短歌で感じるエロ魂〜不倫略奪愛を貫いた与謝野晶子の熱い歌〜
こんにちは、潮田水音です。本日はエロく楽しく短歌を紐解いて参りましょう。
短歌のイメージって「小難しい」とか「何言ってるかわからん」とかそういう感じ……な人が多いですよね……でも実はめっちゃ面白い!そしてエロい!
『みだれ髪』作者与謝野晶子~作品から知る愛とエロ~
まず短歌と言えば皆様誰が頭に浮かんできますか?私はやっぱり与謝野晶子女史ですね。かなり情熱的かつエロい歌を詠む方でございまして、処女歌集『みだれ髪』も事後の寝乱れた髪を連想させるかなりエロいタイトルです。内容も負けず劣らずエロいんですが。
そして大事なことなので先に言います。この後短歌をざっくり潮田流に訳してみるんですが、想像と妄想込み込みの意訳なので万が一にも受験勉強とかには使わないでね!よっぽど国語に理解のある先生やこのコラムの読者でも部分点しかくれないと思うよ!部分点くれたらどこでくれたのか教えて欲しい、その先生と語りたいから!……ていうかまず受験生はこのページを読むな!未成年やろがい!限界女オタクはゾーニングには誰よりも厳しいぞ!
\(゜ロ\)(/ロ゜)/気を取り直して短歌に戻ろう\(゜ロ\)(/ロ゜)/
やは肌の あつき血汐に ふれも見で さびしからずや 道を説く君
『みだれ髪』より
正しいことばっかり説いてるあなた、寂しくないの?この柔らかい肌の奥の熱い血潮を、熱い恋の気持ちを知らないで触れてみようともしないなんて。ほら、こっちにいらっしゃい?教えてあげるから。
こんな感じでしょうか。堅物男を誘惑する綺麗なお姉さんが見えてきません?すごくエロいな~と個人的に思うんですよね。
与謝野晶子がこの情熱的な気持ちを捧げた旦那は与謝野鉄幹っていう方なんですが、晶子が彼に惚れ込んだ当時、実は鉄幹には妻も子供もいたんですよね。……はい。晶子、実は略奪愛なんですね……俗にいう不倫でありんす……ここに関しては潮田的にはなんつーことを……と思ってしまいますし、やっぱり不倫は良くないよねという思考になってしまうのですが……女性の立場が今よりも弱い世の中においてそんな恋愛を公にしたりとか戦争では散るのが美学とされていた時代に『君死に給うこと無かれ』を発表したりとか、とても強い女性だったんだなあと思います。不倫は良くないけどそのスタンスや強い意思は目を見張るものがあるなあ、と思う潮田なのでした。
万葉集に潜むエロ~溢れる人妻性癖と神に許されし乱交~
まあ実は短歌ってインモラルなものも結構多くてですね……例えば日本最古の歌集とされる『万葉集』、人妻の魅力について詠んだ歌の数、実に14首。1000年どころじゃないむかーーーしから人妻とかいう概念があり、なおかつそそられるよねみたいな話をしてやがる。そりゃ末法思想も生まれるわ。
その中でも潮田が特にエロい通り越してヤバいと思うものを紹介します。
他妻に 吾も交はらむ 吾妻に 他も言問へ この山を うしはく神の 昔より 禁めぬ行事ぞ
人妻とセックスするぞ!だから君も私の妻に言い寄るがいい!この山を治める神が昔から禁止していない行事だから問題ない!みんなで乱交パーティーだ!
内容、うっすいですね。いや問題はそこじゃない。どんな行事だよ!?!?!?神、ナニを楽しんでるんだよ!?!?!?
……とか叫びたくなりますがここで少し補足をば。この行事は「歌垣」といって本来は穀物の実りを祝うために山に集まって飲食や歌の掛け合いを楽しむ宗教的行事……だったんですよね本来は。本来は!!なんか植物も繁殖するしええやろ☆とかいう無理矢理な解釈から乱交パーティになっていったらしいです。日本人って行事の魔改造好きよな……ハロウィンだって本来は西洋版お盆みたいなもんなのにいつの間にか大コスプレ渋谷集合大会みたくなってるし……。
『万葉集』の人妻趣味って結構すごくてですね、他にも「濡れ透けの人妻マジエロい(昔からフェチすごい人っていたんだな)」「人妻に欲情しないとかないわー(開き直ってんじゃねえ)」「人妻を口説いて下着を脱げなんて……いけない人……(団地妻???)」みたいな歌もあるんですよ。とんでもないよね。機会があったらこの辺の詳しい話もしたいですね。
はてさて今回はこの辺りでコラムを〆させていただきたく思います。まとめの漢字は「妻」でしょうか。推して知るべし!期せずして人妻回みたくなっちゃったよ!それではまた次回のコラムでお会いしましょう!!
PR