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きのコのプレイルーム〜LGBTがみんな聖人君子なわけじゃない!ビッチやヤリチンだっている〜

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こんにちは!きのコです。
この連載「きのコのプレイルーム」では、アングラ歴10年超の私が、さまざまなアングラ・エロ・変態にまつわる体験談や日頃の思いを赤裸々に綴ります。

LGBTという言葉、かなり認知度が上がってきましたよね。
ニュースでLGBT当事者の活動が取り上げられることが増え、LGBTの恋愛模様や生活を扱ったマンガや映画が話題になっています。
単純に、LGBTについて世の中に広く知られるようになってきたのはいいことだと思います。でも一方で「こんな扱い方はリアルじゃない!!」とモヤモヤすることもあるわけです。
今回はそんなお話。

私はLGBT当事者です。ポリアモリーでもあります。そしてセックス遊びが大好きなビッチで、全身タイツとかウェット&メッシーとかが好きな変態です。
会社員をしていた頃は、社内のLGBT当事者会のリーダーをやっていました。人事部やCSR部と協力して、LGBTについて学べる管理職向けの教育コンテンツを作ったこともあります。
ポリアモリーとしては、日本でいちばんメディアに出ている当事者の1人じゃないかと思います。ポリアモリーについて本や論文を書いたり、毎週のようにイベントを開催したりもしています。
そしてカジュアルセックスやいわゆるオフパコが好きで、セフレ付き合いやワンナイトも全然アリだし、ハプニングバーや乱交パーティーでセックス遊びに興じることもあります。全身タイツを着ておしくらまんじゅうしたり、金粉や黒ペンキなどの顔料を身体中に塗りたくるいわゆる”ウェット&メッシー”のプレイも好きです。
いろいろ書きましたが、私はこういった自分のマイノリティ性の数々を特に隠す必要性は感じていないし、インターネットでも割と開けっぴろげに全部の話をしています。
ところが、場合によってはこの発信についてバッシングを受けることもあるのです。

以前、屋外セックス、いわゆる青姦の経験についてインターネットで呟いたら、知らない人から「あなたはLGBTやポリアモリーの世界では有名人なんだから、ビッチであることやセックス遊びのことなんかネットで書くべきじゃない!」とメッセージが来てびっくりしたことがあります。しかもこういうこと、1度や2度ではないのです。
LGBTやポリアモリーであることも、ビッチや変態であることも含め、私にはいろいろな一面があります。なのに、LGBTやポリアモリーについて語る人間が、ビッチや変態について語ってはいけないって、どういうこと???

恋愛に関することは語ってよくて、セックスに関することは語ってはいけない、みたいな考え方、端的に言ってFUCKです。
LGBTだってポリアモリーだって、1人の人間なのです。非LGBTにも非ポリアモリーにもビッチやヤリチンや変態がいるように、LGBTにもポリアモリーにもビッチやヤリチンや変態がいてもいいはず。
なのにニュースではいわゆる”クリーン”なLGBTばかりが取り上げられがち。「美しくて明るいLGBT」か「苦しんでいるかわいそうなLGBT」のどちらかしか出てきません。
でも実際は、LGBTだってポリアモリーだって、もっともっと多様な存在なのです。いい奴もいるし、クソッタレもいる。そこはマジョリティとまったく変わりません。だから、マジョリティ側の目線で「許されるマイノリティ性」と「許されないマイノリティ性」がジャッジされることなどあってはならないのです。

そういう気持ちで私はこれからも、LGBTとして差別撲滅のため活動する自分のことも、セックス遊びや変態プレイを楽しむ自分のことも、1人のリアルな人間として分け隔てなく語っていきたいと思っています。