鉄マン女の中イキ放浪記vol.12 テクニシャンに出会えるか！？キンタマ★スター第一次パパ活事変（後編）
こんにちは、キンタマ★スターです。ちん〇こ周りの毛を剃っている人のことをパイチンと言う人もいるようですが、キンタマの毛がない場合はパイキンと呼んで良いものでしょうか？ちょっとバイキンみたいで気が咎めます。
それはさておき、今回はキンタマ★スター第一次パパ活事変の後編です。中イキしたいがためにパパ活サイトで年上の紳士（できればテクニシャン）を探し始めたキンタマ★スター。
最初に出会った紳士とは中イキどころではないスピーディーなセックスであったため、今度はもっとゆっくり相手を探す方針にチェンジしたのであった。
パパ活では最初に顔合わせといって、お茶をしながら今後食事や大人（セックス）まで発展するかどうか決めるというステップがある。
大抵の場合顔合わせでも交通費程度（相場は5千円~1万円）のお手当が貰えるので、顔合わせばかり繰り返し、アルバイト感覚でお金を稼ぐ若い女性もいるそう。
前編に出てきた相棒風パパのようにいきなりセックスしちゃうのはどうだろうか、と思ったキンタマ★スターは、とにかく顔合わせを繰り返して、ゆっくりと素敵な紳士（できればテクニシャン）を探そう！思ったのであった。
パパ活市場ではアラフォー女の需要はあまり多くはないので、とにかくマッチングしてタイミングが合えば顔合わせのアポを取り付け、多い日では1日に2人の男性と顔合わせすることも。
狙いは40代後半から50代、ルックスはあまり問わないものの、やはりお互い気が合う合わないはある。
顔合わせではお手当を払いたくないという人もいるし、「君タイプじゃないからこれで帰って」、と会うなり交通費を渡されることも。そこそこ傷ついたので突っ返そうかとも思ったが、まあ慰謝料として貰っておいた。
沢山の男性に会ってお茶をして、他のパパ活女子の話を聞いたりパパ活で起こったアクシデント（ドタキャンや写メとは全くの別人が来るなど）を聞いたりすることは単純にいい刺激になるし、気を遣うけれど面白い仕事、という感じ。
キンタマ★スターは見た目が非常に凡庸というか普通の主婦すぎるせいか、「君は本当はお金じゃなくて、刺激が欲しいだけなんだろ！？」という、的外れなカウンセリングをしてくる紳士がいたこともある。
いやいや、刺激だけが欲しけりゃ他のマッチングアプリでええやろ！銭じゃ銭！とは言えない内気なキンタマ★スター。
パパ活でのお楽しみはもちろん、お話をした後に貰う、お手当という名のお小遣い。いきなり財布から出して渡してくれる人もいたり、スタバにドリンクを買いに行き、そのレシートに挟んで渡してくれる人もいたりと、多様性に富んでいて面白かった。
しかしパパ活に慣れている男性はほとんどが封筒に入れてお手当を渡してくれるのである。
お手紙を入れるような白い長封筒に入れてくれる人もいれば、お札を小さくたたんでポチ袋に入れてくれる人もいて、いい年をしてお年玉を貰った気分。
さらに「いつもありがとう」というメッセージが印刷された和紙の封筒（菖蒲の柄入り）でお手当を頂いたときは田舎のおばあちゃんを思い出してノスタルジックな気分になった。初対面なのに。
どうしてみんな封筒に入れてくれるのかな？と調べてみたところ、顔合わせでお手当を貰いっぱぐれないよう、前日に「お手当は封筒に入れて頂けると嬉しいです」というメッセージを送るパパ活女子が多いとのこと。先人の知恵ですね。さすがです。
私がよく顔合わせに利用していたカフェではあきらかにパパ活の顔合わせ中、という男女カップルが多く、テーブルの上で封筒をやりとりする様子を見かけたこともしばしば。
そんなお手当の渡し方で一番印象に残っているのは、事務用の封筒に入れたお手当をテーブルの下から渡してきた紳士がいたことである。
人目が気になって普通に渡せなかったのかもしれないが、傍から見ればまさに悪代官への袖の下である。そっちの方がやましいことをしている感満載なのではないだろうか。
履歴書が入ってそうなサイズの封筒だったので、そのまま渡してくれても良かったのに、と今でも思い出しては笑ってしまう。
そんな怒涛の顔合わせラッシュを経て、キンタマ★スターはすっかりパパ活に飽きてしまった。
もう一度会いたいと思える紳士がいなかったり、いいかも♡と思った人からは連絡が来なかったり、二言目には条件ばかり聞かれるメッセージのやりとり、そして何よりアラフォーパパ活ではウケの良い、上品で聞き上手な奥様ぶるのに疲れてしまったのである。
なんせ私は下品なおしゃべりBBA、キンタマ★スター。下ネタを言わずにおれるか！そもそも上品な奥様がパパ活なんかやるかい！
