世界トップクラスとも言われている日本のポルノ産業。
その中でも日本のAVは国内外問わず多くのファンが存在する人気コンテンツです。
そんなAVに欠かせない「モザイク」 ですが、大事な部分を隠すための物だというのは誰でもご存知ですよね…?
実はこの「モザイク」はエロ系コンテンツにおいては日本特有のもの。
秩序を守る為に出来たはずが、今ではちょっと事情が変わりつつあるのです。
そこで、今回は「モザイク」について徹底的に解説していきたいと思います!

「モザイク」の歴史と「裏ビデオ」の誕生について

刑法第175条にも記されているとおり、わいせつ物と判断された映像や写真などを公開した場合、製作者や販売者はもちろんのこと、所持している人も処罰の対象となっています。
モザイクは、その法に触れる事無くエロ系コンテンツを楽しむ為の手段として必要不可欠な存在となりました。

モザイクの誕生は1970年代頃だと言われており、AV業界の成長と共にその技術も進化して行きました。
ところがやはり「モザイクの下がどうなっているのか気になる…!」という人々の欲望に応えるかのように80年代になるとモザイクの無い状態の所謂「裏ビデオ」が流通するようになりました。
これはもちろん違法なものですが、それ故に高額で取引されるため、どれだけ摘発しても後を絶たないというのが現状です。

目指すは真の世界一!
カリスマAV監督の村西とおる氏も予想する「無修正解禁」がもたらす影響とは

「無修正が違法なのは日本だけ? 海外には法律は無いの?」と疑問に思う方もいると思います。
海外のAVのほとんどが無修正なのは、性に厳格な一部の国を除く海外では違法性の境界線が曖昧な上に「表現の自由」を尊重する傾向にある為だと言われています。
2024年の11月に大手動画投稿サイト「FC2」創業者が、無修正動画を配信したとして逮捕されるというニュースが記憶に新しいところですが、「アメリカの会社を経由して配信していたので日本の法律に抵触するとは思わなかった」という供述からも、その規制の緩さが見受けられます。
このニュースを見たAVファンたちの間では「日本はポルノ産業世界一を誇りながらも法律のせいで多額の収益が海外に流出しているのは矛盾している」「性に関してオブラートに包みすぎるのではなく正しく知る機会があってもいいのではないか」という意見がSNSなどで飛び交いました。

この件については「AV界の帝王」として圧倒的なカリスマ的存在である村西とおる氏もエロティシズムの究極を生と死と表現し、それを追求するための表現の一つとしてAVが存在するのではないかと語っており「インターネット上では違法サイト経由で1,000億円近くに上る多額の収益が海外に流出している。これは日本の国力にとってもダメージなのではないか」という事を踏まえた上で18歳未満には絶対に見せないシステムを作って無修正を解禁した方が日本の財政の為にも良いのではないかという持論を展開しています。
影響力のある村西氏の発言となれば、大変心強いですね。
日本が誇るポルノ産業の代表格であるAVも、無修正が解禁されれば真の世界NO.1になれるのではないでしょうか?

エロへの執念深さに脱帽!
AIを駆使した「モザイク破壊動画」とは?

「捕まるのは願い下げだけど、出来る限りギリギリの状態なら良いのではないか?」という悪知恵が働いた人達のおかげで、限りなくモザイクが薄い状態の「薄消しモザイク」などと呼ばれる加工が施されたAVが2010年代に流行しました。
そして2020年代に入るとAIによる画像生成の進化に着目した人たちにより、AVのモザイクを除去したように見せる映像処理技術を駆使した「モザイク破壊動画」が流行するようになりました。
筆者も何作か見てみましたが、完全にモザイクが無い状態とは言い難いものの、従来のAVよりはリアルで思わず目のやり場に困ってしまう程でした。
エロの為なら最新の技術さえも余すことなく活用しようとする人たちの執念と情熱には脱帽レベルです。

日本の未来は明るい!
今後のAV業界に期待してみたい事

今回は「モザイク」について解説してみましたが、いかがでしたか?
いつも「邪魔だなぁ…」と思っていたモザイクも、皆がエロ系コンテンツを楽しめるように法律に基づいて処理されていると知れば、煙たく思わないのでは…?と筆者は考えていましたが、日本の経済や性教育にも大きな影響を及ぼすほどの存在である事を今回の調査で知り、目から鱗が落ちる思いでした。
法律が変わる事は難しいのかもしれませんが、日本の景気回復や正しい性教育による性犯罪の抑制の為にもモザイクの規制が緩くなる日もいずれ来るといいな…と期待したいものですね。

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久瀬川つばき

数々の修羅場を経て、現在は真面目の皮を被ったむっつりスケベなベテランOL。 持ち前の好奇心で「何かエロ面白い事はないかな〜?」と常にアンテナを張り巡らせています!

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