皆さんこんにちは、BL大好きクソ腐女子潮田です。今日はBLの観点多めに源氏物語の世界を紐解いてイきたいと思います。……え?光源氏のいいところ語るって前回言ってたのはどうしたって?……君のような勘のいいガキは嫌いだよ……嘘です潮田のコラム読んでくれてる人のこと潮田は好き好き大好き!とかいう茶番はこの辺にしておきつつ本編に参りましょう。

光源氏と空蝉、さらにその弟・小君の関係

まず前提として彼らがどんな関係で、どんな出会いをしたのか?ということを簡単に説明しておきましょう。

本日のメイン、空蝉は中流階級の女性です。物語も序盤のころの光源氏は上流階級の女性しか知らなかったため、中流階級の女性に興味津々だったんですね。なんで興味を持ったのか?というと友人の頭中将に「中流階級の女はいいぞ」的な話をされてたからです。「雨夜の品定め」の話、と言えば分かる人もいるかもしれません。古典の授業でよくやるところです。雨の夜に集まってこんな女は良いこんな女は良くないとか話してるシーンは修学旅行の夜かな?という感じがしますがそこはまあさておき。興味津々モードな光源氏が出会ったのが空蝉だったのです。

空蝉はもともと上流階級の女性だったけれども父親が亡くなってしまい後ろ盾が無くなった結果中流階級の、しかも自分よりもかなり年上で前妻との子供がたくさんいる夫のもとに嫁がざるを得なくなったという状況でした。はい、空蝉、人妻です。光源氏ってさ……義理の母・藤壺に惚れるだけに留まらずまた人妻に夢中になってるよこの男……と思ったそこの貴方、大正解。ここまできたら人妻NTR趣味があるんじゃないかと思ってしまいますね。

光源氏に不意打ちで夜這いされた空蝉は一度身体を許してしまいますが、夜這いを予告されたら拒むという行動に出ます。夫のいる身で受け入れる訳にいかない、という倫理観や自らの身分では光源氏の一時の愛情は受けられてもいずれ捨てられるだろう、と思ったことなどが本文中でも挙げられています。空蝉も光源氏に惹かれており苦しんでいた描写があり、なかなか苦悩していたようです。

さて、拒まれたくらいで諦めないのが光源氏という男。なんと、空蝉の弟の小君から篭絡させるという手段に出ます。

小君はこの時12,3歳のショタ……じゃなかった少年であり、純粋な気持ちを光源氏に付け込まれます。光源氏は小君の同情を引いて空蝉への手紙を何度も運ばせたり夜這いの手引きをさせたりします。しかし、空蝉は部屋を変えて逃亡し、夜這いは失敗。

そしてその夜光源氏はどうしたかというと、小君と一緒に寝ました。……寝ました、ええ。小君の手をさすり、髪を撫で、「お前だけは私を捨てないでくれよ」とか言って一緒に寝て……直接的な描写はぼかされていますが多分致したんじゃないかなーと……。

ただ、ここは解釈が分かれるところで、セックスまではしてない未遂派といやこれは確実にヤってるだろ派がいます。まあ未遂にせよヤってるにせよ危ない雰囲気で一緒の布団にいることはもう確定なんですが。個人的にはショタを同じ布団に引きずり込んで触りまくってる時点でギルティですけどねこの男。小君は小君で自分が役に立てなくて申し訳ないと言いながら涙を流し、それを見た光源氏はそれもまた可愛いと思うという心の声つきです。

源氏物語の一番の正ヒロインと名高い紫の上との出会いもロリ時代、しかも第一印象が「この子の泣き顔可愛い」だったことを考えるとロリショタ泣き顔フェチ疑惑も濃厚になってきますね。文字に起こすとヤバい感マシマシだな?

光源氏の大量トンデモ性癖&フェチ疑惑

前回のコラムでは義理の母藤壺‐父親桐壺帝‐光源氏の昼ドラもびっくり三角関係や初恋の義理の母にそっくりなロリ・紫の上を囲って自分好みに育成するという光源氏の激ヤバ人物像をお届けして参りましたが、今回でさらに人妻NTR趣味と泣き顔フェチの疑惑がマリアナ海溝レベルに深まりショタコン疑惑も発生するというもう引き返せないレベルにヤバい印象になってきてしまいました。いいところを探すどころじゃありません。何とかファンの方々の逆鱗に触れる前に奴の長所を探したいところです。

それではまた次のコラムでお会いしましょう。

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潮田水音

文学と歴史をこよなく愛するクソオタク。 二次元も三次元も愛してる。 知識を付けることで興奮するド変態が沼の底からお送りします。

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