学校で学んだ性教育。
日本の性教育が世界でも同じように行われていると思っていませんか?
実は各国で性教育の内容や進み具合は大きく異なります。
特にヨーロッパは国にも寄りますが、性に関する法律も進んでいるようです。
そこで今回は、性教育の内容や年表をご紹介します。
ぜひお子さんへの性教育の参考にしてみてくださいね!

日本とヨーロッパ諸国の違い

各国でセックスリテラシーにはどう違いがあるのか、表を引用させていただきます。

画像引用元:公益財団法人 日本産婦人科学会

この表を見た段階で、日本が遅れをとっていることがわかります。
続いて各国の状況をそれぞれご紹介します。

フィンランド

フィンランドの性教育事情の流れをご紹介します。

1970年 総合義務教育法で必修の体育(保健を含む)に性教育が含まれ,必修化
1972年 スクールナースが学校巡回,無料の避妊相談,コンドームの提供を行う
➡若者の中絶数・出産数が減少
1994年 経済不況により学校経費節減で性教育が選択教科となる
➡若者の中絶数・出産数が増加
2006年 総合性学校(中学校)で性教育を含む健康教育が必修化
➡若者の中絶数・出産数の減少

このように性教育が必修化されると中絶数や出産数が減少する傾向にあります。性教育が義務教育を受けるすべての人に与えられることはメリットと言えるでしょう。
フィンランドは早い段階から性教育が学校でされており、効果が表れているようです。

イギリス

イギリスの性教育事情をご紹介します。
個人と社会と健康,経済についての教育(PSHE:personal, social health and economic education)」が行われているイギリス。このPSHEは科学的な性や生殖のみならず,人間関係,キャリア形成,人権,経済などを総合的に学ぶ科目です。
しかし、基本的に「性教育は家庭で行うもの」との考え方が強く,学校によっては PSHE の授業は行っていても,性に関する単元にはあまり触れない,というところもあるようでした。
性教育はどこで行うべき、という考え方はもう合わないのかなと筆者は思います。誰もが平等に性教育を受けられるべきです。

フランス

フランスの性教育事情をご紹介します。

1920年~ 学校での性教育は禁止
1967年 避妊が公認され,それ以降教育課程に性教育が加えられる
1973年 性情報特別委員会設立 生物学的側面についての教育が開始
1998年 性教育の必修化
2001年 中絶と避妊に関する法律の改訂を受けて学校性教育が法定化

1967年までは、学校での性教育は禁止されていたようです。今から考えると恐ろしいなと思います。
日本と大差ないように感じられるかもしれませんが、現代はかなり進んでいるようで、日本とは授業内容が大きく異なり範囲も広く、外部から専門の講師を呼ぶこともあります。

日本

日本の性教育事情をご紹介します。

1986年 文部省初等中等教育局が『生徒指導における性に関する指導―中学校・高等学編』
を作成。
1989年 1992年から施行される小学校学習指導要領が発表される。小学校5年生の理科の学習内容に「人の発生や成長」が入る。
1992年 「人の発生や成長」が小5の理科の学習内容に入った、新・小学校学習指導要領が施行。また、小学校にはそれまではなかった保健の教科書が使用され始める。この年を前後して、教育現場では一種の「性教育ブーム」が起こり、1992年を指して「性教育元年」とも報じられる。
1999年 文部省が『学校における性教育の考え方、進め方』を作成。

日本では文部省が教科書に性教育分野を設けるようになりましたが、実際教育を受けてきた身として考えると、重要度合いは大きくなかったように思います。
生理に関する授業も女子のみ集められて行われるなど、なんだか恥ずかしいこと・公にできないことを学んでいる雰囲気がありました。

性教育はまだまだ新しい分野。しっかり身につけて健やかな性生活を!

性教育は古くから行われていたわけではありません。
しかし命や生活に密接に関わる、おろそかにしてはいけない分野です。
男女平等の観点においても重要なものだと思います。
子どもたちには、学校はもちろん、家庭でも正しい知識を身につけていただきたいものです。
日本の教育がスタンダードというわけではありません。
多様な性への理解をみんなで一緒に深めていくために、イキ活講座がお役に立てば幸いです。

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ナギセ

映画・音楽・絵画・小説・食べることが大好きな多趣味ライター。 タブー視されている性についての興味がやまない私と、恥ずかしがらずに性トークしましょう。目指せHAPPY性活!

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