【エロ用語講座】「アヘ顔」の語源とは？海外でも人気”Ahegao”の意外な由来

ごきげんよう。青子(あお子)です！

紳士淑女の皆々様は、今日も元気にアヘっているだろうか。
……え？待って、ーーー『アヘ』ってなに？
至極自然に日常会話に出てくる気がするけど出てこない「アヘ」、そしてそれに伴う「アヘ顔」。一体どういった経緯で生まれたのか。調べてみた。

そもそも『アヘ顔』とは、性的表現の「アヘ」の状態の顔のことだ。
言語化するならば、”白目・もしくは極限に黒目が上まぶたに到達した状態で、だらしなく開いた口から舌やよだれ等が覗き、強い快楽に溺れた様をやりすぎなくらい大げさに表現した顔”だ。

男性向けアダルト作品ではより魅力的なイキ顔を魅せることがとても重要だが、イキ顔の中でも最高に正気を失っている状態を表現しているのがこのアヘ顔なのである。

……ではそもそも「アヘ」とはなにか？どこから来たのか？

これには非常に多くの説があり、どれもこれが正解なのだと言わんばかりの自信に満ち溢れている。
そのため私が見て特に信憑性があったものから順に紹介していこうと思う。

由来①『喘ぎながらヘェ〜って顔をしてる時の声』説
エロ用語にあるあるな、特に大きな意味はない！自然の摂理！というぶん投げ説である。
上記の参考イラストのような状態の表情になっている際に何か身体に刺激を受けると、舌を出している関係上「ヘェ〜」という声になるのは予測がつく。
そして、身体に刺激を受けると自然と出てしまうのは赤子のときより皆同じ「あ」ではないだろうか。
それらが連続的に一つの発音として口から出るならば「アヘェ〜」。
人間としての尊厳がほぼ無い状態の人語としての意味を保てない語音。つまりこれが「アヘ」である。

由来②『寛平師匠のギャグ』説
間寛平さん。日本のお笑いタレントであり、喜劇俳優である。
吉本新喜劇のスターとして関西で絶大な人気を得ており、「ア〜メマ!」「かい〜の」などのギャグで有名な芸人さんだ。
そんな彼のギャグの一つに「アヘアヘアヘアヘ…」という言葉を繰り返すものがある。
おそらく阿呆キャラとしての確立のためわかりやすい表現として生まれた言葉だと予測できるが、これがかの「アヘ」の始まりであるという。
快楽に阿呆になってしまう……アヘアヘアヘアヘ……アヘェ〜！といった具合で繋がっていった説だ。

由来③『ヤバい薬から来てる』説
「アヘ」と聞いて『阿片(あへん)』？と思った方は少なからずいるのではないだろうか。
阿片とは、ケシの実の果汁を干して採取した物質である。 鎮痛薬にもなるが、麻薬の一種としての認識が強いかと思われる。
不安感を取り除き、至福感、安寧感を与えられる……アヘン使ったら、アヘアヘ。アヘ顔。そんな単純な説だ。
阿片の他にも、トンじゃう物質を飲んだときと絶頂でトンでるときの表情が一緒だからなど、様々な危ない薬からの説はいくつかあった。

この「アヘ顔」、古くは90年代初頭のいやらしい本やポルノ動画で使用されており、2003年頃にエロアニメやマンガで取り上げられてからは様々なコンテンツで見かけるようになった。
何年にも渡り主にオルガスムの顔を表現するための変態アートテクニックとして広まったそれは、今やギャグとしてパロディ化も進んでいる。
アニメ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い！」やゲーム「ダンガンロンパ」などを始めとした作品には、登場する女性キャラクターが気分が高揚したときに画面に向けてアへ顔をする描写が確認できる。
特にアダルトなコンテンツでない場合でも、このアヘ顔は一つの要素として確立しているのだ。

そして、今やなんと海外でも「Ahegao」として人気は高い。

2017年頃からネットなどを中心に話題になっている海外美女たちのアヘ顔写真や動画は検索すると即座にヒットするのでぜひ見てみてほしい。
ファッション雑誌やインスタグラム・TikTokなどでも”#Ahegao”の流行は止まらず、海外のインフルエンサーを中心に若者がアヘった顔をどんどん晒してくれている。

なぜ流行しているかはハッキリとはわからず、こちらもアダルトではなくあくまで「変顔として可愛い！」という評価をされているから不思議だ。しかしアヘ顔フェチにとっては非常に供給があり生きやすい世の中だろう。

今回取り上げたこの「アヘ顔」。実はとても好きで、過去に自身が作成したLINEスタンプにさえ入れる始末だ。

(AOKOドッカンスタンプ！：https://store.line.me/stickershop/product/1559905)

しかし最近はアヘ顔に続き、「ゲス顔」「トロ顔」「クソ顔」等々もアニメ・マンガの分野ではかなり一般化している。
これらの顔もなぜかクセになるのでぜひ検索してみてほしい。

ちなみにリアルで夜の営みのときにアヘ顔をすると高確率で引かれてしまうので、やるならば相手の視界から抜けている隙にひっそりと行うのが正しい。ソースは俺だ。アヘェ。