こんにちは!きのコです。
この連載「きのコのプレイルーム」では、アングラ歴10年超の私が、さまざまなアングラ・エロ・変態にまつわる体験談や日頃の思いを赤裸々に綴ります。

前回の記事「ヌルヌルぐちょぐちょの極地!?ウェット&メッシーとは①」では、ウェット&メッシーという性癖について解説しました。


今回は、そのウェット&メッシーを実際に体験した時の感想を綴りたいと思います。

金粉


ウェット&メッシーと聞いて、この「金粉プレイ」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。金色の顔料を全身に塗りたくれば、さながらオスカー ワイルドの小説「幸福な王子」に出てくる金箔で包まれた王子の彫像のようです。
なんとなく神々しい感じがするのは、エジプトのツタンカーメン王の黄金マスクや、タイの黄金仏像ワット ムアンなど、世界各地にある金色の宗教的シンボルを思い出させるからかもしれません。私は金粉に塗れると何か敬虔な気持ちになって、坐禅を組んだり合掌したりしたくなりました……。

銀粉


金粉と比べると、銀粉には独特のSF感があります。昔のマンガや映画によくあるような、銀色のボディスーツに身を包んだ宇宙人や、銀色の金属でできたロボットといったイメージです。
金粉・銀粉を身体に塗ってみて感じたのは「金粉・銀粉を塗ると暑い!」ということでした。金粉・銀粉って細かい金属の粉をオイルに溶いたものなので、特に屋外などで金属が熱を帯びると暑く感じるのだそうです。もちろん、この体験をしたのが夏の屋外だったから、ということもあるのですが。

黒ペイント


私としては、金粉と同じくらいテンション上がったのがこの黒ペイントでした!
なんていうか、めっちゃ強そう。そしてなんていうか、めっちゃ「名探偵コナン」の犯人。
難点は、口に入ると苦いところです。ウェット&メッシーはその材料が粘膜にどういった影響を及ぼすかで、プレイの難易度が変わると思います。口に入って苦くない、目に入って痛くない材料であれば、やはり快適に長時間遊べるというものでしょう。

生クリーム


食べ物を使ったウェット&メッシーといえば生クリーム。テレビのバラエティ番組よろしくパイ投げを楽しむ人達も多いそうです。
生クリームでウェット&メッシーをやってみて興味深かったのは「生クリームを塗ると寒い!」という点。確かに生クリームを使ったケーキって保冷剤を使って持ち運ぶのが一般的だし、温度が高い場所だと溶けてゆるゆるになりますからね……。

墨汁+ホットケーキミックス


食べ物系ウェット&メッシーの一種と言えなくもないですが、墨汁とホットケーキミックスを混ぜるというのは、まさにウェット&メッシーのためだけに作られた材料という意味で、非常に新鮮でした。墨汁も一般的な書道用ではなく、より粘度の高いパフォーマンス書道用の物を使っているという点にこだわりを感じます。
既にある物を使うのではなく、より楽しいウェット&メッシーを目指してよりヌルヌルぐちょぐちょした材料を「開発」することに血道をあげる人達もいるのだそうです。


個人的には、いちばん楽しい!と感じたのが泥でのウェット&メッシーでした。水分量にもよりますが、サラサラではなくねっとりもったりとしていて、粘土遊びのように自分の身体を埋めたり、積み上げていくことができて面白いのです。
そういえば海水浴に行った時、砂に埋められたりする遊びが大好きな子供だったことを思い出しました。

初めてのウェット&メッシーは思っていたより遥かに楽しく気持ちよく、童心に帰ってのびのびとはしゃぐことができました!
子供の頃に田んぼや水たまりで泥遊びをしていると「汚いからやめなさい!」「服を汚しちゃダメ!」などと大人に怒られたものでした。けれど大人になった今なら、性癖として誰はばかることもなく、好きなだけヌルヌルぐちょぐちょすることができるのです。
ある意味、あの頃したくてもできなかった遊びを何の罪悪感もなく楽しめるなんて、ものすごく贅沢では……!?と感激をおぼえたウェット&メッシー体験でした。

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きのコ

混浴温泉巡りを趣味とする野生の裸族。ヌーディストビーチを作りたい。全身タイツとWet&Messyが好き。 ハプニングバーを渡り歩き、乱交パーティーを主催し、緊縛モデルを務め、...

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