『オリエント工業のラブドールギャラリー&ショールーム』潜入レポート「処分はどうすればいい?」「女性用の製作予定は?」土屋社長に質問を直撃!
ラブドール……それは、本物の女性に限りなく近い、美しき人形。
姿形を愛でるだけに留まらず、疑似的な性行為をも行うことが可能。
シリコン製のパーフェクトなボディには、男の夢がぎゅぎゅっと詰まっているのです。
そんなラブドール業界の最大手企業・オリエント工業が今年の6月に上野のショールームにギャラリーを併設したそう。
男性をメインターゲットにしたラブドールは、女性にとってあまり馴染みのないものかもしれません。しかし、オリエント工業のギャラリー&ショールームは、女性の目から見ても非常に興味深い展示になっているという噂……。
これは一度は見ておかねばなりますまいと、ライター・もちづきと供に向かったのは、あやまんユースJAPANの道端センズリ子&魔性っ子れいにゃん!「生のラブドールを見るなんて初めて!」と、二人とも期待に胸を膨らませています。
「おじゃましま~す」と、ギャラリーの扉を開けてみると……
ドアを開けた途端、目に飛び込んできたのは、まるでゲームの世界から抜け出してきたような美しきドールの姿!
こちらの「セイント・リュミエール」、ラブドールをインテリアと融合させた作品なんだとか。あまりの神々しさに道端センズリ子と魔性っ子れいにゃん、両名が「おお……」と感嘆の声を挙げていました。
こちらは、落語「今戸の狐」をテーマにした作品「今戸の銀狐」。華やかに胸元を彩る彫り物が艶めかしい印象を煽っています。
しかし、ここでドールを舐めるように隅々観察していた道端センズリ子が発見!
「ここ!内もものところにも刺青が入ってる!」
なんと、ドールのセクシ~な箇所にも刺青が入っている模様。
チラリズムの情緒をぶち壊す形で(笑)モロに股座を覗き込む道端センズリ子。
「これはエロい!」と一気にテンションぶち上がり!
さらに、ソファーにカッコ良く鎮座するイケメンドールともご対面。こちらは「男装の麗人」なのだそうです。
ラブドール界ではなかなかお目にかかれないタイプのドールに、道端センズリ子のボルテージは最高潮!なんでも、道端センズリ子は本気で男性型のラブドールを所望しているそうで、このイケメンにはかなりご執心でした(笑)。
このように、オリエント工業のギャラリースペースでは、ドール製作のプロであるスタッフさんたちの提案したアイデアをもとに作られたコンセプトドールが展示されているのです。
ギャラリーの先は、実際に販売されているラブドールのショールームとなっています。
こちらはお顔がアニメっぽいタイプのドールちゃん。
お客様からの熱い要望により登場した子たちなんだそうです。
こちらのドールたちはちょっぴり子どもっぽいお顔立ち。大きさは左の子が 136cm、中央の子も136㎝。こちらはおっぱいの大きさを選べるとか。
一番右の子はもう少し身長が大きくて146㎝だそうです。
先ほどの子たちよりは、もう少しお姉さんなラブドール。
造形師さんが可愛らしく作り上げた人気の「アンジェ」というシリーズだそうです。
こちらの右と中央の二体は実際の女性たちから型取りしたラブドール。
これまでのドールたちとは雰囲気がまた違って、生々しさもある肉感的なボディが特徴です。道端センズリ子も「この、お尻の感じとか!艶っぽくて凄くいい!私はこういうタイプが好き!」と嬉々としてドールを愛でていました。
これらのドールたちの足を開くと、そこには着脱式のオナホールを入れる場所が存在しているので、そこで疑似的にエッチができるという仕組みというわけです。
魔性っ子れいにゃん、初めて触るラブドールのおっぱいに感動。肌触りといい、重量感といい、まさに理想的なボディがそこにある!
「みんな本当に生きてるみたい……。それに、どの子の顔も今ドキの女の子が憧れる感じなのが凄いです!こういう風に整形したいってみんな思うんじゃないですか?」
れいにゃん、良いところをつきました!オリエント工業のメイクさんたちはとっても優秀。街中にいる綺麗な女性のメイクをチェックし、「今、可愛いと言われる顔」を体現しているそうなのです。
ちなみに、どのドールも顔のすげ替えが可能で、「この体にこの顔を……」といった感じのカスタムができるのだとか。
選べるのは顔だけではありません。乳首の色からアンダーヘアまで、あらゆるニーズに応えることができるとのこと。これならどんなフェチの方にとっても至れり尽くせりですね!
