こんにちは。元風俗嬢で、現在はアダルトライターをしている百花繚乱です!

当時、重い精神病をこじらせて昼職ができないという、ドメンヘラ女だったわたし。夜な夜なおこなわれる過剰サービスが名物という、風営法違反もはなはだしい違法セクキャバで働いていました。

しかしそこさえも警察の摘発が入って潰れてしまい、次に選んだ職業はというと、デリヘル嬢。ドメンヘラ悪化は避けられないだろうなと思いつつ、生きるためのお金がなく、本当に困っていたのです。

昔はラブホ街に風俗求人冊子が置いてあったんだよ

今ではデリヘル嬢を始めようと思ったなら、スマホでパパっと検索できます。風俗求人サイト(例:バ〜〇ラ、バ〇ラで高収入〜♪など)も、いっぱいありますもんね。

でも昔は、ラブホ街に風俗求人冊子が置いてあるのが通常でした。だからわたしはラブホ街を回って、数種類のそういった冊子をもらってきたのです。思い返せばアナログだなあ…。

目ぼしい求人ページに印をつけ(本当にアナログ)、思い切って電話をかけたところに即日面接に行きました。一店目で運よく受かり、そのまま体験入店をすることになります。

風俗業界未経験なのにAFが得意?

年齢的に、若い子が勤める学園系やギャル系デリヘルなどは既に無理だったので、まずはお姉さま系のデリヘルに入店しました。

「本格的な風俗は未経験です」と申告したところ、風俗業界未経験者はお客さまから歓迎されるので、お店はわたしをピュア系で売り出そうと思ったのでしょう。

デリヘルでは、自分が可能なプレイとできないプレイを選択できます。有料オプションというやつですね。

そこで、プロフィールを作成するためのアンケート用紙に可能プレイを記載していたわたしの目に飛び込んできたのが、『AF:8,000円バック』の文字。AFとは、アナルファックの略です。

え!アナルファックって通常のプレイ料金にプラスして、8,000円ももらえるの?

すぐさまAF欄に『◎』と書き込み、意気揚々と体験入店したわたしでした。風俗業界未経験との売り出し文句なのにもかかわらず、有料オプションだけはすべて◎だという、意味不明で銭ゲバなデリヘル嬢。

面接スタッフさんはわたしの書いたアンケート用紙を見てびっくりし、目を白黒させていました。

入店したデリヘルはお姉さま系のお店

さてそこのデリヘルですが、なぜわたしが受かったのか分からないくらい、きれいな女性が多かったです。

待機室で、女優の井〇遥さんにそっくりの匂い立つような美女を見つけたときには、腰が抜けそうになりました。

しかも遥さん(仮名)は売れっ子なのに性格まで良くって、新人のわたしに優しく話しかけてきてくれたのです!女でも惚れちゃいそうだわ。

数週間が経ち、だんだんとお店にも慣れ、AF得意嬢ということでネット指名が結構入るようになってきましたが、本指名(リピーター)はまだまだでした。

そのころ、待機室で遥さんが私に近づいてきて、妙なことを耳打ちしてきたのです。

「ねえ、百花ちゃんって本当にAFやってるの?」

遥さんもAF可能なはずなのに、なんでそんなことを聞くんだろうと思ったのを覚えています。

そのお店では、AF=本番の隠語だったらしい!

そのとき、わたしにコールが入り、本指名のお客さまからのお仕事がきました。入店してから、初の本指名です!やったーー♡

嬉々としてフロントに行くと、スタッフさんから衝撃の言葉を告げられました。

「入店してもうすぐひと月経つのに、本指名客が少なすぎるから、明日から来なくていいよ。あ、今回のお仕事はこなしてね」

呆然としながら本指名さまの待つラブホに行って、クビになってしまったことを告げました。

すると言いにくそうに、「あ~…百花さんはAF可能ってあるのに本番させてくれないから、なかなかリピーターがつかないんだと思うよ」と!!

なんと、そこのお姉さまデリヘルでは、AF可能=本番可能だというのが常識だったのだそう。(※すべてのデリヘル店に当てはまるわけではありません)

ということは、あのきれいで優しい遥さんも??デリヘルで本番って違法じゃん…。そう思うわたしが、真面目すぎるのか?

最後のお給料を受け取って、しょんぼりと帰路につきながら、風俗業界の闇をひしひしと感じてしまった百花繚乱でした。

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百花繚乱

元底辺ドメンヘラで、現在は夫が大好きな幸せ人妻。 いろんな風俗店を転々とした暗黒時代を、持ち前の明るさでおもしろエロく綴ります! 皆さんのHappyライフへのヒントになれます...

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