【エロ用語講座】「クンニ」の語源は?あのナポレオンもクンニ好きだった!
ごきげんよう。青子(あお子)です!
今回は彼氏やセフレにはぜひ一度はやらせるべきであるプレイ「クンニ」について調査する。
……え?そこのあなた。自分の女にやったことない?え?ナメてんの?黙ってマンコも舐めろ!
クンニの語源とカンニ
以前「フェラチオ」の語源調査をした際にラテン語のフェッラーティオー(fellātiō)から来ているのだと記述したことがあるが、
この「クンニ」もまた俗ラテン語のクンヌス(cunnus)とリンジェーレ(lingere)が合わさった言葉『クンニリングス(cunnilingus)』から来ている。
(クンヌス(cunnus)の意味は”外陰部”、リンジェーレ(lingere)の意味は”舐める”である。)
それを略して「クンニ」へと変化したのだが、ただcunnilingusの発音を正しくすると『”カ”ンニリングス』に近い。
つまり「クンニ」はニアミスで、「カンニ」の方が合っているのではないか説があったりなかったりありそうでやっぱりなかったりする。
ちなみにこのカンニもといクンニは、我が国では『花菱ぜめ』『花あやめ』『岩清水』などとも呼ばれる。
クンニ好きのナポレオン
かの有名なナポレオン・ボナパルトはクンニ好きーー所謂『舐め犬』だったことはご存知だろうか。
『キスをもっと下の方、胸よりもずっと下の方へ……
……知ってるだろ、俺がそこへ立ち寄るのを忘れたりなんてしないと……ほら、あの小さな黒い森へ。そこに1000回キスをして……うずうずしながら達する瞬間を待つよ』
この官能小説のような情熱的な文章は6才年上の妻・ジョゼフィーヌに送った手紙だという。
ナポレオンは戦地から熱烈なラブレターを送るほど彼女を溺愛しており、愛情とともに”クンニするから待っていてほしい”的な手紙は一日4通にもおよんだ。(しかしそのとき妻はパリで堂々とイケメンと浮気をしていたという。)
そして有名な話ではナポレオンは過度なアソコの匂いフェチでもあり、「風呂に入らないでほしい」と手紙で伝え、戦地から戻ると不潔なその陰部に顔を埋め、鼻と舌でその独特の風味を堪能したのだ。
寝ているナポレオンの鼻先にブルーチーズを近づけたところ「ああ、ジョセフィーヌか。今夜は勘弁してくれ」と意味深な寝言を口走ったという逸話も残っている。
……現代ほど清潔にできなかった時代だ。よほど奥様のアソコは激臭だったのだろう。
世界から見たさまざまなクンニ
さて、日本では江戸時代から葛飾北斎や喜多川歌麿などが春画でたびたびクンニを描いているくらいポピュラーな愛撫であるが、
世界ではさまざまな見解を持って女性器をぺろんちょされている歴史が文献として残っている。
まず、中国では三大宗教の一つ”道教”の教えとして『体液は非常に重要であり、それを飲むことで生命力を回復することができる』というものがあった。
それに対し中国学者のクリストファー・シぺールはこの教えに対し、「ある種の吸血鬼行為」と称した。
つまり愛液を含む体液の摂取は気を高める効果があると信じ、それを免罪符に中国人の間でのクンニリングスの人気は高まっていったのだという文献だ。
ちなみに理念的にはこの営みによって利益を得るのは男だけではなく、女もまた液体の交換によって恩恵を受けるという。
我が国でもいかがわしい創作におけるサキュバス需要での「おちんぽぺろんちょして精気を奪っちゃう♡」的な展開はたびたびよく見られるが、なるほど逆パターンはあまり聞いたことがない。
うーん、インキュバスのえちえちボーイが「君の愛液、いただくね♡」的なクンニ展開は滾るな。さすが中国四千年の歴史だ。
また西洋・ローマ帝国においては、当時極端な男尊女卑が徹底されていた。
なのでクンニなどという女の股間に顔を埋める行為は「女性に服従する行動」とみなされ、軽蔑の対象とされていた――という説がある。
この思想によりよほど女性たちは虐げられていたのでは……というのは想像にかたいが、男性たちに対しても「ローマ市民男性はセックスの最中にもイニシアチブを握るべし」という絶対的ルールがあったという。
つまり、女性に奉仕するクンニをしたことが明らかになれば選挙権を剥奪され下層民に落とされることになるのだ。奴隷制度がある時代、この仕置はキツかっただろう。
またローマ帝国にはかつて「クンニ奴隷」というものが貴婦人の所有物の間で存在していたというものをたびたび見かけるが、ハッキリとした文献は無かった。
これは現代でいう『舐め犬』といったところだろうか。
このような”奉仕する側”になる願望に興奮を覚える男性は当時も一定数いただろうが、男尊女卑社会においてはなかなか発揮することができずさぞ苦しかっただろう。
セーフティで勝利を!
このように世界的にも歴史が深いクンニだが、フェラチオと同様、危険性がないわけではない。
クラミジア、淋病、ヘルペス、梅毒などの性感染症のリスクはもちろんある。
そこで、昨今ではオーラルプレイ専用コンドームがあるのはご存知だろうか。
薄くて丈夫なフィルム状のデンタルダムシートで、「クンニシート」などと呼ばれる。
ストロベリーやバニラなどのフレーバーがついているものもあり、そのものの激臭が苦手な人にも耐えられる仕様になっているという。
……歴史的に長く愛されてきたオーラルプレイ「クンニ」。
これを書いている私もクンニは積極的にお願いしたいほど好きなプレイだが、やはり世の中の女性は自身の奥まったところに顔を埋められるのには抵抗があるだろう。
上記のシートなどの使用だとスタートは切りやすいとは思うが、これはなんとも味気ない。
セーフティセックスはなにより大切なことではあるが、強い宗教の思考や奴隷制度など無い自由な時代と国に産まれたのだ。やはり安全性を確保した上で限りなく制限なくプレイは楽しみたい所存である。
"勝利は、わが迅速果敢な行動にあり"
ナポレオンはこんな言葉を残した。
善は急げ。まだクンニの喜びを知らないあなたも、ぜひ彼の情熱を感じ一歩踏み出してみてはいかがだろうか?
西青子(すーぱーあお子)
MC・ナレーター。 あやまんJAPANユースメンバー。 Podcastラジオ『変態淑女のお茶会』パーソナリティ。 本業はグラフィックデザイナー。 キラキラ女子のふりをしたオタク。 深夜...
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