こんにちは、キンタマ★スターです。男性はジェットコースターに乗るなどの恐怖体験をしたときにキンタマがヒュッと縮み上がるような感覚になるそうですね。それを聞いてから私も怖いことに遭遇した時はイマジナリーキンタマが縮むような気がしています。

それはさておき、中イキ。実はまだ経験できていません。なぜ私は中イキできないのかをじっくり考えてみたところ、どうやら私には集中力が足りないのではないか、と。

過去を振り返ると私はどうやらスソガ(ワキガ臭のする金玉)やら弁当やら、ひとつ引っかかることがあるとそればっかりが気になっておセックスに集中できなくなるのである。

セックス中に集中力を妨げるものとは?

スソガや弁当以外にも、セックス中に男性が「フーン、フーン」という変な喘ぎ声を漏らしたり、相手の発汗量が異常で正常位でセックスしていると小雨に降られたくらい濡れたりするなど気になることが多々あったものの、やはり一番気になってしまうのは時々出会う、アレである。

アレ。それはボディーに描かれている消えないお絵描き。いわゆるタトゥー、刺青である。ワンポイントでバラやらハートに剣が刺さっているやらのタトゥーならまだ「わあ、オシャレさん」と思って気にならないのだが、時々背中一面に和風の桜やら鯉やら大胆なデザインががっっつり入っている人に出会うことがある。

刺青を入れること自体は自由だし、実際目にすると美しいとすら思う。しかし大抵背中一面にがっつり入っている人は服を着ている段階ではいたって普通の男性で、脱いでみたら「アラびっくり、ガチ刺青!」となるパターンが多いのである。

そのアラびっくり感が私のセックス中の集中力を妨げているといっても過言ではない。はず。

そこで今回は私が初めてガチ刺青の男性に出会った時の話をしようと思う。

出会いはチャットアプリ

彼と出会ったのは数年前の真夏。きっかけは某チャットアプリだった。チャットアプリというのはマッチングアプリのお手軽版みたいなもので、男女ともに無料で利用できるし、マッチングを待たずに気になった人とはすぐチャットで話せるので暇つぶしによく利用していた。

彼も私と同じように暇つぶしにチャットアプリを利用していて、たまたま住んでいる地域が近かったので一度会ってみようということになり、彼の車でドライブに出かけることに。

会ってみると非常に人のよさそうなぽっちゃり系の男性で、「喉乾いてない?」「冷房強くない?」など気遣いもできるうえにユーモアのある人。

あてもないドライブ中にかなり会話も弾んだので、すっかり意気投合してしまい、次はホテルにでも行こうか、なんて約束をしたのであった。

「キンちゃんMでしょ、拘束プレイしてあげるから次は色々持っていくね!」と言い残し、彼は颯爽と走り去った。

ホテルへレッツゴー!しかし…

約束の当日。彼は仕事に行くと言って家を出てきたのか、ビジネスシャツにスラックスといういかにもサラリーマンスタイルで現れた。そしてドライブがてら、彼がいつも浮気をするときに利用しているという隣りの市のホテルへゴー。

途中のコンビニで彼が私のために酒やつまみを買ってくれて、優しくてステキ!とキュンキュンするチョロいキンタマ★スター。

しかし「ここだよー」と到着したのはなんと、森の中にあるめちゃくちゃ古いラブホテルであった。ホテルのフロントで鍵を受け取ると、なぜか1回中庭(もちろん屋外)に出てから部屋に向かう謎のシステム。雨の日はどうすんだ。

外の風がそのまま入ってくるせいか、廊下の床板がベロベロにめくれていたのをよく覚えている。しかし客室に入ってみると意外とキレイで、いかにもラブホ!という下品なポップさのない、落ち着ける雰囲気。

いつもの習慣(不倫慣れ)で「シャツとズボン、皺になるからハンガーにかけようか?」と聞いたものの、彼はスラックスだけを脱いで渡し、頑なにシャツは脱がない様子。

長袖なのに暑くないのかな、冷房に弱いのかしらと思いながらも、特に追及せずソファに腰かけてお菓子を食べたり、おしゃべりをしたりしていた。

いい頃合いで「じゃあそろそろシャワー浴びるね」と私が先にシャワーを浴び、バスタオル一枚で出てきても、まだきっちり長袖シャツを着ている彼。長袖シャツにボクサーパンツってなんか変な格好だな、と思いながら私と交代でバスルームに向かう彼を見送った。

私を呼ぶ声、それは…

彼がシャワーを浴びている間、ソファで酒を飲んでくつろいでいると、突然バスルームの方から「おーい!キンちゃん」と私を呼ぶ声がした。
背中でも流して欲しいのかな?と私はすぐさまバスルームに向かい、「なあにー?」と脱衣所のドアを開けたのだった。すると…。