もうパパ活サイトをやめて、またTinderでイケオジ探そうかな。そう思っていた時、また新しい男性とマッチングしたという通知とともに1通のメッセージが入ってきた。
「こんにちは！始めたばかりでよくわからないんですが、条件とかあったら教えてください」
この手のメッセージに何回返信したかわからないが、いつもは結構丁寧に「お手当は顔合わせしてから決めたいです」などと返信していた生真面目なわたくし。
しかしこの時ばかりはもうすっかり飽きていたので、風俗嬢の料金表のように適当に返してしまった。
「顔合わせ0.5（万円）、お食事1（万円）、大人２（万円）でお願いしたいでーす」
相手の男性は私とあまり年の変わらないアラフォーだし、サイトには他に若い女の子が沢山いるのだからどうせ返事も来ないだろうと思っていた。
しかし、返ってきたのは「ＯＫです！いつにします？」と前のめりな返事。あらら？いいの？
まあせっかくそう言ってくれてるし、パパ活はこの人を最後にしよう、と思い、待ち合わせの日と場所を決めたのであった。
この顔合わせを最後にしようと決めた、待ち合わせ当日。先方から「仕事のトラブルで少し遅れます」というメッセージが来たので、ショッピングモールをぶらぶらしつつ相手の到着を待った。
しかし待てど暮らせど次の連絡は来ない。サイトからメッセージを送っても既読はつかず。「なんだ、ドタキャンかよー」とパパ活では初めてのドタキャンに憤慨しながらも、せっかく都会に出てきたのだからとひとりでカフェに行き、お茶をしていた。
カフェの窓からは外で強い雨が降っているのが見えて、「もうちょっと雨がマシになったら帰ろ」と思ったその時、スマホに待ち合わせ相手からのメッセージ通知が。
「ごめん！待ち合わせ場所の近くに車を停めたからちょっと出て来られるかな？すぐ仕事に戻らなきゃいけないんだけどちょっとは会えるから」
なんだそりゃ！店に来いよと思ったもののしぶしぶ店を出て、強い雨の中傘をさして指定された場所に向かう。その日は雨だけではなく風も強くて、一瞬にして髪も服も濡れてしまった。
びしょびしょで不機嫌丸出し、くずれたメイクのままその場所に着いたキンタマ★スターを待っていたのは、小柄でがっちりした茶髪の男性。その男性こそが、以前セフレ3本比べでご紹介したコロちん親方である。
「キンタマさんだよね？ごめんね、遅くなって。お手当だけ渡すから」
私の姿を見るなり、財布を取り出して紙幣を渡してくるコロちん親方。
「え？あ、ありがとうございます…」
とりあえず受け取ると、コロちん親方は「じゃあまたね！」と言って近くに停めてあったワゴン車に乗り込んでしまった。
強まる雨。しぶきを上げて走り去るワゴン車。取り残されるキンタマ★スター。手の中には湿った５千円札。お互いマスクも取らず、何もしてないのにお手当を貰って、その日は帰宅した。狐につままれたような気分だった。
もう会わないだろうな、と思っていたら帰宅後コロちん親方から「今日はごめんね！次いつ会う？」と陽気なメッセージ。このままだと何もせずにお手当だけ貰ったことになるので、翌週会う約束をした。
翌週コロちん親方とはちゃんと会うことができ、がっつり１日デート。パパ活の男性と１日デートをしたのはコロちん親方が初めてである。
その日、食事の時に初めてマスクを取った顔を見せ合った。親方は少しがっかりしていたが、私は結構タイプだったのでホテルへゴー。
代わりばんこにシャワーを浴びた後、しっかりパンツを履いて出てくるコロちん親方。ベッドに入ってイチャイチャしているときも、全くパンツを脱ぐ気配がない。
シャワーを浴びた後、パンツを履いて出てくる奴は大体包茎、という私の読み通り、コロちん親方はしっかり仮性包茎だった。
さらにコロちん親方は女の子とセックスするのは2年ぶりとのことで、緊張したのかちん〇こが超ミニサイズに縮んでしまい、撫でてもさすってもお元気になってくれない。これでは中イキどころの騒ぎではない。
親方は挿入できない罪滅ぼしのためか、クンニを1時間くらいしてくれてタイムリミット。またもや財布から直接、条件通りのお手当を渡してくれた。
その話をズベ公仲間にしたところ「挿入できなくても満額くれるんや？いい人やね」と言われ、「そうか、半額にしといてあげたらよかったなあ」と反省したキンタマ★スター。
コロちん親方とはその後も会い続けていたが、最近突然の終わりを迎えた。結局一度もイケなかったが良い思い出である。
そして新たな紳士（できればテクニシャン）を補充するため、キンタマ★スターは第二次パパ活事変に突入したのであった。
キンタマ★スターの中イキの旅は、まだまだ終わらない。
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