底辺ドメンヘラを克服し幸せをつかめたワケ!Vol.6【彼氏がお金の無心をしてくるようになり破局、そしてその後】
こんにちは。元風俗嬢でアダルトライターの百花繚乱です!
ドメンヘラをこじらせて援交でしか生計を立てられなかったわたしにも、ついに彼氏ができることに…。今回は後編です。
前編はこちら
そんなクソ女が、援助交際で出会った5歳年下の男性と恋愛関係になります。しかし生活態度を改めないどころか、どんどんメンヘラを加速させていくわたしに、彼は徐々に愛想を尽かせたようです。
わたしは変わらなかった
彼は彼なりに、わたしのことを真剣に考えてくれていたのだと思います。最初のころは。将来の結婚について、彼のほうから語ることもありました。
しかし、わたしのドメンヘラは加速していくのです。まず、援助交際はやめませんでした。
生活するために、やめられなかったのです。それだけでは飽き足らず、その後風俗業界にも足を踏み入れました。
そんな調子では、呆れられても仕方がないかもしれませんね。
お金の無心をしてくるようになる彼
彼は、お金に困っているわたしに、デートで財布を出させるようなことはありませんでした。5歳も年下なのに、優しいなと思っていました。
でも毎晩のように援助交際に出かけて行ったり、風俗嬢を始めたりするわたしの変わらな
い態度を見て、考えが変化してきたのでしょう。当初はあったはずの愛情も、徐々に薄れてきたのかもしれません。
「今月はもうお金がないから、1万円貸して」
はじめに無心されたのは、1万円でした。もちろん断りましたが、実は大学の奨学金の返済が追いつかず、借金まみれだというのです。
風俗勤務でふところに少し余裕が出てきていたわたしは、黙って1万円を彼に手渡しました。お金を渡せば、彼の心をつなぎとめられるだろうと考えた、浅はかな行動です。
メンヘラの恋愛依存って怖いですね。お金でさえもめなければ、いい関係のふたりでいられたかもしれなかったのに。
どんどんドロ沼にハマる
わたしたちは半同棲のような状態でしたが、彼がわたしの稼ぎを当てにしはじめたことは明白でした。そりゃ、会社勤めよりは援交や風俗のほうが、一気に大金を稼ぐことが可能です。
彼のわたしへのお金の無心はどんどんヒートアップしてゆき、2~3万円ずつですが言われたときに渡すようになります。もちろんその都度、借用書は書いてもらっていましたが、そんなものにどこまでの効力があるのかは分かりませんでした。
あんなに優しかった彼は、変わってしまいました。しかし、わたしが変わらなさ過ぎたことも、まぎれもなく原因の一端です。
お金さえ渡していれば、彼という依存先がいなくなることはない。そんなわたしの思い込みもありました。
また独りぼっちになって、つらく寂しい思いをするのは、ごめんです。
突然、彼が消えた
月日が経ち、彼との別れはあっけなく訪れました。
「本当に奨学金が返せない。このままじゃ自己破産するしかないから、会社を辞めて実家に身を寄せるつもりだ」
まさか、本気で言っているつもりだとは思いませんでした。彼の実家は北関東でも結構田舎なところで、再就職ができる先があるとは考えられなかったからです。
しかし半月後、彼は荷物ごと姿を消しました。「借りた金は絶対に返す」というLINEが届いていました。
このままじゃ終わらせない
LINEや電話をブロックされることもなく、実家に帰ったあとも連絡を取り合っていました。これは、わたしを逆上させないための、彼の作戦でもあったかもしれません。
しかも、お金の無心はまだまだ続いたのでした。病気の母親の入院費がかかるから、どうたらこうたらだとか…。
わたしからしてみれば、ちゃんちゃらおかしな話です。はいはい。ご両親が揃って健在で、帰れる実家もあって、すごーく幸せなニートお坊ちゃんですね。
さすがにブチ切れたわたしは、勝負に出ました。付き合っていたころに念のため教えてもらっていた、彼の実家の番号に電話をかけたのです。
案の定、お母さまが元気な声で出られました。やっぱり、入院していない。「○○君が東京にいるときにお付き合いしていた、百花繚乱と申します」。怪しまれないようにこちらの番号も通知のうえ、フルネームで名乗りました。
「奨学金返済のために、○○君に頼まれて総額50万円以上を貸しています。彼の直筆の借用書があるので、内容証明郵便でそのコピーを送らせていただきたいと思います」。
詐欺電話と思われるかと心配しましたが、わたしの丁寧な口調とつじつまの合った話の内容に、お母さまは思うところがあったのか、実家の住所を教えてくれました。
そして内容証明を郵送後、すぐに彼のご両親から一括で借金の返済がされたのです。彼からは怒涛の罵詈雑言LINEがきていましたが、当然読むことなくブロック。
メンヘラの恋愛依存は、ときにこんな悲劇も生むのです。
今思えばわたしも彼もどうかしていたと思えるのですが、なんてったってわたしは底辺ドメンヘラ。自分のことも相手のことも冷静に見られずに、一つのことに向かって暴走してしまうところがあったんですよね。お金を借りるだけ借りて姿を消した彼に怒りの矛先が向いたけど、そうさせてしまったのにはわたしにも原因があったのに…。
メンヘラは悲劇のヒロインになりがち。やられたらやり返す!目には目を、歯には歯をの報復精神の持ち主なのです。こわいですねぇ〜。
しかし!こんな出来事は甘かった…。
わたしがメンヘラを克服し幸せな旦那様に巡り合うまでの道のりはまだまだつづく…。
援助交際やパパ活は売春という違法行為です。処罰はされませんが、摘発され保護対象となる可能性があります。危険なことに巻き込まれる確率が高いので、もしやっている人がいたら、すぐにやめましょうね。
もし私のようにメンヘラをこじらせて働けない状態になってしまった場合は医療機関や行政に相談してください。
メンタルが不調な時に相談できる行政などの一覧はこちら↓
https://manmam.jp/2022/04/20/a-323/
百花繚乱
元底辺ドメンヘラで、現在は夫が大好きな幸せ人妻。 いろんな風俗店を転々とした暗黒時代を、持ち前の明るさでおもしろエロく綴ります! 皆さんのHappyライフへのヒントになれます...
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