きのコのプレイルーム〜”ワニ”って何??混浴温泉のエチケットとは〜
こんにちは!きのコです。
この連載「きのコのプレイルーム」では、アングラ歴10年超の私が、さまざまなアングラ・エロ・変態にまつわる体験談や日頃の思いを赤裸々に綴ります。
先日、銭湯を貸し切っての混浴イベントについて「混浴に行ってみたら!?初めてのプレイに大興奮」という記事にまとめました。
仲間内だけで、洗体プレイや聖水プレイもアリのわちゃわちゃした混浴遊びをするのは楽しいものです。でも、貸切のアングライベントではない「一般の混浴温泉」も気になる……!!
ということで、最近は混浴温泉めぐりにハマっています。
異性や同性、ニューハーフやトランスジェンダーの友人達と、ジェンダー関係なくリラックスして一糸纏わぬ姿で語らい合う……まさに裸族冥利に尽きると言えるでしょう。
ところが、そんな癒しの時間を台無しにする不届き者が現れることがあるのです。
混浴温泉に棲息する”ワニ”を知っていますか?
もちろんあの爬虫類のワニ……ではないのですが、まるでワニのようにお湯にじっと浸かって、獲物(女性)が来るのを何時間でも待ち伏せしているような人をこう呼びます。
そんなワニの生態について、私が体験した実例を挙げていきましょう。
ガン見する
温泉で「あの人、肌きれいだなぁ」「背が高いなぁ」なんてチラッと視線を投げるくらいならよくあること。
でも、ワニは「チラ見」ではなく「ガン見」なのです。浴室に足を踏み入れた瞬間から、とにかくワニ達の視線の圧が凄い!頭のてっぺんから爪先まで、舐め回すように見てくる!!
10人や20人のワニ達に、一斉に視姦される……そういう性癖でもない限り決して気持ちのいいものではないし、さりとて「こっち見んな!!」と一喝するのもハードル高いですよね。
近付く
ワニのワニたる所以は、その動きにあるといえるかもしれません。まるで「だるまさんが転んだ」のように、こちらの背後から秒速1センチでじわじわと距離を詰めてくるのです。
なんか視線を感じる……と思って振り向いたら、ニヤケ顔のおっさんともろに目が合ってしまうこともしばしば!
混んでいたり狭い浴槽でもないのに、1メートルを切るような距離まで赤の他人が詰めて来るのは、さすがにパーソナル スペースの侵害ではないでしょうか。
話しかける
何を勘違いしたのかやたら馴れ馴れしく話しかけてくるワニもいます。こうなるともうワニというよりナンパ。
「いい天気ですね」「よく来るんですか?」みたいな世間話でも面倒なのに、中には「おっ、べっぴんさんが来たぞ!」「いいおっぱいだねぇ!」などと声をかけてくる輩も。女性客を、卑猥なショーの演者とでも思っているのでしょうか。
「体を褒める言葉ならOK」と誤解している御仁も多いのですが、知らない人の身体を勝手に評価すること自体、そもそも失礼ですよね。
待ち伏せする
一番怖いのが、脱衣所や温泉出入口での待ち伏せ。混浴温泉には土地の広さが限られている場所も多いので、中には浴槽だけでなく脱衣所も男女同じ(場合によっては脱衣所がそもそもない)というハードモードな温泉も存在します。
こちらが温泉から上がったタイミングを見計らって近付いて来たワニに、生着替えをねっとり凝視されるといくらなんでも恐怖を感じてしまいます。
基本的に混浴温泉のエチケットは、普通の温泉となんら変わりません。
「男湯で男性に対してしないことは、混浴で女性に対してしてはならない」のです。
たとえばいきなり女性に「いいおっぱいだねぇ!」と話しかけたり、むやみやたらに近づいたり、無遠慮にじろじろ眺めたりするおっさんって、男湯で知らない男性にもいきなり「立派なチンコだねぇ!」と話しかけたりするんでしょうか?しないですよね?じゃあ知らない女性にもするなよ、ってだけの話です。
そもそも混浴温泉はハプニングバーやカップル喫茶と違って、エロを楽しむために作られたアングラの世界ではありません。
建物の建設が容易でなかったり、湯の湧出量が限られているような山奥で、医者にかかれなかったり治療できないような病気や怪我を治すという「湯治」の風習から生まれた文化なのです。
だからそこでの振る舞いも当然、アングラと同じであってはならないというわけです。
ワニのような一方的な迷惑行為はもちろん、たとえその場で仲良くなろうと元からのカップルであろうと、混浴温泉でプレイをおっぱじめるのもアウト。
ハプバーなどと違って、混浴温泉にいる全員がプレイをすることやプレイを見せられることに合意して入浴しているわけではないし、貸切風呂でもない限り、いつ何時スタッフや他のお客さんの出入りがあるか分かりませんからね!
エロそうでエロくない少しエロい日本の文化、混浴温泉。
迷惑行為で混浴がなくなってしまうことのないよう、エチケットを守って大切にしていきたいものです。
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