自称港区在住のギャラ飲みで月収100万円稼いでいるというレナ氏。細くて可愛いらしいがちょっといろいろと古い。ギャラ飲みするイケおぢを50人以上抱えていると豪語している。けど…
 
彼女との出会いはギャラ飲みというよりもパーティ。人数はマックス30人はいたかな?明確にギャラはないけど、パーティにきているメンズと仲良くなって二次会とかで頑張ってタクシー代もらいましょう!みたいなかんじのとこでした。


たまたまトイレに行ったときにレナちゃんに話しかけられました。「ギャラ飲みよく行くの?」と。「呼ばれたら結構行きますよ~」というと、彼女はギャラ飲みだけで月収100万円稼ぎ、ギャラ飲みが多すぎて呼ぶ女の子が足りなくて困っているから是非誘いたいとのこと!
私はとにかく金欠だったので二つ返事で「お願いします!」といいました。

そして一週間後。レナ氏からギャラ飲みのお誘いがきました。
新宿歌舞伎町で2時間1万円で延長はまた随時‥という感じ。

ドンキで待ち合わせて彼女をみてビックリ。か、格好が…古い。私もファッションセンスはよくはないけど、にしても「それ何年前に流行ったっけ?」という服装で登場。
ニーハイソックスに見せるタイプのガーターベルトにショートパンツ。そしてストライプのシャツにミニネクタイ。ビンテージとかじゃなくてだいぶ前に流行りすぎて、もう誰ももっていないクッタクタのブランドバック。髪はドギツイ金髪でパッサパサだし、シャドーは水色。
まぁ年上だしね…と思っていたときに「さりぃちゃんていくつだっけ?」と聞かれます。正直に「30です(当時)」というと「結構いってるね、私は27だよ」というのでビックリ。結構フケ顔なのかな~・いやぁどうみても年上なんだけど…。

すると「あ!社長~♡」とレナ氏はいきなり小走り。男性もドンキ前で集合なんだ…と思って見た先にいたのは寅さん風のおじいさん。え…こ、この人とギャラ飲みするの?お金払える?と一抹の不安が。なんかパッと見、お金がなさそう…。
すると寅さんは「もうみんな集まってるで」と後ろを指差します。するとそこにいたのは男女約15名。こんな底辺がいうのもあれだけど、本当に誰一人として冴えた人がいない奇妙な容姿の人々。しかもドンキ前に17人で集合って今からバスでも貸し切って温泉旅行かよ…と、もう既に帰りたくなっていると、レナ氏が「いつものとこ予約してあります」と声をあげます。

見た目はあれだけど、美味い飯が出てきてギャラが出るんならいいか…とトボトボついて行くと、え?!?!思わず二度見しました。なんと行った店は○民…。ほんとうに大学生ぶりでした。もう金いらんから帰ろうかな、と思っているとレナ氏が誰がどこに座るようになどの指示を出します。

ギャラ飲みだから男性の隣に座るのはわかる。でも総勢15名。もうね、○民の大きな座敷でもギューギュー。大学生の新歓コンパでもこんな寄り添わないだろうってくらいの密着度。
とにかく帰りたくてしょうがなかったけど、もう帰れない。2時間我慢してさっさと帰ろう、と気持ちを切り替えいざ乾杯するか!とメニューをみようとすると、すかさずレナ氏が「社長!こっちの方が安いですよ!」と料理と飲み放題3時間付き2800円コースを注文しました。ギャラ飲みでこのコース…?
ご飯代を安くすませてギャラ上乗せになりますように!と心の中で願いながら「ビール!」というと、レナ氏から「ビール付き飲み放題は+1000円になるので辞めてください」とLINEがきました。とんでもない早打ちで若干関心しつつも、ビールも頼めないのかとさらに落胆しました。

とりあえず会ははじまりレナ氏は寅さんの横にピッタリ。なんとなく話を聞いていると寅さんは某大手の制作会社の会長とのこと。レナ氏は繋がりたいK-popアイドルがいる女の子にいかに寅さんがすごいか必死に話していました。
寅さんもなんかそれっぽい話はしてましたが、多分全部嘘。なぜなら彼には歯が数本なかったからです。さすがに○民チョイスで歯が何本もない社長なんて聞いたことがないッス。

ほかの参加者もお世辞にもハイスペとはいえない集団でしたが、レナ氏は自作の【ギャラ飲みマッチングしてます】みたいな胡散臭い名刺を配りまくってました。
寅さん以外も一応芸能関係者といっていたので、売れないタレントの子たちはそれなりに媚を売っていました。私はひたすらニコニコしてごぶごぶ酒を飲んでいました。
そしてやっと3時間がすぎ「帰れるぞ!」と思った瞬間、寅さんは「延長しようや!」と言いだします。嘘やん…とレナ氏を見ると「はい!もちろん!」と満面の笑み。私や他の女の子は死んだ魚の眼をしていました。

その後、ダラダラダラダラ延長して、なんと5時間!!
もういい加減にしてくれ…と思ったところでやっとお開きに。
そこで酔った寅さんが私の横にきて「お前レナの後輩か?」と聞いてきたので「私3つ年上です」というと「お前48歳なのか?!」とものすごく驚かれました。「え…いやレナさん27って聞きましたが」と困惑している私に寅さんは小声で語りだしました。

レナさんは実は45歳で子供が1人るバツイチ。ほぼ千葉のギリギリ東京に住みながら、近所のスナックでバイトしていると。ギャラ飲みをしている港区女子に憧れて、こうやってたまに新宿で地元スナックの客を集めて「店より安く飲めるよ」といって飲み会を開催しているそうです。本当は港区で開催したいけど、お客さんたちがさすがに港区は遠すぎるので毎回新宿の○民を使っているそうです。
寅さんの社長設定ももちろん嘘で全てレナ氏の指示。本当はみなさん普通のサラリーマンや定年退職したおじいちゃんらしいのです。

その日のギャラは1人5時間1万円。大体のギャラ飲みは2時間1万円でその後30分延長ごとに5千円は追加でもらえるので本来は3万円は欲しいところですが、寅さんのぶっちゃけ話を聞いた手前そんな請求はできませんでした。
それからもレナ氏からは何回もギャラ飲みの誘いがきましたが行きませんでした。コスパが悪いっていうのもあったけど、さすがに毎回これはシンドい。

レナ氏まだ○民でギャラ飲みしてるのかな…。

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吉沢さりぃ

ド底辺グラドル兼ライター。 毎日酒を飲み、たまに乳を出し、文章書いてなんとか生きてるアラフォー。 晩酌と推しに課金することが生き甲斐です♡♡

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