ようこそ、茶会へお運びくださいました。
今宵も、星の宿を眺めながら、一緒に古に思いを馳せましょう。

今日の茶菓は『金平糖』。ツンツン突起が、なんだかイイでしょ。
舌でコロコロすると、突起が優しく刺激してくれますの。ゆっくり溶かしながら、味わってくださいませ。

ところで、あなたはこの小さな金平糖を最後まで舐めきることができるかしら?それとも刺激を求めて、噛み噛みしちゃうのかしら?
わたくし?わたくしは・・刺激を求めてコリっとイッちゃうの。我慢が足りなくてダメね。

わたくしの様に我慢が足りない貴方のために、煎茶を入れて差し上げます。甘い刺激を楽しんだあとに、口に含んでください。そして、次の刺激へとイキましょう。

そう、刺激。刺激は人生を彩るものですわ。刺激がないと退屈でしょ。

誰もが知っている美術界の名匠、パブロ・ピカソ。彼はとっても刺激的な生活をしていたことをご存じかしら?ピカソは多くの女性から刺激を受け、その女性たちにも大いに刺激を与えたの。そして、付き合う女性によって画風を変えていったわ。ピカソの周りには、いつもいつも刺激があったの。

【ピカソの女性遍歴】

ピカソの絵に影響を与えたのは7人の女性といわれているの。
驚くのは、年齢を重ねるほどに若い女性を口説き落として、彼女たちを夢中にさせてしまうこと。
ピカソ46歳の時には17歳の女性。62歳の時には21歳の女性。しかも、この女性との間には2人の子供も。そして、ピカソが91歳で亡くなるまで一緒にいた女性は、45歳もの歳の差婚だったのよ。

7人の女性たちは、ピカソと一時生活を共にしていたということで知られているけれど、実際は、ピカソはもっとたくさんの情事をしていたそうよ。
その逞しい肉力、棒力に心服してしまうわ。

時には夫公認の人妻と、時には彼女の友人と、そして旅先で出会った女性と、欲望の赴くままに刺激を求め、肉欲を満たし、美意識と想像力を掻き立てるためにイっちゃう人なの。

そんなピカソは、一度手に入れたものを捨てられない性分だったようで、口説いた相手に興味をなくしても別れることをしないから、揉め事も多かったようね。

ゲルニカの絵は貴方もよくご存じでしょ?
当時、あの絵の前で2人の女性が取っ組み合いの喧嘩をしていたのよ。しかも、その喧嘩を焚きつけたのはピカソ。

女性たちが、ピカソと一緒にいるべきなのはどちらなのか?で言い争っていたとき、ピカソは『どちらも選べない。だから、2人で争って決めたらいい』と喧嘩を煽ったのよ。そして始まってしまった2人の取っ組み合いを『最高の思い出だ』と言って、笑いながら当時付き合っていた彼女に話して聴かせたのよ。
ピカソの狂気を感じるエピソードね。

自分に興味をもって欲しいピカソの自己愛を、たまらなく、いとおしく感じてしまうわ。

【ピカソのドS発言】

わたくしは巨匠ピカソの作品を見ると、ひとり熱くなってしまうの。それは、サゾスティックな言葉を発しながらエネルギーを漲らせているピカソを想像してしまうから。つきなみな俺様発言より、もっと刺激的な類ない言葉。

ある時は『君は誰にも見られないよう、頭にネッカチーフをかぶる。そうすれば誰かの視線によって所有されることなく、誰のものでもない』なんていう支配欲丸出しの言葉責めをするの。
そしてある時は『僕がずっと君のことを好きでいると思っちゃいけないよ』なんて、突き放す言葉責めもするのよ。
そして、極めつけは『女は2種類しかいない。女神かドアマットだ』ですって。もちろん、ピカソは女性にドアマットであることを望むのよ。

彼女との別れ話が出たときには『君を怒鳴りつけ、不愉快なことを言ったとしても、それは君を鍛えるためだ。僕は君を怒らせたい。怒鳴り返して欲しい』なんて言い訳もするの。

こんなピカソが今、傍にいたら、わたくしはどうなっちゃうのでしょう?
ドS言葉で征服されたらもう逃れられない。なぶられているのに、心の底では悦びを感じてしまいそう。

ああ。妄想が止められない。火照って、じんわりと身体に汗が出てくるのを感じてきたわ。
わたくしの潮騒が聞こえてきて我慢ができない。
今宵は、もうお開きにしましょう。

茶会は股、開きます。次回もゆっくり入ってきてくださいね。
お口に淹れる、おいしいモノを準備してお待ち申し上げております。

では股。ナニとぞよしナニ。

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フェラメール玉響

色欲たっぷりのM淑女、フェラメール玉響(たまゆら)です。 官能的な言葉責めで、しっとり潤います。 日本の美を愛し、快楽の所作を探求する日々。 エロティックな歴史をたどりなが...

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