皆さま、あけましておめでとうございます。新年早々、卑猥ドナショーのお時間です。
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さて、「10年に一度」と言われるほどの暖冬とともに、2024年が幕を開けました。

各地で最高気温10℃以上の日が続くなど、異例の暖かさが話題となった今冬ですが、
この冬をより一層ホットに過ごせる「奇祭」が来月17日に開催されます。

西大寺会陽 通称「はだか祭り」

私滝川の出身地である岡山県では、この奇祭の名を知らない人はいません。

岡山が誇るこの奇祭、なんと奈良時代から500年以上も続いており、国の重要無形民俗文化財にも指定されているのです。

その特徴は、なんといっても1万人以上の男たちが裸でもみくちゃになるというところ。

「はだか祭り」の名は決して誇張などではなく、その名の通り裸の男たちが新年早々大暴れするお祭りなのです。

寒空の下、全裸で「宝木」を奪い合う男たち

寒さも極まる2月の深夜、本堂から2本の「宝木(しんぎ)」が投下されます。

この宝木をめぐって、裸の男たちが壮絶な争奪戦を繰り広げるというのがこの「はだか祭り」のメインイベント。

見事争奪戦を勝ち抜き宝木を手にした者は「福男」と呼ばれ、たくさんの幸福を得られるといわれています。

10000人以上の男たちが汗と涙と色々なモノにまみれながらもみくちゃになり、2月の冷え切った夜空にモクモクと湯気を立ち上らせる光景は圧巻そのもの。

この「宝木争奪戦」こそが、はだか祭りが奇祭と呼ばれる最も大きな理由なのです。

新型コロナの影響でこの4年間開催を見送られていた「宝木争奪戦」ですが、ようやく今年復活を遂げるとのこと。

2月の夜空が4年ぶりに男たちの熱気で彩られるわけですね。

奈良時代から続く怒涛のヌードパラダイス

この西大寺会陽(はだか祭り)の歴史ですが、はるか遠く奈良時代に始まります。

西大寺を開山した安隆上人(あんりゅうしょうにん)が、奈良・東大寺の「大法会」を伝えたことがきっかけで、毎年旧正月から14日間にわたって行われていました。

そして会陽のメインイベント「宝木争奪戦」が生まれたのは今から500年前のこと。
当時の住職が旧暦1月14日、参詣にやってきた信者たちに「牛玉・西大寺・寳印」と書かれた守護札を出したことがきっかけです。

「この札ヤバい!もらったら福が得られるんだって!」と信者たちの間で噂となり、希望者が殺到しました。

住職もあまりの人気ぶりに若干引き気味。やむなく参詣者たちの頭上に投げ落とすと、壮絶な奪い合いが始まってしまいます。

しかし守護札の素材はやわらかい紙…男たちがもみ合って奪い合うと当然破れてしまいます。

これではいけないと、やがて長さ20センチほどの木に替え、これがいつしか「宝木」と呼ばれるようになったのです。

そして「宝木を奪い合う際に服があると邪魔だ」という事で、参詣者たちは次々に裸に…。

福を得るためならば服をも捨て去るというその潔すぎるスタンスが、今現在まで脈々と受け継がれているというわけですね。

今年の開催は2月17日(土)

そんな西大寺会陽、今年は4年ぶりに宝木争奪戦も復活し、2月17日に満を持して開催されます。

日本最大奇祭のひとつと言われる西大寺会陽、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

県内外から福をもとめて押し寄せるヌードマンたちの熱気に、新年の活気をもらえるはずですよ。

西大寺会陽(はだか祭り)
開催期間:2024年2月17日
開催時間:宝木投下:22:00
開催場所:西大寺観音院
住所:〒704-8116 岡山県岡山市東区西大寺中3-8-8
公式サイト:西大寺会陽公式サイト(http://www.saidaiji.jp/eyou/)
交通アクセス:山陽自動車道山陽ICから約30分

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滝川クリヒロイ

あやまんJAPANユースライター部の滝川クリヒロイです。 三度の飯よりBLが好き、よく考えたら百合も好き。 筋金入りのサブカルエロ女が、今日も今日とてお役立ちバカエロコラムをお...

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