人は誰でも老いていきます。
物忘れが激しくなったり、体のあちこちが痛くなったり…。
40歳手前ですが、日々体力の回復に翳りの見えている竹あき嬢です。
寝ても寝ても疲れが取れません。

ですが最近は高齢者と呼ばれる65歳以上の方でも、元気ではつらつとされている方がたくさんいらっしゃいます。
まだまだ現役時代と変わらず、お仕事をされたり、趣味を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
その流れは、アダルト業界でも例外ではありません。
70歳を超えてもAV男優さん、 AV女優さんとして現役で活動されている方も多いです。

おじいちゃん、おばあちゃん作品として、ジャンルを確立しているんです。

男のロマン!?「禁断介護」

おじいちゃん男優が大活躍するAVと言えば、「禁断介護」シリーズ。
介護に来てくれた若いヘルパーさんや、息子の嫁とセックスをするおじいちゃんを見ることができます。

現在「禁断介護」シリーズに出演している男優さんといえば、山田裕二さん。
75歳を超えて、射精、絡み(セックスシーン)のできる数少ない男優さんです。
おじいちゃん男優で、射精のできる方は数人しかいません。
そのため非常に貴重な人材です。

ちんこが勃たない、射精ができないおじいちゃん男優は、女性を責める役として活躍されています。
射精時には変えちんと言って、射精のみ別の男優さんが担当するので安心です。

普段ちんこが勃たなくても、若い女性と触れ合っているとおじいちゃん男優が勃起することがあります。若さのお裾分けでしょうか。男としての自信を取り戻し、キラキラとした輝く笑顔は、現場スタッフ一同を幸せな気分にさせてくれます。

70歳以上のおじいちゃん男優は、撮影に備えて勃起不全薬を飲んでいることが多いです。
空腹時の方が薬の効き目が現れやすいとのことで、お弁当を食べません。

皆様口を揃えてセックスをしながら死にたいとおっしゃっていますが、まだ現場で天国につれて行かれてしまう方には出会っていません。
肌艶もよく、性のパワーに満ち溢れるおじいちゃん男優は、まだまだ長生きしてAV業界を盛り上げてくれそうです。

2017年9月に世界最高齢のポルノスターとしてギネス認定された徳田重男さんは、なんと昭和9年生まれの90歳。デビューは59歳。
戦時中に生まれた方がまだ現役男優だなんてすごすぎる。
現在の出演ペースは年1本程度ですが、エロじじいとして作品に出演し唯一無二の輝きを放っています。

還暦を過ぎてから魅力爆発。完熟女優さん

アダルト業界では50代を過ぎたあたりから熟女、おばさんと呼ばれ、60代半ばから完熟、おばあちゃんと呼ばれます。

おばあちゃん女優は、孫の同級生とセックス、娘の旦那とセックス、旦那さんのお葬式でセックスをするシチュエーションの作品が多いです。

お葬式のシーンでの旦那さんの遺影は、老け見えする現場スタッフの写真を使用します。
よく遺影に使われる音声さんの写真があり、この前ふとお葬式の作品を見たら、またその人が使われていて、ちょっと笑ってしまいました。

最近では、男優さん女優さんともに60代以上の高齢者向けの作品も発表されています。
「熟年フルムーン」シリーズはまったりしていておすすめ。

実年齢より若く見える美魔女より、年相応のボディラインの変化が見られる女優さんの方が人気です。
むっちりとした腰回り、垂れ気味のお尻、張りのなくなった胸などの加齢を重ねた肉感的なボディが求められます。

現在、最高齢の女優さんとして活躍されている小笠原裕子さんは88歳。デビュー時にすでに81歳。
AV女優は何歳からでも始めることができ、体力の続く限りできるすごいお仕事です。

何歳からでも挑戦できる。年齢の関係ないアダルト業界

近年50代以上のAV業界デビューが増えています。
配偶者との死別、子供の成人を期にデビューなど、人生の節目に始めることが多いです。
「1度しかない人生を楽しむため」が冒頭インタビューの定番の答え。
お金のためというのが最大の理由であることは間違いないですが、女性としての自信、男性としての自信を取り戻すために前向きに出演している方が多いのもポイントです。
超高齢化社会となっていく日本で、今後はもっとおじいちゃん男優、おばあちゃん女優が増えていくでしょう。

長く生きていると様々な経験をしてこられているので、肝が座っていて何にも動じません。そのため撮影がしやすいです。

おじいちゃん男優の場合は、射精の位置やタイミングの指定は通常の作品よりも少ないので、自分が好きなように動いています。ですので、よりリアルなセックスを見たい方におすすめのジャンルですよ。

男優さんに比べて女優さんになるのはハードルが低く、女優さんの数は増加傾向にあります。
20歳から80歳まで数多くの女性がAV業界の門戸を叩きます。
女優さんは演技でなんとでもなり、女性であるだけで価値があるのです。
セックス経験のない処女でも、妊婦でも、閉経を迎えていたとしても問題ありません。
全てがプラス評価となります。

女性は若いのが1番素晴らしいという概念はAV業界にはありません。
20歳でも80歳でもデビュー1年生は初々しく人気が出ます。
自分の魅力にあった作品に出会えるとそこから世界が変わるでしょう。

男優さんは求められる技術レベルが高いので、誰でもチャレンジできるものではないかもしれません。
体の構造上、勃起、射精は目に見えてしまうため、演技だけではカバーできない部分があります。ですが、おじいちゃん男優は勃起が必要ではない場合もあるので、若い頃にチャレンジしてみたかったけどうまくいかなかった方も、年を重ねた先におじいちゃん男優として活動することができます。

必ずしもセックスは挿入が全てではありません。
おじいちゃん男優、おばあちゃん女優のいる現場に行った時、回数をこなすセックスだけではなくゆっくりお風呂に入って体に触れ合うだけの時間もセックスなんだと思い知らされました。


食欲、性欲、睡眠欲。
人間の3大欲求の全てにアンテナをビンビンに立てているのが若くいる秘訣。
誰だってエロくていいんだ。
何歳になっても艶のある女性でいたいですね。

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竹あき嬢

広島から世界へ。 ふらふらふらふら。アダルト業界の元スタイリスト。エロ作りをしてました。現在旅人。カープ大好き。実は真面目で熱いAV界を語ります。

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