エロ用語講座 男性を成功に導く幸運の女神!?「あげまん」の語源や実在したあげまんの噂について調査しました!
こんにちは!パティ・チャンです。
私が「あげまん」という言葉に出会ったのは中学生の頃。島田秀平さんの手相占いが大流行しており、あげまん線という手相をテレビで紹介していたのがきっかけです。あげまんって何?あげぽよの仲間?くらいに捉えていましたが、実際のところはどんな意味なのでしょうか。その語源について調査しました。
あげまんのまんは「まんこ」のまん?
あげまんとは、一緒にいる男性の運気を上げたり、成功に導いたりする力がある女性のこと。あげまんの男性ver.を「あげちん」と呼んだりもしています。まんちんと来たら、性器を思い浮かべる人が多いでしょう。私もその一人。ですが調べを進めていくと、あげまんのまんには別の意味があることがわかりました。
運気アップや出世、相手の状況を向上させるあげまん。言わずもがな、あげまんのあげは上昇を意味しています。まんについてはと言うと、実は「間」から来ていると言われています。この「間」、「ま」ではなく、「まん」と読むと、運や巡り合わせを意味する言葉となるのです。それに基づくと、あげまん=運を上げることという意味となり、男女で区別する必要なく使えることになるのでしょうが…。
一方で、やはり女性器を揶揄したまんであるという説もあります。一般的にあげまんについて知られるようになったのは、1990年公開の伊丹十三作品「あげまん」から。監督はこの映画を文芸作品として見てもらうために、「間」の説を持ち出したそうです。この映画以前、あげまんは特に色街で使用されてきた言葉として知られており、福まんとも言われていました。「私ってあげまんなの」とお客さんへの営業トークとして用いていたそうです。自分を買ってくれたら、気持ちいいことが出来るだけじゃなく、仕事もうまくいくようになるとアピールしていたんですね。遊女や花柳界の女性が行為の前に使っていた言葉だったこともあり、まんこのまんだったという説も濃厚です。
余談ですが、女性を蔑むネット用語に「まんさん」という言葉もあります。こういった背景からか、島田秀平さんも最近のYouTube動画などでは、あげまん線を「あげ嬢線・あげメン線」と男女ともに配慮した呼称へと変更しています。
あげまんになろうと思えばなれる
あげまんは、かつての風俗街などで働く女性が自分の価値はまんこだけじゃない、と言いたいがために生まれた言葉なのかもと思うと、なかなか切ない言葉だと思ってしまいます。これなら全ての女性が自称・あげまんで良いと思いますが、あげまんってその時たまたまタイミングが良かっただけじゃない?と勘ぐってしまうブラックな私もいます。しかし、運ではなく内助の功として相手を支えることで”あげまん”と言われる女性たちもいます。
デヴィ夫人は、With Online上での自身のエッセイを書籍化した「選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論」の中であげまんは実在すると断言しています。彼女曰く、あげまんとは内助の功が出来る女性のことのようです。内助の功って…時代錯誤なと口を挟みたくなりましたが、家庭的で甲斐甲斐しく夫を世話するようなイメージとは違うようです。パートナーの優秀な秘書、アシスタントとなるように努めることがあげまんへの第一歩。きちんと身なりを整え、華やかに彼を出迎えることや、愚痴などは言わずに毎晩楽しい話をすること、そして自分自身が自由であり、楽しんでいることなどがデヴィ夫人流あげまんになるためにすべきことのようです。
実際に功績を上げたと言えるあげまん
あの世界のHONDAの創業者である本田宗一郎の妻・さちさんは聡明で、明るく、ユーモラス。そしてあげまんだったと語られています。工場では一緒に徹夜同然で働きながらも、明るく朗らかに過ごしたさち。さちさんは本田との結婚を機に乗り物やエンジンへ強い興味を持ち、自らの意志で、女性としていち早く四輪免許、自動二輪の免許を取得し、さらには軽飛行機の免許まで取りました。時にさちが実験台となり、何度も服を汚しながら発明の成功まで協力したそうです。このように本田を支えたことが、世界に名を轟かせる企業へと発展へとつながったのでしょう。
さちのエピソードは、デヴィ夫人の言うあげまんと通ずる部分も多くあります。主体性があり、明るく自由に人生を楽しむことが、自分自身も周りの人たちもステップアップさせるコツなのかもしれません。穴じゃなく心を鍛錬することが大事ですね。
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