【語源調査】「ヤリマン」の本当の意味は?類義語も徹底調査
ごきげんよう。青子(あお子)です!
今回は未だAVでも人気である刺激的な言葉『ヤリマン』について掘り下げていこうと思う。
経験人数1人でもヤリマン
そもそも、ヤリマンというのはもちろん「ヤリまくりマンコ」の略称なのは明白である。積極的に性行為を行う女性のことを指す。
「ヤリ」というのは「やり手」の意味からかと思うが、発祥は不明だ。
しかし、一般的な「ヤリマン」というのは”不特定多数の男性と”積極的に性行為の関係を持つ女性のことを意味する隠語だと思われがちだが、どうもそうではないらしい。
上記の『積極的に性行為を行う女性』を意味するならば、たとえ1人の相手だけと積極的に性行為を行う女性であってもヤリマンと呼べる。不特定多数でなくとも、ヤリまくりマンコであれば誰でもヤリマン。元来はそういった意味合いだったそうだ。
だが現代では誰とでもヤる女=ヤリマンというものが浸透しているため、この言葉を使うならばそちらの意味で捉えていた方が無難である。
公衆便所という呼び方
『ヤリマン』の類義語としては、「サセ子(させこ)」「痴女(ちじょ)」「尻軽(しりがる)」などが有名である。
または「公衆便所」という言い方をするが、一気に中傷的なスラングらしさが強くなる印象だ。
実は日本ではヤリマンよりも遥かにこの「公衆便所」という蔑称の方が歴史がある。
江戸時代には主に愛人家業に勤しむ尻軽女を侮蔑する「手水組(ちょうずぐみ)」という言葉があった。本来はトイレの意味である。
そして明治4年、公同便所(公衆便所)が日本で新設されると1920年には「共同便所」が娼妓を侮蔑する隠語として使われるようになった。
そこから20世紀半ば、「共同便所」という表現は「公衆便所」にとって代わられるようになるとそれが一気に一般化したのである。
美しきヤリマン
以前紹介したアナルの語源では菊門という俗語に歴史があり風流だということはお伝えしたが、個人的にこの「公衆便所」に関しては歴史はあるが全く美しさを感じない。
なにか他に風流に感じる良い言葉はないだろうか。
探してみたところ、「閨(ねや)狂い」という言葉があった。
『閨』というのは寝室の意味であり、『閨事(ねやごと)』というのは寝室で行うこと=セックスを意味する。
なるほど”閨”という表現はなかなか美しさがあるのか、なぜかBL本のタイトルに多いのである。しかしこれは信頼できる。商業BL本は女子に売ろうと甘美な表題をつけがちだからだ。
また他には「淫奔(いんぽん)」という言葉もある。
“淫乱”とほぼ同義語だが、漢字のスタイリッシュさと「ぽん」という阿呆らしさのギャップがなんとも日本語らしく良い。アバズレやビッチなどよりも遥かに妖艶ではないだろうか。
男を惑わす悪い女という感じがするので今後はこれを使うのも良い。
ーーーちなみに私は”サセ子”という言葉を21歳過ぎてから知った。あやまんJAPANユースに加入した後である。
これを知っていたらぜひユースネームをあお子ではなくサセ子にしたかった感は6年近く経つ今でもたまに思う。すーぱーサセ子。すごいポップにヤれそうだ。
しかし今、上記の表現を知ってしまったので『閨狂い青子』に変えたい。うーん、これはカッコいい。
……そういえば、特盛いくぽんってメンバーいたなぁ。いまでも元気に牛丼食べているのだろうか。今彼女がいたら『特盛淫奔(いんぽん)』を、オススメしたい。
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