限界腐女子が「カラミざかり if Boys Love ~ヤリチン野球部の友達にハメられた俺~」をガチレビュー♥大ヒット漫画の衝撃スピンオフ…笑うべきか萌えるべきか!?
皆さんは、「カラミざかり」をご存知だろうか。
2018年末、彗星のごとく現れたこの作品は、濃厚なNTR展開やその独特な世界観が話題を呼び、瞬く間に大ヒットエロ漫画としてその名を轟かせた。
一時期はネットで「カラミざかり」の名を見ない日はないほど、ありとあらゆるサイトに広告が掲載されていたため、本編は読んだことがなくとも「タイトルだけは知ってる!」という方も多いのではないだろうか。
2020年末には講談社「ヤンマガweb」にて全年齢向けのリメイク版も連載開始され、現在では累計450万DLを超えるほどの超メガヒット作品に。
そんな「カラミざかり」がなんと今年、あろうことかBL漫画として衝撃のリメイクを果たしたという。
それがこちら。
「カラミざかり if Boys Love ~ヤリチン野球部の友達にハメられた俺~」/漫画:ヨイコノtt 原作:桂あいり
筆者はまずこのタイトルを見て「えっ、そっち!?」と驚いてしまった。
というのも、この「カラミざかり」という作品には、主に二人の男子キャラクターが登場する。
内気で自己主張が少なく大人しい性格の山岸高成と、ヤンチャでお調子者の野球少年・吉野貴史だ。
原作(本編というべきか?)ではこの二人を中心として、複数の女子キャラクターが入り混じり濃厚なNTR展開が繰り広げられるわけだが…。
今回のBLリメイク版での関係性は、吉野攻め、山岸受け。
これは筆者の好みもあるかもしれないが、今まで見てきたBL漫画では比較的「内気クール攻め、ヤンチャなお調子者受け」が多かったため、良い意味で「そっちか!」と驚かされた。
本編さながらの空気感
原作「カラミざかり」において、お調子者の吉野は性に興味津々で常に頭の中がドスケベなことでいっぱいの思春期少年。
このリメイク版でも相変わらず吉野の性欲は暴走しており、その興味の方向が「アナルセックス」に向かったことがきっかけでBL展開へとつながっている。
初めは抵抗感を示していた山岸が徐々に空気に飲まれて…という展開はまさに原作そのものの空気感!
絵柄が桂あいり氏によく似ていることもあって、まるで原作と地続きになっているかのような錯覚すら覚える。
展開が展開だけにイチャラブセックスというわけではないものの、「これは大分アリでは…!?」と興奮できるシチュエーションでめちゃくちゃ刺さった。
原作好きなら一見の価値あり
山岸の内気ながらも心の中では性に興味津々な感じとか、吉野の「全力でエロいことやろうぜ!」みたいな奔放さ、まさに原作で見た通りのキャラクター作り。
二次創作のBL同人誌を読んでいるというよりも、原作の続きを読んでいるような感覚にさせられてしまった。
もしも続編が出るのなら、今度は受け攻め逆転版もぜひ見てみたい。
山岸のヘタレ攻め…絶対に良い!
全54Pと申し分ないボリュームで、「カラミざかり」のスピンオフとしても、BL漫画として単体で見ても素晴らしい出来の作品だった。
原作好きな方なら、ぜひ一度は読んでみてもらいたい。
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