AV業界裏話vol.37 衝撃!フェチ動画専門の制作会社の入社試験とは?【後編】
みなさま、おはこんばんちは♡
気づけば今年も残り少なくなってきましたね。
年齢を重ねるごとに、時間が経つのが早くなってしまうのはなぜなのでしょうか。
気づいたら今年も終盤で驚きを隠せません。
年齢には抗えない、竹あき嬢です。
やり残したことだらけで、今年中には終わらせることができないので、来年に持ち越します。
さて前回は、フェチ動画専門の映像制作会社の入社試験、午前の部について紹介しました。
今回は午後の部についてお話しますね。

うんちシーンの後のランチはもちろんカレー
午前の撮影が終わり、お腹もぺこぺこ。
待望のお昼ご飯の時間がやってきました。
ネットのうわさで、うんち系の撮影現場では昼食はカレーが多いと聞いていたのですが、本当にうわさ通りのカレー。
CoCo壱のカレーをスタッフみんなで頼むことになりました。
私はイカリングとチーズをトッピングした甘口カレーを頼みました。
(なぜか頼んだメニューをめっちゃ覚えています)
そして、さっきまで撮影に使用していたトイレに座ってお昼ご飯を食べます。
一見普通のトイレ個室だけどあくまでも撮影用なので、ドアもなくみんなが向き合えるんです。社員の方々と談笑をしながらいただきました。
今思い出しても、謎の光景。
実は通常の撮影時では、便器に座りながら食事することはありません。これは入社試験の特別仕様。
社員さんから、
「食べられない人は全然食べられないけど、やるねー。センスあるよー。」
とお褒めの言葉をいただき、試験合格へ向けてより一層気合が入ります。
カレーはカレー。お腹が空いたので、美味しくいただくことができました。
少しは嫌悪感など感じることはあるのかと思っていたのですが、自分でも驚くほどに脅威の適応能力を発揮し、己のセンスに感動。
気づけば、朝の撮影で浴びてしまったおしっこもそのままに、楽しくお昼休憩を終えたのでした。
まさかの、おもらしAVにエキストラ出演
午後の一番最初の撮影はお漏らしシリーズ。
会社で上司に怒られながら、おもらししたり、アイドルがオーディション中におもらししてしまったりする、うっかりおもらし作品。
おしっこをする女優さん以外は社員の方々が出演していて、様々な役をこなしておられました。
社員さんから出てみる?と言われ、もしやおしっこをせねばこの試験には合格できないのかと一瞬悩みましたが、ただの素人のため、不安をよそにエキストラ役の出演でした。
履歴書に英語が話せると書いたので、外国人プロデューサー役をお願いしたいと言われ、まさかのエキストラデビュー。
適当にオーディションっぽいことを言って怒っといてと指示を受け、本当に適当にプロデューサー役をこなすことに成功したのです。
オーディションを受けたことないので、何をするのかがわからず、オーディションだというのに好きなピーナツバターに合うものを聞き続けて怒ってみたのは内緒の話。
当時、ホワイトブリーチをした明るい髪色だったので、顔にモザイクをかけたら外タレ感が出ると高評価でした。
もし動画を見つけた人がいたら教えてください。
会社に出てる作品を教えてもらったのですが、忘れちゃったんです。
おもらしの撮影後はペットシーツを活用し、現場の清掃活動をしてこのシーンは終了。
おもらしの撮影って思いがけずもらす設定なので服を着たままなんですよね。だからお洋服が尿を吸収してくれるので、床に落ちるおしっこは放尿ものの半分以下。掃除しやすかったなあ。
汚れたお洋服はビニール袋に入れて、燃えるゴミへ。
どうしても再利用したいお洋服は、ビニール袋に入れて、し尿付きでも洗濯をしてくれる業者さんへ渡します。
その業者さんは老人ホームのシーツ、医療現場の制服のクリーニングも請け負ってくれる専門業者。
世の中にはいろんなお仕事があるなあと、ここでも感動します。
おなら作りのお手伝い
人生で初めての撮影現場で、刺激も多く疲れてきた頃、これが今日最後の撮影になるとの嬉しい報告をいただきました。
ラストはおならの撮影。
おならの瞬間をひたすら撮影する作品。
シュールすぎて、笑いを堪えるのに必死。おならって面白い。
おならを聞くと笑っちゃうのはなぜでしょうか。
AV女優さんが、色々な体制で放屁を繰り返していきます。
最初は服を着たままおならをして、徐々に脱いでおならをします。
15分ほどたつとお腹に溜まったガスが全て放出されて、おならが出なくなるので、ガスの補充が必要です。
アナル用のポンプで女優さんのお腹に空気を追加します。
最後の試験は、女優さんのアナルを優しくケアして空気を入れてあげること。
少しアナルをほぐしてあげないとアナル用のポンプが入りにくいので、社員さんに教わりながら、マッサージや保湿を実施。
あまりワセリンをつけすぎると、てかてかして撮影に支障が出てしまうので、適量を守りながら優しくほぐします。
うっかり目の前でおならを受けましたが、笑うのをグッとこらえて頑張りました。
爪もいつも短くしててよかったー。
あまり爪が短くて役立つことはないのですが、この時は大活躍。
そして無事に女優さんのアナルのマッサージも行うことができ、アナル用ポンプも挿入完了。おならを量産していただくことに成功しました。
長かった入社試験もようやく終わります。
朝6:00からところどころに休憩を挟みながら、夜22:00まで。
やり切ったという気持ちから、満足度の高い疲労感が襲います。
入社試験の結果は”合格”
試験会場となっていた一軒家は、まさかの会社、スタジオ兼社長の家でした。
最上階の社長の家に社員の方に連れて行ってもらい、いざ合格発表。
無事に入社試験を突破することができました。
この日の日当は15000円。
日当が出ると知らなかったので、嬉しいサプライズです。
有り難いことに「即戦力になるから、明日から来ていいよ」と言っていただきました。
ですが家が広島だったので、3ヶ月待ってもらうようにお願いし、上京。
なんと会社が上京費用を負担してくれました。
こうして竹あき嬢のAV業界裏方デイズが始まるのです。
ホテルに帰って気づいたのですが、おしっこを浴びた服を着替えていなかった。
1人になったら、急に不潔な気がして、お風呂もしっかり念入りに入り、汚れた服を家で洗濯するのもなんだかなあという気持ちになり、その時着てたものを全部捨ててしまいました。
さっきまでの非日常空間が自分の足を踏み入れる世界なのだと全く実感がわかない…
なんて当時は思っていましたが、入社後は花形のうんち部署に配属され、何度もエキストラ出演し、ふざけてうんちを投げてみたり、擬似うんちを作ったり、楽しい日々を送ってしまいました。途中からは衣装、小道具担当となり、主に衣装セッティングと擬似もの(偽の精子・うんち・おしっこ)作りがメインのお仕事。
途中でもっと有名な作品に関わってみたいと普通のAV制作会社に転職してしまったのですが、もし転職していなかったら、今も働いていたと思います。
特殊なことをやっている会社ですが、エロ要素は全くなく、変なことに全力で取り組むオンとオフのはっきり分けられたいい会社でした。
もしAV業界の裏方を目指す方で汚物耐性がある方にはおすすめです。
意外に知らない世界ってたくさんありますよね。
カスタマーの細かいニーズに応えるため、マニアックなことに振り切っているお仕事は楽しいかもしれません。
次回もよろしくお願いしマッスルスティック♡
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