AV業界裏話vol.36 衝撃!フェチ動画専門の制作会社の入社試験とは?【前編】
みなさま、おはこんばんちはーー♡
少しずつ涼しくなってきましたね。
旅が大好き竹あき嬢です。
最近、香港へ行ってきました。
思った以上に日本感が強くてびっくり。
アジアの国の中で、一番日本感が強いかもしれません。
私の持論なのですが、お米を主食とし、お箸でご飯を食べる国は似ている傾向があります。
(まだ30ケ国ほどしか行ったことないのですが、目指せ全世界踏破)
すき家、スシロー、ユニクロ、GU、マツキヨなど…何も持っていかなくても日本と同じものがどこでも購入可能。いたる所に、日本企業のパワーを感じました。
2018年に行った時より日本感が5割増しになっていて衝撃的でした。
旅に行くと色々な気づきがあり、やめられません。
AV制作会社の入社試験の時も同じことを思いました。
やっぱり実際に見て初めてわかることってありますよね?
というわけで今日は、私がAV業界に就職した時に受けた入社試験について紹介したいと思います。
入社試験は”ジャージ”またはそれに準ずる動きやすい軽装+着替え持参ください
私がAVスタイリストになる前、ADとして映像制作会社に就職した時のお話。
当時、広島で夜職をしていて、外見はかなり派手な感じでした。そろそろ正社員になりたい、でも髪色も服装も自由が良いと思い目をつけたのがアダルト業界。求人をマイナビで見つけました。
フェチ動画専門のAV制作会社で、スカトロ、ホラー系などのマニアックでディープな作品をメインに取り扱う制作会社。
興味津々で履歴書を送り、書類選考は突破し、すぐに入社試験を受けることになりました。
朝6:00に池袋の普通の一軒家に集合し、入社試験がスタート。
(とはいっても、入社試験を受けるのは私1人のみ)
「今日は一日スタッフとして、撮影現場で働いてもらいます」
「仕事をしてもらって適正を判断します」
「無理だと思ったら帰ってもらって大丈夫です」
と簡単に試験内容を告げられました。
手短に自己紹介をして、試験が始まります。
服装をジャージと指定されていたので、ある程度きつそうなのは予想していたのですが、想像以上に現実離れした、初めてだらけの経験でした。
ところがそれが私の現場デビューとなる記念すべき日になったのです。
広がる衝撃の光景にひるむな
撮影の段取りに関しては何の説明もなく試験は始まります。
最初の関門はおしっこ。
4人の女性がひたすら放尿するという謎の設定の作品の現場に、お手伝いとして借り出されました。
私はカメラのコードを持つ、カメラアシスタント補助の仕事を任されたのですが、人のおしっこをダイレクトに浴びてしまったのはこれが最初の経験。
コードが濡れないようにガードすると、どうしても自分にかかってしまうんです。
最初は少し「あらら」と思いましたが、途中からどうでもよくなってきました。
カットがかかった時に、自分にかかったおしっこよりコードなどの機材や床の清掃をしていたら、監督に褒められ第一段階はクリア。
もっと何か不快感を感じるのかと思いましたが、思った以上に、何の抵抗もありませんでした。
それどころか自分の思い描いているエロとの差がありすぎて、非現実的でこれから待っている知らない世界にわくわくがとまりません。
スカトロ撮影はトイレにひたすらラップを貼る
次の試験はうんち。
うんちの盗撮ものの撮影チームの試験に移動しました。
撮影用の一軒家には10個以上のトイレが並んでおり、トイレ盗撮用のスペースが完備されていました。
きれいにうんちシーンを撮影するために、便器内にラップを貼っていきます。
便器内にぽちゃんと落ちてしまわないように、ラップで沈まないように加工するんです。そのアイデアに脱帽しました。
社員の方に教えてもらい、便器内にひたすらきれいにラップを敷いていきます。
隙間のないよう、シワが出てラップを敷いているのがわからないように、丁寧な作業が求められます。
撮影の裏側に感動しながら、1時間以上時間をかけて、無事にきれいに便器のラップ加工が完了。
そしてラップ加工した便器に小型カメラを3つずつ仕込み、女優さんがスタンバイします。
女優さんが踏ん張っている間は、休憩時間。
モニターで撮影動画を確認します。
休憩中は社員の方と談笑し和やかな雰囲気だったので、やっていることは謎だけど、いい会社だなあと実感。
皆さん別に性癖が変わっているわけではなく、排泄物がゴミではなくお金になるなんて面白いと思って入社したと話している人もいて、感銘を受けました。
一番儲かるのはうんち系の作品で、ニーズに比べて圧倒的な供給不足。
なので作れば作るほど、飛ぶように売れるそうです。
必ず誰もがする排泄物が、使い道次第で大金を生み出すなんて面白すぎ。
全員に受け入れられることは決してないけど、マニアック層から絶大な支持を受けることができるこの業界に、自分のマイノリティとしての生き様を重ね、絶対に就職したいと胸を熱くしました。
AV女優さんの排便の撮影が終わったら、小型カメラを回収し、ラップごとうんちを回収して燃えるゴミへ。
ティッシュはなかった…
ティッシュを使うとうんちが隠れてしまうので、女優さんたちはあとでお尻ふきでキレイにふいているのでした。
(後で知ったのですが、このトイレは全て撮影用で水は流れません)
でも発想を転換して、ペットのうんちと同じだと思ったら、特に苦ではありませんでした。
ただラップごとうんちを回収するだけ。猫や犬のトイレと一緒。
くさいけど、自分のうんちと似たような匂いでみんな同じなんだと、感動すら覚えました。
おしっこ、うんちの撮影で午前の部は終了。
今まで他人の排泄行為は見たことがなかったので、もっと衝撃を受けるかと思っていたのですが、何も思わない自分にびっくり。
仕事ではなく、急にそういう場面に出会ったら絶対にびっくりしてしまうに違いないのだけど、仕事というフィルターを通せば、最強になれる。
まだ入社試験段階でしたがプロ意識が目覚めた瞬間でした。
こんな仕事ができたらおもしろいだろうなあと、初めて経験する全てに感動。
入社試験の後編については次回に続きます。
特殊な業界だと、適性検査はすごく大事。
体験してみることで向き不向きがわかるので貴重な試みです。
次回もよろしくお願いしマッスルスティック♡
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