江戸時代を中心に描かれた淫靡な浮世絵「春画」。
いつの時代も「エロい」と「面白い」は万人に好まれることを証明してくれるほど、多くの作品が生み出され残っています。

いくつかの作品を紹介させていただいた当コラム、今回が最終回です。
チ◯コくじ引きをしたり、袋に入ってチンだけ出してみたりと、バカバカしいのがおもエロ春画の魅力。
最後となる今回は、最近話題にのぼる「サレ妻」も、春画の世界ではこんなにあっけらかんとしているこちらの作品。


北尾政美「欠題艶本『志めはじめ』」(18世紀ごろ)

夏らしくウナギの蒲焼を焼いている女性の隣でせっせとオセッセに励む2人。
うちわを持った女性は不機嫌な表情を浮かべています。
それもそのはず、挿入中の男はなんと女性の夫!

あまりに調子に乗っている夫…天罰よくだれ!

男が浮気相手に何を言っているかといいますと
「かか(妻)が蒲焼と、俺がお前を抱いているのとで、両方焼いているなあ」
ですって!

ハァ〜!?ふっざけんなYO!
うまいこと言ったつもりになってんじゃねえYO!

冷静な第三者はこう思っても、見てごらんなさい浮気女の顔を…
「やだぁ〜男さんのウナギいい感じ(ハアト)」
みたいなツラしてやがるぜ。

サレ妻はなあ…(多分)人気ウナギ屋なんだよ!
お前らあんまり調子に乗ってると復讐してやんよ!

ウナギ屋がインスタで晒す地獄絵図

元は夫が脱サラして始めたウナギ屋「大かばやき」(絵の看板より)。
夫婦二人三脚で、仕入れ・仕込みと手を抜かず、味も接客も評判でした。地元を中心に徐々に人気がついてきた店。
しかしテレビの取材を受け、新規客がどっと流れ込んで大金を手にしたことをきっかけに、夫は店を妻に任せっきりで遊び歩くように…

家をあけることが多くなった夫に不信感を抱いていた妻だったが、ある日偶然目にしてしまったのは、夫のスマホに表示された「みゆ」の名前。

みゆ…一人だけ心当たりがある。ウチの店を同伴でよく使うキャバ嬢じゃない!
まあ、予約の電話かもしれないし。気のせい気のせい。
そう自分に言い聞かせた妻でしたが、翌日夫から届いたLINEに書かれていたのは…

「かか が蒲焼と、俺がお前を抱いているのとで、両方焼いているなあ」

という見事な誤爆!そのごすぐさま送信取り消しされたけれど、消される前にスクショを撮ったのは女の強さ。
アンタ、店も私もほったらかしてあんな若い子に入れ込んで…!

7000人のフォロワーがいる「大かばやき」のインスタアカウントの名前が、その日を境に
「サレ妻@大かばやき 慰謝料もらわないと女の本名晒す」
に変わり、早速ストーリーに誤爆スクショがアップされましたとさ。

妻の怒りを侮るなかれ

改めて春画を見ると、妻の顔は怒りでなく呆れ顔、不満顔に見えます。
なんだ、そんなに怒ってないんじゃない?時代的にも不倫におおらかだったのでは…
ウナギは精力剤になるっていうしね!ナイスビンビン!

−いやいや、妻の怒りを侮るなかれ。
右端のまな板の上にポツンとあるウナギの頭と包丁。
これは夫のこの後の姿を暗示しているのでは…?ヒィーっ!
…というここまで私の妄想です。

昨今のサレ妻さん騒動を見ても、江戸時代の春画を見ても、古今東西・男女夫婦色恋のもつれというのは絶えないのだなあと思い知らされます。

どうでしょう?浮世絵がぐっと身近に感じられたのではないでしょうか。
ぜひ春画を見る機会があったら、自分なりのエロストーリーを妄想してみてくださいね。

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出汁茶漬けアユミ

夫と2人の子供を愛する、体は産後、頭脳は中二。 大喜利は見るのもヤるのもスベるのも楽しいので、SEXと同じですね。

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