あなたは「狼(オオカミ)」と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?動物の狼や「一匹狼」のようなかっこいいイメージもあれば、グリム童話の「赤ずきん」や人気ゲームの「人狼」のように人を騙す狡猾なイメージや、満月の夜に変身する西洋に伝わる架空の存在など…人によって様々だと思います。そして、多感な時期に親や周りの大人から「送り狼には気を付けて」と言われた経験のある人も少なくないのではないでしょうか?「送り狼って何…?」と純粋だった頃の筆者は疑問に思ったものです。

そこで今回は「送り狼」の歴史や語源について調べてみました。さらに応用編として、ちょっとした恋愛テクニックもご紹介したいと思います!

「送り狼」ってどんな人の事?その由来は?

「送り狼」とは「親切なフリをして女性を送り、隙あらば乱暴する男」という意味が広く浸透しています。その語源は意外にもとても古く、日本の妖怪である「送り犬」が転じて「送り狼」となったという説が濃厚なようです。

「送り犬」の昔話は東北地方から九州地方まで全国幅広く語り継がれていますが、地域によって細かい設定などの違いはあれど、暗い夜道や山道を通る人を尾行して転んだ隙に襲いかかるというストーリーが共通しています。そこに日本狼(現在は絶滅しています)の習性や「狼=邪悪で卑劣」という西洋の価値観が日本に浸透し始めた事などから「送り狼」と呼ばれるようになったとも言われています。ですが、いつ頃から「隙あらば女性を襲う不届き者」を指すようになったのかは調査してみたものの具体的に把握する事は叶いませんでした。どうやら獲物を虎視眈々と狙う狼の習性と、男性が性欲を持って女性を狙う様子が似ているからではないかという説が多く見られました。

「「送り狼」って本当にいるの?遭遇したらどうすればいいの?

「送り狼に気を付けて!なんて言われても、本当にそんな事をする人がいるの?」と疑問を抱いた読者の方も多いと思います。そこで、「送り狼になる男性はどれくらい実在するのか?」ということが気になったので調査してみたところ、「送り狼に遭遇した事がある・被害に遭った事がある」という女性は10%強とかなり低めでした。更に調べてみたところ、その相手は飲み会などで知り合った男性の他に、男友達や職場の同僚、上司などの身近な存在の人という場合も珍しくないのだとか。飲み会やアプリで知り合った相手なら「ただのヤリモクか〜」といなす事が出来ても、これまで信頼関係を築いてきた相手だと一気に不信感でいっぱいになるし、ショックも大きいですよね。筆者の個人的な意見ですが、恋愛感情の有無にかかわらずいい人だと思っていた男性の性欲が垣間見えると一気に気持ち悪くなってしまいます。

送り狼の被害に遭わない為には、お酒の席でも下ネタに参加しない、過度にボディタッチが多かったり距離が近い人には毅然とした対応を取るなどして、隙を見せる事なく「思わせぶりな態度を取らない」事が大切です。

「下心を逆手に取って恋の駆け引き!「送られ狼」になっちゃおう!

ここまで「送り狼=男性の下心」という前提の解説をして来ましたが、実は恋愛の駆け引きとして十分に有効な場合もあるのです!

それは…気になる男性に送って貰った時に隙を見せてその気にさせる「送り狼」ならぬ「送られ狼」になるというテクニックなのですが、一歩間違うと大ダメージに繋がる諸刃の剣。いざ誘ってみたものの「だらしない女」だと思われてドン引きされたり、熱い一夜を過ごせると喜んでみたものの思っていたのと違ったり、その後音信不通でヤリ逃げされたりとリスクが無い訳ではない事も覚えておいて下さいね。

ちなみに、そうならない為には「誘う時に下品にならない事」と「また会いたい(ヤリたい)と思わせる事」が重要です。相手をじっくり観察して性格や好きなタイプを把握してから実行に移し、セックスで骨抜きにすると良いと思います。ただし、簡単にヤれると思われてセフレにされてしまわないよう、身体の関係を持ってからも駆け引きが必要です。

「隙」と「下心」にはご用心!時には有効活用してみるのもいいかも…?

今回は「送り狼」について調査&解説してみましたが、いかがでしたか?
男女の間に存在する「隙」を見せるか見せないかで男性を送り狼にしてしまうか否かが決まると言っても過言ではありません。送り狼の被害に遭わない為に、毅然とした対応を取って好きでもない男性の下心をシャットアウトしてください。そして、女性だって時には「隙」を利用して気になる人を誘惑する狼になってもいいのではないでしょうか?

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久瀬川つばき

数々の修羅場を経て、現在は真面目の皮を被ったむっつりスケベなベテランOL。 持ち前の好奇心で「何かエロ面白い事はないかな〜?」と常にアンテナを張り巡らせています!

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