続いて道端センズリ子と魔性っ子れいにゃんは吸い寄せられるようにとあるスペースへ。その視線の先には、どうにもこうにも気になる存在が……。
そこには、おっぱいだけのドールがドーーーン!その場にあるだけで物凄いインパクトのこちら、なんと「モンデノーム」というおっぱい型ドリンクサーバーなのです。
2021年より発売が開始されたそうですが、ラブドールだけに留まらないアバンギャルドな発想には驚きを隠せません。
この「モンデノーム」、名前の通り左の乳首を弄ってあげると、右の乳首から飲み物が出て きます。こちらは展示品なので出来ませんでしたが、購入して自宅で使用するならば、直 飲みも可能。おっぱい星人垂涎のグッズといえるでしょう
とはいえ、ここまで見事な美巨乳サーバーとなれば、女の子でも興奮必至。道端センズリ子も魔性っ子れいにゃんも、キャッキャキャッキャ大盛り上がりで乳揉みに勤しんでおりました。ホームパーティーの話題のお供に、購入を検討するのもアリかもしれません(笑)。
さらにギャラリーの壁に張られたオリエント工業の年表も要注目!
ラブドールの深い歴史を辿れるだけでなく、老人介護用人形の「トメさん」、歯科の臨床実習用の患者ロボット「昭和花子2」、レディガガの来日プロモーション用の「ガガドール」など、性には限らない用途の広さにも驚くこと間違いなしです。
普段は商談スペースとなっている応接室に入れば、そこには1982年に発売された「面影」さんが佇んでおりました。こちら、初めて人肌を感じさせるラテックスを使用して製作された、ラブドール史の金字塔ともいえる存在のドールです。
ここからは「面影」さんに見守られながら、本日の取材をアテンドしてくださった方にインタビューを決行!
こちらの御方、なんとオリエント工業の創始者である社長の土屋日出夫さんです!
「なんでも聞いていいよ!」と、とっても気さくに対応してくれた土屋社長。「ドールのこと以外でもいいよ」なんて言ってくれちゃうもんだから、道端センズリ子が「名器に当たったことはありますか?」とトンデモ質問を投げかけてしまったじゃないですか!!
ちなみに土屋社長、「潮吹きに当たったことはあるよ」と、真面目に解答してくれました(笑)。
さて、気を取り直してラブドールにまつわる質問をば……
魔性っ子れいにゃん「現在のようなリアルなラブドールを作ろうと思ったきっかけは?」
土屋社長「もともとはアダルトグッズ屋をやってたんだけど、その当時あったのは2~3万円くらいのビニールのドール。でもよく来てくれるお客さんに足の不自由な人がいてさ。乗っかるとすぐ壊れちゃうって話を聞いているうちに、ドールが単なる遊び道具じゃないんだって少しずつわかっていったんだよね。それでちょうど『面影』を作った時に、海外で障がい者の性の相談を受けている人がうちに働きに来てくれてて、その人に教育されたの。そこから、もっと良いものを作っていかなきゃって思うようになった。そうじゃなかったら、ただの大人のオモチャ屋で終わってたかもしれない」
魔性っ子れいにゃん「当時、他の企業ではラブドールのようなものが作られる気配はなかったんですか?」
土屋社長「なかったよ。あの頃のアダルトグッズは女性向けのものばっかり開発されてたからね。まだ電動のオモチャといえばローターっていう時代だったんだけど、自分が問屋にいた時代の上司がハケとローターを合体させた道具を作ったことがあってさ。今思うとあれ、電動歯ブラシとして売り出せば特許取れたんじゃないかと思うんだよね」
魔性っ子れいにゃん「確かに!そのビジネスチャンスには、いつ頃気づいたんですか?」
土屋社長「そんなのもう、ずっと後の話。電動歯ブラシが発売された時になって『あっ!』って思ったくらいだよ」
道端センズリ子「下のお口じゃなくて、上のお口に使うことを考えていれば(笑)」
土屋社長「あの頃は誰も気づいてなかった。大儲けできただろうになぁ。もう遅いよ(笑)」
魔性っ子れいにゃん「ラブドールのユーザーさんって、どういう人が多いんですか?」
