底辺ドメンヘラを克服し幸せをつかめたワケ！Vol.10【後編：風俗スカウトマンと同棲？！】

こんにちは。元風俗嬢でアダルトライターの百花繚乱です！

精神的に疲れ果てて援助交際をお休みした日に、出会い系サイトのピュア掲示板を通じて飲みに行った男、Ｍ。そのＭが、出会った翌日に大荷物を抱えてうちを訪ねてきたのです。

前編はこちら

2022.07.23

底辺ドメンヘラを克服し幸せをつかめたワケ！Vol.9【風俗スカウトマンと出会ってしまった】

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わたしは援助交際で稼いでいたので、都内でも割とアクセスの良い場所に住んでいました。同じく出会い系サイトで知り合った彼氏はいたものの、その時期はちょっと別れていた頃です。

そんな立地に住むわたしに、すぐに目を付けたのであろうＭ。「いや～、まいったよ。一緒に北海道から出てきた友達とルームシェアしてたんだけど、喧嘩して出てきちゃった」。そう言うのです。

ドメンヘラは人からの頼みを断って、嫌われてしまうことを極度に恐れます。Ｍの思惑通りにことは進み、わたしの部屋には彼の荷物がどんどん運び込まれてきたのでした。

依存する相手がいなくなっていたわたしは、Ｍからの同棲の提案を受け入れてしまいました。しかし、わたしたちがセックスをしたのは、出会った日の4回だけ。その後は、手を握ることさえありませんでした。何これ？同棲？？

ほかにも嫌だったことはというと、Ｍはやけに自己啓発系のYoutube動画をわたしに勧めてくるのです。きっと、ドメンヘラだから、いろいろと洗脳をしやすいと思われたのでしょう。

またＭは、毎晩のように援助交際に出かけて行くわたしを、わざとらしく悲しげな目で見ます。「そんな危険な仕事は辞めてほしい」「百花の体が心配なんだよ」なんて、くさいセリフまで口にしていました。

そんなに気持ちがあるのなら、なぜ知り合ったとたんのセックスレス？ドメンヘラのわたしには、もう訳が分かりませんでした。

ある日、とうとうＭに言われました。「援助交際は危なすぎる。それだったら、知り合いがセクキャバ店をやっているから勤めてみない？すごく稼げるから、借金もすぐに返せるよ」と。

そう、Ｍはちょっと手の込んだ風俗スカウトマンだったのです。ドメンヘラすぎて自分では何も決められなかったわたしは、のこのことそのセクキャバ店に面接に行き、採用されました。

これが、わたしが風俗業界に足を踏み入れた最初の一歩です。ここからどんどん転落していくのですが、それもまた今後のお楽しみということで♡（←ハートマークどころの話じゃないけれど、少しでも明るくしたいという努力の証です）

Ｍ紹介の都内のセクキャバ店に勤めはじめて数日が過ぎたころ、自宅に戻って部屋のドアを開けたわたしは、驚愕しました。大量にあったＭの荷物が、すべてなくなっていたからです。もちろん、Ｍ本人もどこにもいません。

「騙された！逃げられた！」と確信したわたしは、困らせてやろうとＭにもらっていた名刺を見て、会社の電話番号にかけてみました。しかし、「現在使われておりません」のアナウンスが聞こえてくるばかり…。

実際に会社の住所の場所にも行ってみましたが、それも架空の住所でした。

今でも不思議なのですが、なぜか携帯電話だけは着拒されていなかったのです。「おいお前、同棲どころかルームシェアだろ！さっさと家賃の半額を持ってこいよ！訴えるぞ！」とものすごい剣幕で怒鳴りつけて、Ｍを追い込みました。

すると、拍子抜けするくらいあっさり、郵便受けにお金の入った封筒が入れられたのだけは救いです。以前プロ詐欺師を相手取り、実際に訴訟を起こしたことを知っていたからかな？

ドメンヘラを怒らせると、怖いよ。世の男性諸君、メンヘラに追われたら結構ひどい目に遭いまーす。

さてさて、百花繚乱のドメンヘラ珍道中はまだまだ続きます♪次回もお楽しみに！

【風俗やAVなどのスカウト行為について】
職業安定法（職安法）では、有害な業務の職業紹介や募集等を禁止しています。
路上スカウトだけが迷惑防止条例に違反すると思っている方も多いようですが、スカウトが紹介した先が「有害な業務」であれば職安法に違反するとして違法となります。
（現状、裁判例ではAVや風俗店は有害な業務にあたると解釈されています）
この職安法の罰則は、１年以上１０年以下の懲役又は２０万円以上３００万円以下の罰金と重いんですよ。
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《職業安定法６３条》
次の各号のいずれかに該当する者は、これを１年以上１０年以下の懲役又は２０万円以上３００万円以下の罰金に処する。
２号　公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で、職業紹介、労働者の募集若しくは労働者の供給を行つた者又はこれらに従事した者
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manmamはセックスワーカーの仕事を有害ではなく、職業に貴賎はないと思っています。
実際にプライドを持って従事されている方を多く存じ上げているからです。
しかし、悪質なスカウト行為は罰せられるべきだと考えております。