見習い淫魔がエロスをお届け 映画「恋の罪」
アタシは見習い淫魔のフランソワーズあけび。
ねえ、あなたの精気、少しわけてくれないかしら?
上級淫魔になるためにはエロい気分で高まった精気が必要なのよ。
驚かせてしまったのなら謝るわ。
魔族が謝るなんて滅多にないことなのよ。
淫魔と言ってもまだ見習い。
実はアタシ、元は人間だったのよ。常連客しか来ない場末のスナックのママだったの。
もういい年だったのよね。酒とたばこで体力もすっかり落ちちゃっていて…。
忘れ物をしたお客さんを追いかけて階段を駆け下りたらそのまま落ちてしまったの。
それで、気が付いたら淫魔に転生していたというわけなの。
うふふ、綺麗でしょう?アタシも鏡を見るといまだにびっくりするほど綺麗だからついみとれてしまうわ。
そう、それでね、アタシ、早く上級淫魔に昇格したいの。上級淫魔になったらイケメンを好き勝手に弄べるらしいのよ。
そのためには人間のあなたのエロく昂った精気が必要なの。
ねえ、手伝ってくれるわよね。
大丈夫、あなたに悪さはしません。
今日は映画を観て昂って貰おうと思っております。
あなたのために用意させていただいたのは「恋の罪」です。
あらすじをおしえてあげるわ
不倫相手と密会中の刑事、吉田和子は電話で事件現場に呼び出されるの。
彼女は優しい旦那と可愛い子供がいる主婦でもあるのだけれど、夫の友人と身体だけの関係を楽しんでいるのよ。
彼女が呼ばれたのは渋谷区円山町のラブホテル街にある古びたアパート。
切断されマネキンに接合された遺体が発見されたのね。1体は赤いスリップを着せられ、もう一体はセーラー服を着せられているのよ。
そして、首が持ち去られているので身元が特定できない状態なの。
とても凄惨な殺人事件だわね。
和子は事件の捜査を進めていくうちに大学教授の尾沢美津子やベストセラー小説家の妻、菊池いずみの秘密を知り、いつしか彼女たちに強く惹かれていくの。そして…。
この作品は1997年に実際に起きた東電OL殺人事件がベースになっています。
東電の幹部でエリートだったOLが夜は渋谷のホテル街で売春をしていたのよ。
それも、1回数千円の単位で。
そして、挙句の果てには映画に出てきたようなボロアパートで殺されてしまうの。
エリートOLの裏の貌が売春婦なんてショッキングな事件はずいぶんマスコミを賑わせていたわ。
映画の中でその役割を担うのは大学教授の美津子ね。
彼女は小説家の妻、いずみを自分と同じ娼婦の世界に引きずり込むの。
美津子を演じた冨樫真さんの大学教授と娼婦の時の変わりようには驚くわよ。
スレンダーな肢体で男の身体を貪るように食らいつくすように絡みつくの。
欲望のままに…。叫び声を上げて…。エロい。
まさに、淫魔だわね。師匠とよばせていただくわ。
ちなみに、小説家の妻、いずみを演じたのは監督である園子温さんの奥様、神楽坂恵さんです。
この作品の前作「冷たい熱帯魚」にもご出演されていたのよ。
元グラビアアイドルだけあって、圧巻の我儘ボディの持ち主。
豊満で柔らかそうな質感の肌。触りたくなるわ。
そして、刑事の吉田和子を演じたのは水野美紀さんよ。
彼女はこの作品でオールヌードを見せてくれたの。
開始そうそうシャワールームで不倫相手にバックで攻められているのは生々しくてエロいわ。
不倫相手がアンジャッシュの児嶋さんて言うのも驚き。サディスティックな変態なの。言葉攻めが意外とそそるわよ。
人間の欲望があからさまに描かれている作品ね。
どうしようもなく堕ちていく快楽に底はないのでしょう。
どうだったかしら?昂った?エロい気分になったのならば、その精気をアタシにたっぷり頂戴。
アタシは見習い淫魔のフランソワーズ・あけび。
あなたにピッタリのエロスをお届けするわ。
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