みなさんこんにちは!性に興味津々なあまり、10代の頃から調べに調べて眠れぬ夜を過ごしてきたアラサー女momoです。

これまで数回に渡って“世界のエロ”を紹介してきましたが、逆に、日本は世界からどのようなイメージを持たれているのでしょうか?
今回は、“日本のエロ”について深掘りしてみました。

日本はエロ大国!

日本は世界的に見ても、性産業が盛んな国のひとつ。日本の性風俗やAVなど、いわゆる“エロ文化”は世界に誇れるレベルとなっており、「日本=エロ大国」というイメージを持つ外国人も増えています。

実際に、有名なポルノサイト「Pornhub」が発表した統計では、2023年にもっとも検索されたワードとして“Hentai“、もっとも検索されたカテゴリには” Japanese”がランクイン。
“可愛い(Kawaii)”と同じように、“変態(Hentai)“という言葉がそのまま世界に浸透しているとは驚きですね。

ただ、日本語の“変態”と海外で使われる” Hentai“とでは、少し意味が異なるようです。
日本で“変態”というと、ちょっと変わった性癖を持つ人や性欲が強い人…というイメージ。さらに性的な意味でなくても、変わった人やマニアックな人に対しても「あいつは○○に対しては変態だからな〜」のような使い方をしたりしますよね。

一方で、海外では日本のアダルト系アニメや漫画、エロゲーなどの総称として” Hentai“という言葉が使われているのだそうです。
日本のアニメや漫画自体、世界に誇れる文化としてすでにイメージが確立されていますが、さらにエロという面でもそこまで人気が高いとは。
アニメ=子供向けというイメージが強い国からすると、日本の高い技術で作られたアダルト系アニメは、斬新で刺激的なのかもしれません。

さらに、エロアニメや漫画だけでなく、日本のAVも世界では大人気!
とくにアジア圏では、AVやアダルト文化が強く規制されている国もあることから、こっそり日本のAVを見る人が多いのだそうです。

インバウンドの強化によって、最近では日本旅行の際に風俗店を訪れる外国人も増えてきたのだとか。世界的に見ても、日本がエロ大国として認識されていることは間違いなさそうですね。

エロ大国なのにセックスレスに悩む日本人

そんなエロ大国でもある日本ですが、現代ではセックスレスや少子化が深刻な問題に。世界的に見ても、日本人の年間セックス回数は少なめです。
“エロ大国でありながらセックスレス大国”って、我が国ながら少し矛盾しているように感じますよね。

外国人の中には、AVで得たイメージから、日本人女性は全員、控えめなのにエロくてセックスが大好き!というイメージを抱く人もいるようで…
そりゃ、これだけ街中に堂々と性風俗の看板やトラックがあるような国なのですから、勘違いしてしまっても仕方ない気がします。

日本人女性というだけで期待してしまった彼らからしたら、日本が実はセックスレス大国で、セックスが好きではない女性も多く存在する…だなんて知ったら、ショックを隠しきれないことでしょう。

以前紹介した「乱交の歴史」からもわかるように、日本でもかつては性に奔放な人が多く、男女ともに開放的にセックスを楽しんでいた時代もありました。
しかし西洋化が進むにつれて、”世界に恥をさらす”という理由から禁止令が出されたり規制がかかってしまったりと、性がタブー視されるようになってしまいます。

後に規制はなくなりますが、学校での性教育が十分にされていない現状もあり、日本人にはどこかに「性=いやらしいもの・恥ずかしいこと」という価値観が、色濃く根付いてしまっている面があるのではないでしょうか。

AVや風俗といった性産業は独自の成長を続けていますが、そういった“商品としてのエロ”が発展を続ける一方で、一度根付いた価値観はなかなかアップデートされないまま。
最近では性教育に力を入れる教育機関も増えてはいますが、未だに「そこまで教えるのは行き過ぎている」といった批判の声もあり、性教育の中でセックスについて明確に教えることには難しさがあるようです。

一概にはいえませんが、日本に比べて性産業が盛んでない国でも、実際のセックスに対しては開放的であったり、セックスレスにならないよう意識的に工夫をするカップルが多かったりする国もあります。

というのも、海外では「セックス=愛」という考え方をする国がほとんどで、愛情表現の手段として大切なものだと捉えられているから。
愛し合っているからこそ二人でセックスを楽しむのは当たり前のこと。セックスレスは破局に繋がってもおかしくない大問題!と捉える国もあります。

その点、日本では「セックスレス=不仲」というわけではなく、セックスレスなのにめちゃくちゃ仲が良い夫婦や、セックスはあまりしたくないけれど軽いキスやスキンシップはする…というカップルもいます。
とくに結婚してしばらく経つと「家族だからセックスする気になれない…」という考えになってしまうのは、よく聞く話。
そういった日本の夫婦やカップルの在り方は、海外の人からすると驚きの文化なのです。

もっとナチュラルにエロを楽しんでもいい!

もちろん愛情表現としてのセックスを大切にしている日本人もいますが、セックス(エロ)と愛は別物と考える人が多いのが、今の日本の現状です。

AVや性風俗自体は、日本が娯楽やファンタジーとして築いてきた文化のひとつ。
素晴らしい文化ですし欠かせないものではありますが、愛情表現やコミュニケーションとしてのセックスはまた別物です。

現実で満たせない欲求をAVや風俗で発散できる。だからといって、そっちのほうが楽しいからパートナーとセックスするのはめんどくさい…という考えになってしまっては、エロ大国としてもったいないと思いませんか?

日本人女性のみなさんには「セックスやオナニーは何も恥ずかしくない、楽しいものですよ!」と声を大にして言いたいですし、「もう妻を抱く気になれない…」なんて言っている男性には「大切な妻こそ抱くべきやろが!」と喝を入れたい。

エロ大国である日本だからこそ、AVや風俗で満足するだけじゃなく、もっと日常的にナチュラルにセックスを楽しめる!そんな国になったらいいのになぁ…と思います。

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momo

頭の中はエロいことでいーっぱい!! 「性の伝道師」と呼ばれた青春時代。 アラサーになった今でも、溢れる欲求と好奇心。 性に貪欲なライターです。

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