AV業界裏話vol.29 AD必見。アダルト業界ならではのADバックの中身とは。
皆さま、おはこんばんちわ♡
旅が大好きな竹あき嬢です。
2年前から突如温泉にハマり、私はタトゥーが入っているので、それでも入れる温泉を日々探し歩いております。意外にたくさんあるので全温泉制覇を企てています。
ところで、それぞれの業種ならではの必需品ってありますよね。
持ち物でその人のお仕事が大体わかることも。
さて、AV業界の入口に立った制作スタッフが一番最初に就くポジションのAD(アシスタントディレクター)。
テレビ業界とは全く違う、AV制作会社のADならではの持ち物があるんです。
今回は一味違う、ADバッグの中身を紹介していきますよ。
これからAV業界に入る方はもちろん、全然関係ないお仕事をされている人にも何かしらプラスになる情報があるかもしれません。
ぜひチェックしてみてくださいね。
基本はボディバッグ
ADさんと言ったら、全業界でこのタイプのバッグを前にかけていると言っても過言ではないでしょう。
バッグの紐の部分にテープ類をストックするのは基本中の基本です。この点はAV業界も同じ。
ADバッグは写り込みをしないように、黒やネイビーなどの暗い色がおすすめです。私は業界に入った当初は知識がなく、総スパンコールのハデハデバッグを使用していました。日光に照らされると反射して光り輝いてしまい、映像に写り込んでみんなに迷惑をかけるので、以降は地味めのバッグに変更し長く愛用していました。
ADが必ず持たされるたくさんのテープ類は、私は移動の時以外は左腕に全部通していました。
バッグを重くすると肩が凝るので、利き手ではない腕にテープ類をはめるのがおすすめです。頑張れば、4本ほど太テープをはめることができますよ。(その場合は腕が動かしにくくなります…)
基本のテープ3種
養生テープ
→これが一番大事。スタジオを傷つけることなく小道具を優しくくっつけます。
養生を貼って名前を書けば、物の仕分けにも目印にもなるので便利。
養生テープはグリーンのものより白いものの方がAV現場ではメジャーです。¥
・両面テープ
シーツをとめたり、衣装の裾を直したり、ずれ防止に大活躍。
安全ピンはもし刺さってしまったら危ないので、現場では極力人に触れるところには使いません。
「りょうめん」と呼ばす、麻雀読みの「リャンメン」と呼ばれています。
・布テープ
黒い布テープが一般的。手でちぎれるテープなので、カメラ機材の蓋などをとめたり、クランプを固定する時に使います。このテープは使用頻度が低いので忘れても特に問題ありません。値段が高く盗まれることも多いので、人のを使ってやろうと思っているADもいるくらいです。
基本的にテープ類は会社からの支給品ではなく、自身で用意します。一本のテープの値段も張るので、盗まれないようにしっかり自分の名前をテープの輪の中に書いておきましょう。盗まれたり他人に使われがちな高いテープは隠し持っておくのがオススメですよ。
テレビ業界では出演者の立ち位置などを指定するためにテープを貼ることがあり、それをバミリと言います。ですので一般的な業界のADさんはバミリ用のビニールテープなども持ち歩くようですが、AV業界ではバミリ行為は今まで一度も見たことありません。
バミリテープに憧れます。
気になるADバッグの中身
一般的なADバッグの中身はハサミ、メモ、ペン、油性マジック、ホッチキスなどの文房具系がメインなのではないでしょうか。
あとは、虫除けスプレー、ウエットティッシュ、バンドエイドなどの衛生用品。
そのほかにも撮影する現場によって、ロケハン用のカメラ、予備のバッテリーなどたくさんの荷物をボディバックに詰め込みます。
仕事のできるADかどうかは何を持っているかで決まるので、ADバックを見るだけで一目でわかります。
余談ですが、私は仕事できない系ADだったので、いらない物ばっかり持っていました。
メインは長時間働く自分用のケアグッズ。いい匂いのハンドクリームや、本、むくみとりソックス、おやつなどでいっぱいで、文房具はペン系しか入れていませんでした。
そんな私でもADバッグに必ず入れていたAV業界ならではのアイテムがあります。
一般のADは持ち歩いていないし、もし持ち歩いていたらセクハラ目的で間違いありません。
・コンドーム
必須アイテム。
もしアダルト業界でADをやることになったら、ゴム製の一般的なものから、0.01mのラテックス素材など様々な種類のものを10個程入れておきましょう。よく使うので出しやすいところに入れておくといいです。
絡み(セックス)ごとにパッケージの上をちぎってすぐ出せるようにして、バッグの紐や、服の裾にクリップでつけておき、男優さんがコンドームをつけやすくします。
人によって好みのコンドームが違うので、男優さんごとにコンドームを分けて準備するのが仕事のできるAD。
・ウェットトラスト
通称ウェットラと呼ばれる潤滑剤です。女優さんの濡れが足りない時など、頼まれればあげることも多々あります。シーン中に乾いていて痛いというサインを女優さんが出した場合、顔のアップを撮影している隙にまんこに挿入します。
バッグ内でウェットラが開いてしまうと、ねっとりびしょびしょになるので要注意。
・ピンクローター
なぜか全員持っている。
ローションやお風呂で濡れたりして壊れることも多く、備品に予備もあるのですが念の為に持っています。
ただずっとバッグの中に入れているので、あまり状態がいいとは言えず、使っているのは見たことありません。
おもちゃを使う際は、使用前に丁寧に洗浄するため、バッグの中のローターはなかなか出番がないのですが、お守りのようにみんな持っています。
おもちゃを動かすため、単3、単4電池も必須アイテムです。
・生理用品
生理時の経血を吸収する以外にも、なんでも吸収してくれます。
大体は紙コップの中にナプキンを貼り付けて、精子を吐いたり、うがいを吐いたりしたものを受け止めてこぼれないようにして燃えるゴミへ。
撮影スタジオには女子スタッフがほとんどいないため、生理用品を捨てるところがないのですが、女優さんも制作スタッフも普通に現場共用の燃えるゴミ入れに捨てています。
慣れってすごい。
今回はAV業界ならではのADバッグの中身を紹介してみました。
そのほかにも寒い時期ならホッカイロ、暑い時期なら汗拭きシートなど、相手のことを思いやり、痒いところに手が届くアイテムを揃えることができたらいいですよね。
スタイリストのバッグについてもまたの機会に紹介していきたいと思います。
次回もよろしくお願いしマッスルスティック♡
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