土屋社長「普段は一体70万円くらいで、今45周年のディスカウントで20万円安くなってるけど、それでも50万円するものだから。やっぱり若い人はコツコツ貯めたお金でってことが多いし、そう簡単には買えないよね。40~60代の高齢者が多いかな。でも最近は癒しというか、ただヤルだけではない存在として求められることも増えてる気がするよ」
魔性っ子れいにゃん「もしドールを購入した後で、事情があって処分しなきゃいけなくなったら、どうするんでしょう?」
土屋社長「その際はうちで引き取ってる。『里帰り』という形でね。人形供養を近くのお寺にお願いしてるよ。やっぱりね、結婚して奥さんができたとか、高齢になって息子の家に引っ越すことになったとか……手離さなきゃいけない事情も色々あるからね」
道端センズリ子「やっぱり結婚するとなると持っていけないんですね」
魔性っ子れいにゃん「嫌がる女性もいるでしょうしね……」
土屋社長「ただ、年を取ってセックスレスになった時に風俗行かれるのがいいか、ラブドールを買う方がいいか、女性としてはどっちを許せるんだろうか?と思うこともある。それって奥さんを裏切ることにもなるじゃない。人形とするくらいなら人間と浮気してよって女性もいるだろうし、風俗に行かれるのが苦手って女性もいるわけで」
魔性っ子れいにゃん「えっ、その二択なら私は浮気相手は人形の方がいいですね~」
道端センズリ子「私はどうせ浮気されるなら、綺麗な人とあるいていて欲しいですけどね。そうじゃない人とはちょっと」
土屋社長「それはまたちょっと違う話じゃないの(笑)」
魔性っ子れいにゃん「でも綺麗な人がいいっていうなら、ドールはみんな超綺麗じゃない?」
道端センズリ子「え~……でも、私は人間派かなぁ。そういえば、今後、女性用のラブドールを開発することは考えていますか?」
土屋社長「個人的には、女性でラブドールを買う人はあまりいないと思うんだよね。大変だもん、ドールの脚を開いたり動かしたりして色んな体勢にしてってするのは。女性にとってはもっといいものが世の中にたくさんあるから」
道端センズリ子「えっ、私は本当に男性版ドールが欲しいと思ってますよ!でも……確かに欲しいって気持ちも、性的な意味合いとはちょっと違うんですよね」
土屋社長「ああ、それこそ温もりというか癒しとしての話ね」
道端センズリ子「39歳・独身女性はそういうの、色々あるんですよ(笑)!」
土屋社長「女性のお客さんの話でいうと、2017年に渋谷のアツコバルーで開催したオリエント工業の40周年記念展の時は来場した客にはかなり女性が多かった。『見てみたい』『触ってみたい』っていうパワフルさは女性の方が強いような気がするよ。みんなドールのアソコにガンガン指を入れてたもんなぁ(笑)」
魔性っ子れいにゃん「こちらのギャラリーにもけっこう女性客は来てますか?」
土屋社長「半分くらいは女性じゃないかな。だから今後はもっとギャラリーでも、記念展の時みたいなちょいエロな体験型の展示をどんどんしていきたいと考えてる。そういうのを増やして、いつも来てくれるお客様にも楽しんでもらえたらと思ってるよ」
道端センズリ子&魔性っ子れいにゃん「いっぱいお話を聞かせていただいて、ありがとうございました!」
美しきラブドールたちにすっかり魅了された様子の道端センズリ子&魔性っ子れいにゃんでした。女性同士でも気軽に足を運べるギャラリー&ショールーム。魅惑のラブドールの世界を、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか。
オリエント工業 ギャラリー&ショールーム
〒110-0005東京都台東区上野5-23-11 スグルビル3階
公式ツイッター:https://twitter.com/orienttokyo
もちづき千代子
AVメーカー制作広報・風俗サイト編集長・アダルトグッズ社員を経て、アダルトからグルメまで、人間の欲望を追求し続ける豊満人妻ライター。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイ...
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