英語とフランス語で育ち、大学・大学院でアイスランド語やサンスクリット語など10種類以上のマニアックな言語を研究する傍ら、持ち前の語学力を活かして世界中のセレブリティを骨抜きにして参りました、
全人類のラヴドオル「もも奴」でございます♡

人肌恋しい季節の到来。晩から早朝にかけて、だいぶ冷え込むようになりましたわね。皆様お元気?性欲湧いてる?いろんなところ盛り上がってる?

11月も後半に差し掛かると、街はすっかりイルミネーションのきらめきと、クリスマスカラーに包まれるわね。アメリカでは11月の第4木曜日に「Thanksgiving Day(感謝祭)」をお祝いするので、大概これが過ぎるまでクリスマスモードは封印されていますけど、日本じゃ11月に商戦仕掛けられそうな派手なイベントがないから、ハロウィンが終わったら即クリスマスだものねぇ。

さて、読者の皆様は、今年のクリスマスをどんな風に過ごされるのかしら。ご家族とお家で和やかにホームパーティー?お友達とにぎやかにクラブでシャンパン?パートナーと夜景がきれいなレストランでお洒落ディナー?それとも悠々自適に一人の時間を謳歌する?

パリピ主婦日本代表のもも奴は、12月25日(土)の真夜中から翌朝まで、自宅の文化芸術サロン「Le Salon de Kagamiya」にて、オールナイトパーティーを主催するわよーん♡初開催だった昨年度のクリスマスパーティーはユースメンバーも駆けつけてくれたりして、総計20名近くの方々と沸きに沸いたけど、今年はさらに安全面への配慮を強化してよりファビュラスにクリスマスをお祝いするつもり!

なんて言ってるけど、あたくしもも奴、クリスマスは必ずしも誰かと過ごさなきゃいけないイベントじゃないと考えているの。

ここ数年、SNSを中心に「クリぼっち(クリスマスを独りぼっちで過ごすことを意味するスラング)」なんてワードがよく聞かれるようになったけど、クリスマスをお一人様で楽しむことはかえって誰にも気を遣わなくて快適だと思う人もいるよね。そもそも考え方は人それぞれ、クリスマスにまっっったく興味がないという人がいても良いと思う。

でも、もしあなたがシングルで、クリスマスまでにパートナーを見つけて、ときめきいっぱいの刺激的な性夜…もとい聖夜を過ごしたいって想っているなら、今年こそ奇跡が起きるかもしれないわ♡

処女ちゃん&童貞くんは、C-C-Bの名曲さながら、ロマンティックもリビドーも止まらないクリスマスシーズンの雰囲気の中で、”pop the cherry” しちゃうことだって、大いにあり得るわよね。

pop the cherry”。それすなわち、「処女、あるいは童貞を喪失する」の意。

日本語では通例、“cherry”と言ったら、童貞ボーイのことだけど、英語のネイティブスピーカーの感覚では、真っ先に「処女」をイメージする言葉。そこから次第に意味が広がって、「童貞」や「初物」を指すようになりました。

本来「さくらんぼ」を意味する”cherry”がなぜ「ヴァージン」を意味するようになったのか、語源は諸説ありますが、女性が初めてのセックスで処女膜を失うときに性器から流す血を、ブラックチェリーの色になぞらえてそのように表現した、という説が、どうやら有力のよう。

その ”cherry(処女、童貞、ヴァージン)”を、”pop(弾ける・破裂させる)”……つまり「ヴァージンを失う・奪う」ということ。

pop my cherry”なら、「自分がヴァージンを失う」ことを意味しますし、”pop her [his] cherry’‘なら、「彼女[あるいは彼]のヴァージンを奪う」という意味になります。

「~させる」という使役表現の役割を果たす”get”を使って、”get one’s cherry popped” と表現することもできますよ。学校の授業で習った記憶がある方もいらっしゃるかもしれませんが、”get+対象+受け身型の動詞”で、「対象を動詞の状態にさせる」という表現になります。つまり、”get one’s cherry popped” は、直訳すれば、「(自分の、あるいは誰かの)処女・童貞を、破裂させられた状態にする」ということ。これをシンプルに意訳すれば、「(自分、あるいは誰かの)処女を失う・奪う」となるのです。

では、このフレーズ、実践の場ではどのように使われるのでしょうか。

♡She told me she popped her cherry last christmas with liquid courage.
=彼女、去年のクリスマスに酔った勢いで処女を喪失したって言ってた。

♡I heard he is still virgin. I wanna pop his cherry.
=彼、まだ童貞なんだって。私が最初の相手になりたいな。

♡John got his anal cherry popped when he was 20 .
=ジョンは20歳のときにアナル・ヴァージンを卒業した。

ちなみにこの ”pop one’s cherry” という熟語、セックスに関する事柄に限らず、「初体験」とされることならば、何にでも応用できるところが味噌。

♡I popped my eating insects cherry at the party last night.
=昨晩パーティーで昆虫食を初体験しちゃった。

他に、表現のバリエーションとしては、”burst one’s cherry” や ”bust one’s cherry” といった言い回しもあるので、合わせて覚えておいてね。

ということで今回は、ロマンティックな空気に押されてちゃっかりヴァージンを喪失できるかもしれない……そんな夢のクリスマスシーズン到来に合わせまして、「ヴァージンを失う・奪う」を意味するスラング “pop one’s cherry” のお話でした!

白くてどろっとした、濃いぃいいぃホワイトクリスマスをお楽しみくださいね。

thx 4 reading♡ see u next time!!

記事一覧

もも奴

英語、フランス語、日本語のトライリンガル教育を受け、グローバルな幼少期を過ごす。 上智大学文学部英文学科、および同大学院文学研究科英米文学専攻にて、古英語、アイスラン...

PR

関連記事一覧