AV業界裏話vol.26 奇人変人盛りだくさん。AV制作会社で働く愉快な仲間たちをご紹介
皆様おはこんばんちはーーー♡
夏がどんどん近づいてきていますね。
心も体も開放的になる、夏はもうすぐそこ。
さて今回のAV業界裏話は、AV制作会社で一緒に働いていた仲間たちを紹介していきたいと思います。
アンダーグラウンドな世界に就職するような人たちはやはりちょっと特殊で、様々なバックグラウンドを持った変わり者たちが大勢います。
中でも印象の深かった5名がこちらです。
チームリーダー監督:フロムテレビ局
まずは監督の紹介から。
私の働いていた会社には何人も監督がいたのですが、テレビ局から転職してくる人が一番多いです。
何らかの問題を起こしてしまい、局にいられなくなってAV業界に流れてくるんですね。
女性監督の場合は全く違って、AV女優から監督になるのがメジャーです。
私の仲の良い監督はテレビ局でディレクターをしていたのですが、ここでお伝えすることができないレベルの大問題を起こして、AV業界にやってきました。
テレビ業界もAV業界に負けず劣らずスーパー闇深いんですよね。
知って関わるのが怖いので、私は触り程度にしか聞かないようにしていました。
AV業界はまだトップダウンの鉄拳制裁システムが抜けていないので、理不尽でエキセントリックな人が多いです。
ほとんどの監督は問題を起こして流れてくる人たちですから、いくら顔が広くて外ヅラは良くても中身はブラック。
仲良くなったらドン引きすぎるエピソードを聞かせてくれますよ。
部下もエキセントリックなクレイジーな人が多いので、ある程度の度胸と力がないと務まらないお仕事なのかもしれません。
50代の新入社員:フロム某車メーカー
私と同期入社に、55歳の新入社員がいました。
前職は誰もが知る車メーカー本社勤務の部長さん。
早期退職をして、余生を楽しむためにAV業界にやってきました。
セクハラを楽しみたいという謎のポリシーを持っており、普通の会社ではNGなセクハラ発言を楽しんでいます。
私とは机が隣で、一番お世話になりました。とにかく真面目。
昭和の働くサラリーマンといった感じで、72時間勤務にも文句ひとつ言いません。
現在も絶賛勤務中で、60歳を迎えた今ではベテラン感溢れるADさんをしています。
中国からの刺客:目指すがエロクリエーター
私の後に入社した社員に、中国からやってきた人がいました。
私も面接の際に同席したのですが、かなりエロに熱い人。
「中国ではアダルト事業をすると死刑になるので、日本に来ました。」
と面接にパワーワードを発したことで、一発採用となりました。
日本語はあまり上手ではなかったのですが、明るくエロが大好きで人気者でした。
現場の仕事がきっと辛かったのでしょうか。
蒼井そらが中国にいるからという謎すぎる理由で、中国に帰国して行きました。
今は楽しく中国で暮らしているそうです。一緒に働いていた期間は短いですが、すぐに中国ギャグをいうのが強烈で、今でも良く覚えています。
なぜここに?経理担当:フロム警察署
私の前の席の先輩。周りの人にもっと良い職場があったでしょう、といつも言われていました。
奥様も警察官で、結婚を機に同じ署内にいることができなくなってしまい、転勤をするのがいやで、なぜかAV業界にやってきました。
奥様の仕事を優先して警察を退職するなんて、かなりの愛妻家ですね。
1度奥様のお仕事が忙しくなってしまい、子育てと家事のために主夫になることを決断し退職したのですが、アルバイトとして復帰。
週2回ほど、今も出社しています。
エロにも全くこだわりがなく、下ネタにも乗ってこない。なぜAV制作会社にいるのかわからない、謎めいた人です。経理担当とはいえエロにどっぷり使っている業界のため、社員みんなに勝手に闇があると、アダルト業界にいる理由をいつも疑われています。
でも、業界には一般的な常識を持っている人は少ないので、貴重な存在です。
とにかくすぐキレる。そしてお風呂に入らない:フロム証券会社
見た目はすごく温厚そうな彼は、私より後に入社しました。
沸点がとにかく低く、すぐにブチギレます。突然デスクを叩いたり、物を投げたり…。と大暴れ。上司にもブチギレしてその辺で殴り合ったりと、かなり行動が過激です。
すぐに前の職場の話をひっぱり出してきて比べてブチギレてくるので、なぜ転職したのか謎の人。
少しでも気に入らないことがあると、出社拒否してしまうので要注意。
でもAV業界は常に人不足なので、こんな彼でも主要メンバーです。上司を殴ったくらいじゃクビにはなりません。(だからって殴ることは、絶対にいけません)
現在彼は、ブチギレを生かして監督デビューしています。欠点だと思う箇所も、見るひとによっては大きな長所になりますね。キレる部分が作風にはまだ大胆には出ていませんが、これからに期待です。
今回お話した5人だけでもかなり独特な人が集まっていると理解してもらえたかなと思います。勤めていたAV制作会社にスポットライトを当ててお話したのですが、AV業界にいる変わった人はこんなものではなく、大丈夫か??って思う強烈な方ばかり。また機会があれば紹介していきますね。
ちなみに私の入社理由はキャバクラで出会ったお客様からの紹介です。コネ入社。
ここならスタイリストで雇ってくれるよーと斡旋していただきました。
こんな強烈なキャラに囲まれていると、いかに私は普通の道を歩んできていわゆる一般的な理由で入社したのかと、しみじみ感じます。
復職したいとは1ミリも思いませんが、貴重な経験ができたと感謝しています。
人のいるところに出会いあり。アダルト業界は、はぐれものの集まる人間交差点です。
興味のある方はぜひ、業界の裏方の門を叩いてみてください。
次回もよろしくお願いしマッスルスティック♡
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