「春画」とは、日本の伝統的な性的表現を描いた絵画や版画のことを指します。
一般的には、性行為や性的な場面を描いたものが多く、江戸時代に盛んに描かれました。

−これは話題のChatGPTに「春画とは何ですか?」と尋ねた答えです。
私のいつもの書き出しとあまりに大差ないので、物書きがAIに仕事を奪われる時代を想像して、本気で戦々恐々としています。
庶民は汗を流して働き続けなければならんのだから、仕事がなくちゃ困ります。ああ宝くじでも当ててポンとお金持ちになりたいなあ〜なんて願いは、江戸時代も同じだったようです。

若い夫婦に「お金持ちの証」?


こちらは暁鐘成の「愛得務楽稜喜(えどむらさき)」(江戸後期)。
せっせとオセッセに励む夫婦の傍には「重器の金鶏」が置かれています。

金鶏は、当時「富の象徴」だったそうです。また、金鶏を手に入れるとたちまちお金持ちになったというおとぎ話もたくさん残っていて、急に長者になることの現れでもありました。

そう言われればなんだかお家も立派な感じ。
成金の若夫婦のセッセセなら、覗いても罪悪感がないような…いや覗いたら普通に犯罪なんですけどね…ゴニョゴニョ。

若くして急な大金…YouTuberか!?

これを現代で例えるなら、若くして急な大金を手に入れたYouTuberかTikTokerでしょうか。
立派な家に住んで、伴侶を見つけて、まあ羨ましい。
不動産が高騰している今、立派な一軒家を江戸(都内)に持とうものなら大変な金額です。

現代でこんな暮らしができているのだとしたら…こいつら、億り人か?FXで当てた投資家か?
いや、金鶏のような金持ちの象徴みたいな置物を堂々と飾り、さらに横でヤっちゃう感性、さてはYouTuberだな?我ながら偏見がすごい!

カップルYouTuberの物語

都内の私立大に通う大学生「彼くん」は、大学に入ってまもなく人生で初めての彼女ができました。「彼女ちゃん」は帰国子女で、同じ歳だけど彼くんを引っ張ってくれる存在。それはそれは毎日イチャイチャちゅっちゅ、お猿さんのように愛を確かめ合っていました。

付き合って1ヶ月ほどたったある日、彼女ちゃんがベッドで隣に寝ている彼くんに「カップルでYouTubeしよう?」と言い出しました。
冷静に考えたら「恥ずかしい」と断りそうなものですが、2人とも脳内お花畑・精力剤自主生産・世界の中心が愛を叫んでるまさにココだから!みたいなハッピーカッポーだったのです。

「彼くんを裸エプロンで誘惑してみた」
「彼女ちゃんをノーブラで放置!?」
「お互いのエロいところ100個言う!」

嗚呼、人間にわずかでも理性が残っていたら絶対にできない(わりと褒めてる)動画の数々。

カップルYouTuberとしてそこそこ有名になった「かれかのちゃんねる」。
しかし人の欲とは底知れぬもの。恥は上塗ったら…もうあんま分かんなくなっちゃった!のか、OnlyFansでハ◯撮り動画をUPするように。いかんなく発揮された彼女ちゃんの英語力により、海外にも多くのファンを抱えることに成功しました。

このころには2人とも大学は中退していました。だって就職するよりも明らかな大金が手に入っちゃったんだもん。

YouTubeチャンネル開設から3年、金の盾をゲットした報告と同時に行った入籍報告。2人は晴れて、夫婦YouTuberになったのでした。

さて、お分かりですね?
現代版のこの春画のシーン、金鶏の代わりに寝室に飾られているのは登録者100万人の金の盾!そりゃはかどるわな!
彼女の喘ぎ声は洋モノさながらの「Oh!Wow!」のほうです。

今も昔も、他人の不幸は蜜の味

さてこの金鶏、座敷童のように、なくしてしまったら一気に貧しくなってしまうのも伝説の一部らしいです。
今も昔も、金持ちが没落するまでが、みんなの娯楽だったのですね。

私も呪詛を吐こうかな。ウエストランド師匠の悪口ネタにあやかって
「YouTuberが警察に捕まり始めている!」

…その前に、自分が覗きで捕まらないように気をつけます。

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出汁茶漬けアユミ

夫と2人の子供を愛する、体は産後、頭脳は中二。 大喜利は見るのもヤるのもスベるのも楽しいので、SEXと同じですね。

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