エロメン・向理来くんがアイドル&ロックバンド&ラップで大暴れ、緊縛界のイケメンユニットが「連縛」で魅せる……三代目葵マリーさんプロデュース『葵祭(あおいまつり)』に潜入してきました!
2025年3月16日、新宿FACEにて三代目葵マリーさんプロデュースによる『葵祭(あおいまつり)』が開催されました。マリーさんといえば、謂わずと知れた日本SM界のレジェンド。そんな彼女が温めてきた、構想3年の大イベントとあれば、行かねばなりますまい?!manmam編集部は第二部に潜入取材してきましたよ!
マリーさんとバーレスクパフォーマーのレディナナさんのオープニングトーク
マリーさんとバーレスクパフォーマーのレディナナさんが、暗幕の前でオープニングトーク。これが後のとあるお方のパフォーマンスへの伏線だとは、この時は気づきませんでした……。
ドラァグクイーン・ブイヤベースさん登場
まずはオープニングアクトで、ドラァグクイーンのブイヤベースさんが登場。この後、どんどんと服を脱いでゆき、最終的にはボンテージ姿へ!いきなりの濃い味なパフォーマンスに、会場の盛り上がりは一気にヒートアップ!
超人気AV男優・エロメンの向理来くんのパフォーマンス
続いては、あの超人気AV男優・エロメンの向理来くんのパフォーマンス『光学的にすごい向理来のショーvol.7 併呑フラクタル』。オープニング同様に暗幕は閉まったまま始まりました。しかし、そこに映し出されたのは、なんと4人の向くんの映像!緑・黄色・紫・青のメンバーカラーを身に着けた、全員が向くんのアイドルグループが現れたのです!
そのセンターに颯爽と登場したのは、赤いメンバーカラーの衣装に身を包んだ本物の向くん!オリジナルソング『併呑フラクタル』を歌いながら、アイドルさながらのパフォーマンスを見せてくれました。
ヤバい、ガチの貴公子がいる!曲が終わっても会場の興奮が冷めやらぬ中、舞台袖へと消えていった向くん。その間は、暗幕に残された4人の向くん(の映像)が、自我崩壊を起こしながらトークで繋いでいました(笑)
再びステージに戻ってきた向くんは、ロックミュージシャンに変身。今度は、全員が向理来のロックバンドを従えています。「新宿FACE、声出せんのかー!」と会場を煽りまくっていました。
そして何故か服を脱ぎ出し、暗闇の中で佇む向くん。「自分がいっぱいいたら、頑張れる気がしたんだけど……」と、ここまでのパフォーマンスを振り返りつつ、今度は一人でオリジナルラップを披露!
さらにはソロで『併呑フラクタル』をもう一度披露。パンツ一丁で肉体美を見せつけながら、キラキラと舞台で輝いていた向理来さん。ちなみに、「時間もお金も心も体も(葵祭)に捧げた」そうで、「ギャラの4倍くらい(お金を)使っちゃった」とサラリと告白。あまりにもエンターテイナーすぎますって!
緊縛界のイケメン3人衆、鵺神蓮さん、天馬ハルさん、蒼空さんによる「連縛」ショー
続いては、緊縛界のイケメン3人衆、鵺神蓮さん、天馬ハルさん、蒼空さんによる「連縛」ショー。台湾でのイベントのために結成したユニットだそうで、3人でのパフォーマンスは、今回が日本初披露とのこと。
横並びで縛っていく様を見ていると、ひと口に緊縛といっても、こんなにも3者3様の魅せ方があるのかという新鮮な驚きがありました。モデルさんとの関係性、触れ合い方、それぞれハッキリとした違いが伝わってきて、純粋に面白い!これぞ縄エンタメといえるステージでした。
緊縛界のキムタク・鵺神蓮さん
緊縛界のキムタクと紹介されていた、鵺神蓮さん。若きカリスマ緊縛師としてその名を轟かせる鵺神さんの縛りは、纏う張りつめた空気と緊張感が見ているだけも自分が責められているようでゾクゾクします。トークでは「技術は世界一、人としては今イチ」を自称するユーモアのある一面も垣間見えました(笑)。
古典と現代を織り交ぜた、独自の世界観での緊縛を魅せる天馬ハルさん
古典と現代を織り交ぜた、独自の世界観での緊縛を魅せる天馬ハルさん。とにかく縛っていくその様が艶めかしい!最初は優しさすら感じていたのに、責めるような締めつける縄に変わっていくんですよ。これは縛られている側、堪らないだろうな~と勝手に想像していまいました。
最若手・天馬ハルさんの弟子である蒼空さん
そして、3人の中では最若手で、天馬ハルさんの弟子である蒼空さん。この日のセンターを務めていました。緊縛歴5年とのことですが、縄への強い想いが伝わってくる堂々たる縛り!サイドで縛っていたハルさんが「感動した」とコメントしていました。本人も「このステージ、気持ち良かったです」と素敵な笑顔を見せてくれましたよ。
バーレスクパフォーマー・ミラスワロウテイルさんとレディナナさん
バーレスクパフォーマーのミラスワロウテイルさんとレディナナさんは、本格的なバーレスクショーで会場を沸かせました。彼女達の登場で新宿FACEは一気にキャバレーの空気に早変わり!
レディナナさんはリトルキャバレー『AFTER PARTY TOKYO』を経営。なんと、そこでは1日限りのショーガール体験ができるそうなのです。衣装とメイクのレンタルに加えて簡単な踊りもレクチャーしてくれるのだとか。見るだけでなく、やるのも楽しいバーレスク。個人的に私も「レッツショーガール」やってみたいかも!
緊縛師の蓬莱かすみさんとAV女優の前乃菜々さんによる緊縛ショー
続いては、緊縛師の蓬莱かすみさんと、AV女優の前乃菜々さんによる緊縛ショー。前乃さんは、3月24日でアダルト業界を完全引退となるため、緊縛ショーもこの日がラストになるのだとか。縛られながら、ポロポロと涙を流していた前乃さん。ショーが終わると「現役はこれが最後。楽しくて……でも終わっちゃうんだって思うと泣けてきた」と真っすぐに心境を語ってくれました。
蓬莱さんも前乃さんを優しく包容し、「言葉に言い表せないけど、これからもゆっくり縄と関わってください」とひと言。前乃さんは最後に「緊縛はずっと好き。女優人生で出会った一番楽しいことの一つ。機会があればまたやりたい」と、深い緊縛愛を吐露していました。
大トリはSMバー・ARCADIAグループの総裁である蒼月流さん
この日の大トリは、SMバー・ARCADIAグループの総裁である蒼月流さんが飾りました。「凌辱」という言葉がぴったりのトランジショナルな縛りで、会場の空気を完全に支配していく様には凄みしか感じなかった!強者に隷属させられる快感の片鱗を、ほんの少しでも感じ取ってしまった自分には、Mの素質があるのかもしれません(笑)。
最後はプロデューサーの三代目葵マリーさんからひと言
エロ、SM、フェチ、変態……世の中に蔓延る、アダルトエンターテインメントを形容する言葉の数々。その全てが詰まっているかのような、パフォーマンスの力に大袈裟でもなんでもなく圧倒されました。この世界、一度でも覗いてしまえば魅力に憑りつかれること必至。「絶対にまた見たい!」と渇望し始めること間違いありません。
最後に、プロデューサーの三代目葵マリーさんからひと言。「新宿FACE、緊縛師、パフォーマーたちを知っていただける場となったら嬉しいです。来年もやれたらいいな!」
第2回『葵祭』の開催、切望します!!
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