「シェ、神龍……!」
思わずそう呟いた。なぜならバスタオルで身体を拭いている彼の広い背中いっぱいに、躍動感あふれる大きな龍が描かれていたからである。

神龍が出現したということは、ドラ〇ンボールが集まったのか?少なくともこの場所にボールは彼のキンタマ2つしかないはずだが。

「え、なんで入ってきたの!?」
慌てる彼。呼ばれたから、と答えると、呼んでないよ!と叱られる。

「怖がらせたくないから、ずっとシャツを羽織っておこうと思ったのに…」ちょうど神龍の顔の部分を拭きながら彼は申し訳なさそうに言った。

「なんか、ごめんね…」
私はすごすごと脱衣所から出る。しかしえらい派手な刺青だったな…。神龍だし。もうこの時点で気になって仕方ないキンタマ★スター。

初めての拘束プレイ

刺青を見られて開き直ったのか、もうシャツを羽織らずバスタオル一枚で出てきた彼は、にっこり笑って言った。

「まあ気を取り直して、拘束しよっか!」
気の取り直し方が半端じゃねえ!そう思いながらも何も言えないキンタマ★スター。彼が自分のバッグからかなり丈夫そうな結束バンドを取り出すのを見て、ますます何も言えなくなる。

「はい、手を出してー」
言われるがままに両手首を差し出すと、あっという間にきつく結束バンドを巻かれ、おまけにアイマスクも装着させられる。もしかして私このまま、熟女ソープとかに出荷されるのかな…。そんな不安が頭をよぎる。

「じゃあ、始めるね」
アイマスクで何も見えない状態のまま体に巻き付けていたバスタオルを奪われ、ベッドに転がされる。結束バンドが手首にギチギチに食い込んでいるので、なんの抵抗もできない。

すると間もなく頭上からブゥゥゥゥン!と激しいモーター音が聞こえ、「あ、電マか」と私が判断すると同時に股間にあてられた。

「ん“ん”ん“…っ!!!」
アイマスクで視界を遮られ、感覚が過敏になっているからなのか、中イキできないくせにクリでは即イキ。なんと彼の電マの当て方がもう電マ職人と呼びたくなるほど絶妙で、ちょうどいいポイントばかり責めてくるので泣き叫びながら爆イキを繰り返してしまう。

これはもしや、中イキもできるのでは…?アイマスクの中で一筋の希望の光を見出すキンタマ★スター。なんにも見えないし爆イキしているしで、彼が神龍を背負っていることは忘れかけていた。

「そろそろ入れていい?」
さんざん電マでイカされてぐったりした私に彼が尋ねる。何も言わずにうなずくと、彼は「入れてる時は顔が見たいな…」と言ってそっと私のアイマスクを外した。

神龍再び降臨!

「あ…!」
正常位で挿入されながら、ふと天井を見上げて息を飲む。なんと天井にはラブホにありがちの大きな鏡が貼られていて、そこに思いっきり彼の背中、つまり神龍が映っているのである。

彼がピストンするのに合わせ、うねる神龍。反り返る神龍。私の脚に挟まれる神龍。やっぱり気になる、超気になる!だって神龍だもん!

彼のちん〇こはデカすぎず小さすぎず、とってもいいちん〇こだったのに、結局背中の神龍が気になって中イキはできずに終わった。

せめて服を脱ぐ前に、「デカい刺青あるよ」と言ってくれたらここまで気にならなかったかもしれない。いや今回は私が勝手に見たんだけど。

その後結束バンドを切って貰い、ベッドでピロートークをしながら背中の神龍に触らせて貰った。神龍は意外とスベスベしていた。

ここでひとつ、提案。私のように不意打ちの刺青が気になっちゃう人や、「ちょっと怖いな…」と思う人もいるので、デカめの刺青を背負っている人はセックスの予約をする前に、相手に「刺青あるけど大丈夫かな?」と聞いてみてはどうだろうか。

最近はマッチングアプリのプロフィールに「タトゥーOKの人のみ」とか書いてる人もいるしね。私も最初に「刺青あるよ」と言われてたらあんまり気にならないタイプです。

しかし彼の後、何人か刺青の人に出会ったものの、最初に刺青アナウンスをしてくれた人は一人もいません。その人たちのお話はまた別の機会に。

そんなことより、彼がシャワーを浴びてる時に私を呼んだのは誰?よく考えると刺青よりそっちの方が怖い!古いラブホだけに余計に怖い。

ヒュッとするような恐怖体験も乗り越えて、キンタマ★スターの中イキの旅はまだまだ続く。


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キンタマ★スター

関西の恥部、キンタマ★スターです。 好きなものはからあげとご当地ソフトクリーム、きんたま。 未だ経験したことのない中イキを追い求め、いつか来るその日のためにトレーニングを...

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