低限だけを持っていき、他は現地でレンタルしていました。
海での撮影は離島、秘境へGO!
AV作品で砂浜や海の見える岩場、海の中など明らかに外で撮影しているものがありますよね。普通に施設にお願いしても、絶対に撮影許可がおりません。
沖縄本島で、屋外で撮影するのはダマ撮(許可なくゲリラ的にこっそり撮影すること)や、撮影目的の虚偽申請をしない限り厳しいでしょう。
こういった不正に対しての規制は年々厳しくなってきており、ごめんなさいでは済まされなくなっています。リスクを背負ってまで撮影する意味は何もありません。
ではどうするのか?
こんな時は、人脈が大事になります。AV撮影場所の準備を手伝ってくれる現地コーディネーターが、撮影の運命を握るのです。
その人の持つ独自ルートで、大手企業の保養地のプライベートビーチや建設中のホテルのビーチ、無人島など人の来る可能性の低い場所を貸し切ります。そしてそこまで連れて行ってくれます。クルーザーで移動するのですが、特別な気分になります。
なんと、ビーチを貸し切るためのお値段が、都内スタジオを1日レンタルするより安いんですよ。(自力で行くのが困難な場所ばかりですが…)
撮影場所の確保ができたらあとは撮影するのみなのですが、離島や秘境での撮影なわけですから、困ることもたくさんあります。
まず、水場の確保が困難。電源の確保も難しいです。携帯電話も圏外。周辺にコンビニ、商店がなく、喉が渇いたりお腹が空いても我慢するしかありません…とほほ。途中でスコールのような雨が降ったら、簡易テントに機材を持ち込んで雨がすぎゆくのを待ちます。
海岸には日陰がありません。直射日光が機材を熱しトラブル発生もしばしば。演者さんやスタッフもずっと日光のもとにさらされているので日に焼けて、真っ黒になってしまいます。
また、撮影の合間や、絡みのシーンのあとにシャワーを浴びることができません。そのため遠方まで出向いても1シーンしか撮影しないのです。できるだけ短時間で撮影を終わらせます。(撮影時間は2時間程度)
ささっと終わらせた撮影の後は、沖縄での撮影のハイライト。演者さん、監督などは先にホテルに戻ることも多いのですが、撮影が終わったらみんなで海遊び。お仕事は終了です。コーディネーターは海遊びも手配してくれるので、スタッフしかいない貸し切りビーチを満喫します。いい年したおじさんだらけでバナナボートに乗ったり、シュノーケリングをしたり、マリンアクティビティを日が暮れるまで楽しみます。これが修学旅行みたいで、すごい楽しい。
ビーチパーティーと称して、大騒ぎしながらバーベキューをすることもあります。
▲沖縄の夕焼けは綺麗すぎ。
撮影は2日の日程で終わるのに、旅行自体は5日ほど日程を押さえています。毎日みんなで飲みに行ったり、やりたいこと別でチームを組んだり、まるで慰安旅行みたいでした。沖縄での撮影の場合は、雑魚寝ではなく各スタッフごとに泊まるところを選べるので、1人でのんびり過ごすことも可能。
普段は、忙しくてのんびりすることのできない仕事なのですが、沖縄での撮影は特別です。沖縄の空気が、いつもは鬼のように怖い監督も優しい気分にさせてくれて、楽しい楽しい撮影になります。
どんなお仕事でも息抜き時間がないと頑張れませんよね。戻ったらお仕事もっと頑張ろうと思える貴重な沖縄での撮影。AV撮影のためですが、貸し切って自分たちしかいない海というのは、今思い出しても楽しかったなあって思います。
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