二十余年の腐女子人生、数多のジャンルを渡り歩きながら、薄かったり厚かったりする本を作風問わず読み漁ってきた。
筆者は基本的に、オリジナルであっても二次創作本であっても、カップリングとシチュエーションさえ好みにハマれば楽しく読めるタイプだ。
好きなキャラと好きなキャラが濃厚に絡み合っているエロ漫画を、「素敵だなぁ(保護者スマイル)」といったスタンスで読む。
確かに絵だけを見ればバチボコにエロいのだが、決してムラムラしたりそういった行為のオカズのためにBL漫画を読む、というのがどうにも理解できない腐女子人生だった。

今日までは。

というのも、この作品を読んで初めて「BL漫画でムラムラする」という体験をしたのだ。

「零落騎士様は剣よりデカクリがお好き」/ふはい鍋(宮浜りょう)


零落騎士様は剣よりデカクリがお好き

カントボーイになった主人公・ユエル

こちら、いわゆる「カントボーイ」という特異な身体となった騎士・ユエルが、そのカラダの隅々まであれやこれや開発されて…というお話。
カントボーイ(cuntboy)というのは、”体も心も男性であるものの、性器だけが女性のソレ”という属性を指す海外発祥の用語。
ふたなりと勘違いされる事もしばしばあるが、あくまでアソコのみが女性器なのであって、それ以外の心身は男性だという事を留意してもらいたい。

“ヌケる”描写がたっぷり!
ド直球にエロさを感じるセックスシーンの数々

怪しげな薬によって、カントボーイとなったユエル。
その上ただの女性器ではなくよりによって”デカクリ化”してしまった彼は、騎士団長の手でそのご立派甚だしいクリを徹底的に責められまくってしまう。
このクリ責め描写がとにかく生々しく、フルカラーなのも相まって非常に没入感を味わえる。
特に2本の細バイブで責められるシーンなんかは、振動まで伝わってくるような振り切った卑猥さに大変興奮した。
そもそもクリ責めというもの自体が女性向けR18作品では人気のジャンルなので、オカズ探しではもっぱらクリ責めモノを漁る!という方には特にオススメしたい作品だ。

BL漫画ではヌケない、なんてもう言わせない

「BL漫画はオカズにならないんだよなぁ」なんて思っている淑女の皆様も、この作品を読めば考えが180度変わること間違いなし!
実用性もしっかりありつつ、BLならではの肉体美やオトコ同士のムワッとしたカラミも味わえる、まさに一粒で二度おいしい作品だった。
現在Dlsiteがるまにでは脅威の26000DLを突破している超人気作なので、この機会にぜひ読んでみてはいかがだろうか。


零落騎士様は剣よりデカクリがお好き

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滝川クリヒロイ

あやまんJAPANユースライター部の滝川クリヒロイです。 三度の飯よりBLが好き、よく考えたら百合も好き。 筋金入りのサブカルエロ女が、今日も今日とてお役立ちバカエロコラムをお...

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