皆さま、おはこんばんちはーー♡
楽して稼ぎたい、ずーっと遊んで暮らしたい。幼少期から夢見ていますが、全く持って実現しない竹あき嬢です。40代50代になった時に、なんのスキルも身についていない使えないオバサンになるよりマシでしょうか?

さて今回は前回に引き続き、AV男優さんのお給料事情についてお話ししていきます。
AV女優さんと同じように、男優さんの世界にもヒエラルキーが存在します。その実態に迫っていきましょう。


みんなが知っている有名AV男優さんのお給料は?

古くはAV界のレジェンド男優の加藤鷹さんや、チョコボール向井さん。
現在のAV業界の押しも押されぬスーパースター男優さんといえば、しみけんさん。
普段AV作品を鑑賞しない方にも知名度の高い男優さんたちです。皆さまもご存知なのではないでしょうか。

絡み(女優さんとセックス)ができることはもちろん、ちんこの勃ち、連続発射力、魅せるテクニックがあること、男優さんとしてのキャラが立っていることが、トップ男優さんになるための重要な条件です。

このクラスの男優さんは、1つの絡みで5万円〜のお給料となります。
私の所属していた会社では当日手渡しでお給料を渡していました。いわゆる取っ払いってやつですね。女優さん以外のお給料は、ほぼ撮影現場で当日精算されます。
男優さんはアダルト系の事務所に所属しているわけではなく、個人でやっている方が多いのも女優さんとの大きな違いです。

2時間で5万円。3現場こなすと1日15万円と、自身の頑張りによって稼ぎを増やすことが可能。夢がありますね。

男優さんがタイトな予定を組んでいる場合、撮影スケジュールが押してしまうと、他の現場の撮影にも影響が出てしまいます。そのため遅延がわかったらスタッフがすぐに男優さんに連絡。男優さんの都合がつかない場合は、その日の撮影のスケジュールを変更して対応します。それでも対応ができない場合は代役を立てるのですが、代役を当日立てるのは激ムズです。電話をかけまくって、お願いして、断られて、またかけての繰り返しで、正直大変なので誰もやりたくありません。トップ男優さんは忙しい方が多いので、スケジュール通り撮影をすることは超重要事項です。

トップ男優さんは日本に15人ほどしかいないため、オファー殺到のAV界のスーパースターです。

絡みもできる。将来有望、若手ホープ男優の「3万男優」

駆け出し中の若い男優さんや、パワーが落ちて連射の難しい男優さんはこのクラスになります。通称「3万男優」。そのままの意味なのですが、1絡みでお給料が2万円〜3万円のため、通称で「3万男優」と呼ばれています。

「3万男優」は男優の仕事のみで生活ができるようになるクラスです。

3Pものなどで呼ばれることも多く、男優さん同士の関係も重要です。無言の連携というのでしょうか?例えばスタッフのミスで撮影中のローションを倒してしまい、自分用のローションがなくなった場合、さっと映らないように渡してあげたり、目を合わせて同時期に射精するなど…チームワークに感動します。

とても気さくな方が多く、飲み会や、監督の誕生日会などにも顔を出してくれます。ソフトマッチョでムダ毛がなく、いい匂いがする方が多いです。現場でめっちゃいい匂いするって思ったら大体男優さんです。そして目を離すと常に筋トレをしています。

このクラスの男優さんは30人ほどいらっしゃいます。将来スーパースターが出てくるのが楽しみです。

射精のスペシャリスト。絡みはないけど大活躍の「フェラ男(フェラダン)」

通称「フェラ男(フェラダン)」。女優さんとの絡みのシーンはありません。フェラや、手コキでの射精に特化している男優さんです。

フェラ男は、ちんこを自由自在に操る力にたけており、5分勃ち、8分勃ちなど勃起をコントロールすることができます。監督の指示するタイミングで射精を自由自在に操ることができ、精子を飛ばす位置までコントロール可能。遠くまで飛ばせる男優さんは飛ばし屋などの異名を持っていることも。

撮影現場での拘束時間は短く30分〜1時間で、お給料は1万5千円〜。
絡みのシーンのない男優さんだと、射精1回につきお給料が計算されるのがAV業界ならではですね。ただ不必要に暴発して射精した場合はお給料の支払い対象外です。

この層には、絡みがなく責められる専門の通称「M男(エムダン)」もいます。お給料は同じく1万5千円からなのですが、射精+男の潮吹きが必要となる場合が多いです。

フェラ男、M男についてはスポットで働いている方が多く、人の出入りが多いため正確な人数がわからないのですが、現在稼働されている絡みなし男優さんは30人ほど。AV男優以外のお仕事もしながら出演されています。

最初はここから。汁男優。

射精1回につき1000円〜が相場の汁男優。ぶっかけ隊と呼ばれることも多く、大人数の撮影時に必要不可欠な存在です。
1回射精するごとにカメラの後ろに周り、輪ゴムを渡す担当のスタッフから輪ゴムを受け取り、映り込まない位置にあらかじめ用意された自身のペットボトルにはめていき、射精回数を計測することが多いです。
10人までだとスタッフで回数を計測できるのですが、それ以上になると射精数をカウントするのは不可能です。ずーっとちんこの先を見て正の字をつけていく作業は、今思うとだいぶ面白い経験でした。

撮影現場に来てみたいというノリで参加する人も多く、1射精もできず終わる人もたくさんいます。大所帯の撮影は都内から離れた僻地で行われることがよくあるのですが、3射精以上できないと交通費すら稼げず赤字になってしまいます。

このような現場で、ちんこや才能を見つけられてステップアップしていく男優さんもいらっしゃいます。

「男を見ても、木を見ても、いかなる時にもつべこべ言わずに射精せよ」
とある男優さんが言っていたのが印象的。

ただセックスが好きなだけでは務まらないのが、男優さんの世界。
女優さん1万人に対して、70人ほどしかいないと言われてます。なぜ増えないのか…いかなる場面でも勃起することはハードルが高いからだと思われます。
どんな状況でも勃起し指示通りに射精できる、脅威のちんこコントロール力はスペシャルスキルです。

次回は制作スタッフ陣のお給料事情について紹介します。

よろしくお願いしマッスルスティックーー♡

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竹あき嬢

広島から世界へ。 ふらふらふらふら。アダルト業界の元スタイリスト。エロ作りをしてました。現在旅人。カープ大好き。実は真面目で熱いAV界を語ります。

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