不倫遊戯vol.3 別れるタイミングが難しい

パートナーとお付き合いをスタートした当初はとても幸せだったのに、暫くお付き合いしていくとふと考えてしまうんです。この関係、一体いつまで続けられるのかなと…。

私の中では、セックスだけの割り切った関係を続けて、何となくマンネリ化してするのが苦痛になったらやめようと思っていました。ズルズル関係を続けるのは良くないですよね。

ところがです。人の感情って上手く割り切れないものです。女性は特にそうですよね。セックス後、さらにパートナーを好きになってしまうパターン。まさに私がこれです。

もう、全く割り切れない。彼が大好きで大好きでコントロール出来なくなっています。自分が既婚者だという事を完全に忘れて、彼とのセックス、デート、日常的なLINEにハマってしまって…。

元々大好きな男性だったし、セカンドバージンを卒業させてくれた人だし、セックスもかなり上手だし、彼といると優しくて幸せだから。絶対に別れたくないって、抱かれながら毎回思ってしまうのです。

浅井さんさんのセックスは、前戯がとても長くて、私の希望を全て聞いてくれます。

「ここは気持ちいい？」とか
「今日はどんな事したい？」とか。

セックス中にじっくり見つめてきたり、可愛いねって褒めてくれたり。挿入中も凄く優しい。

「痛くない？」
「気持ちいい？」

今までお付き合いしたのは挿入して直ぐ高速ピストンする人ばかりだったけれど…浅井さんは違うのです。

ゆっくり私の脚を開脚し、ゆっくり自分のモノを私の中へ挿入。
そして私の様子を見ながら暫くはモノを動かさずに私に密着。

その間、微妙に私のクリトリスと浅井さんの陰毛部分が擦れると、私の身体にビビっと電気が走ったような激しい快感が走ります…。

見つめ合ってお互いの手を握り合い、結合した部分を少しずつ少しずつ動かしながら浅井さんは、私の喘ぎ声に合わせてピストン運動を開始。結合部分からはいやらしい音と共に、愛液が溢れだします。とろけてしまいそうに気持ちいい感覚を感じながら私の喘ぎ声は段々と大きく荒くなります…。

浅井さんは、私が絶頂感に達するまで奉仕してくれて、自分がイッた後も優しく拭いてくれたり、腕枕してくれたり、マッサージしてくれます。
そんな彼の気遣いで私は段々と、身体も心も夢中になっていきました…。

ただ、現実を考えたら、いつか関係は解消しないといけないと頭ではわかっていて。

別れるとしたらどんな時？
どちらかがセックスしたくなくなる時、不倫がバレた時、パートナーが転職して引越しする時、彼に彼女が出来た時…。
自分が思いつくままに考えてみたけれど、結局全て最悪のシナリオになるんですよね。

嫌だ。
会えないのは無理。
セックス出来ないのはもっと無理。

これは婚外恋愛を経験するまで知らなかった感情です。こんなに切なくて辛いのですね。独身時代の恋愛感情と何も変わらないじゃない。もっと割り切って関係を保てると思っていたのに。

因みに私のパートナーは独身者。私と複雑な恋愛をするのではなく、同じ独身の方を選ぶほうが思いっ切り恋愛を楽しめると思うのです。考えれば考えるほど暗くなってしまいますが、先がある恋愛の方が楽しいですよね、やっぱり。

そんな風に思っているからか、彼とはケンカばかり。私の束縛や我が儘。相手もスケジュールを合わせるのが大変だったり、嫉妬したりとか。夫にバレたら大変ですから、お互いずっと怯えながら会っているのも、ケンカの原因になります。その度にお互いの気持ちを話し合い、また元に戻ったり。その繰り返しです。

今のところ、お互いに別れる気は無いけれど、不安定な関係だと感じているとは思います。とはいえ不倫恋愛ってそこもまた良いのですよね。官能ありき、非現実的な感覚が私は大好き。決して不倫を推奨する訳では無いけれど…世の中に、実らなくても一緒にいたいと思える関係があっても良いのではないでしょうか？

恋をすると、私、日常生活もすごく頑張れるみたい。だから別れのタイミングは、もしかしたら何かしらアクシデントがある時だとは覚悟しています。でもそんなエンディングは気にせずに、今の状況を思いきり楽しんだって良いですよね？実らない恋愛と考えるからたまに辛くなるけれど、実らせなくても良いわけで。この関係を堪能する事が大切だと考えています。

少し前にパートナーとケンカした後、別れ話になったのです。だけど数日後には私から連絡して、彼も連絡をくれてまた元に戻りました。これ、何回目でしょうか。もう数えない事にしています。

多分、お互い別れようなんて言わずとも、何となく必要なくなるというか…この人から沢山の愛情もらえたし、この人から学ぶ事はもうないという感覚になったら、自然と、何となく終わりになるのかもしれません。まだまだ私には大切な存在で必要な存在。セックスも思いっ切り楽しみたいなと思っています。