2021年10月22日(金)・23日(土)・24日(日)に六本木アカデミーヒルズでFemtechFes! 2021が開催されました。
今回はmanmam編集部を代表してあやまんJAPANのサムギョプサル和田とユースメンバーのCrystal Hazuki、はるミルクが取材にお伺いしましたので、その模様をリポートさせていただきます。

フェムテックとは?

そもそもフェムテックという言葉をご存知ない方も多いですよね。
Female(女性)とTechnology(技術)を組み合わせた造語なんです。
一般的には月経、妊娠、更年期など女性特有の健康問題に対してテクノロジーを用いたデバイスやアプリ、プロダクトを指します。
うーん…ちょっと難しいですかね?
簡単に言うと「女性の健康問題を新しい技術で解決していこう」ということ。

Femtech Fes! 2021とは?

そしてこのFemtech Fes! 2021は、フェムテックに関するプロダクト、ワークショップ、トークイベント…そのすべてが一堂に会するフェスなんです。
「世界中の最新フェムテック製品に直接触れることのできる過去最大のイベント。厳選された「モノ」と熱量の高い「ヒト」がフェムテックを通じて交錯する交差点のような場所です。」(fermata主催Femtech Fes! 2021公式サイトより)

さっそく会場を見てみましょう。
日本未上陸の最新プロダクトを含む、157 社のフェムテック製品が展示されているので見応えがありますね。そのうち約 8 割は海外企業のものだそうです。


ふざけている印象が強いあやまんJAPANも、今回ばかりは真剣に製品をチェックしていましたよ。

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manmam編集部

和田さん、印象に残ったプロダクトを教えてください。

Nohaです。
とにかく生理痛が重いので、どうにかして改善したいと藁にもすがる思いでフェムテックフェスに参加しました。
注目していたのはやはり【月経】や【メンタルヘルス】ブースで、気になるプロダクトが本当にたくさんありました。
その中でも特に印象に残ったのは生理痛をやわらげるNohaでした。
直接的に神経に刺激を与えて痛みの信号をブロックしてくれるデバイスなので、薬でも間に合わない生理痛に効果が期待できると思いました。
このNohaも実際に生理痛に悩んでいた女性の経験をもとに開発されたとのことで親近感を持ちました。

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サムギョプサル和田

セルフプレジャー文化

そしてセルフプレジャー(いわゆるオナニー)好きが集まるあやまんJAPANがどうしても聞きたかったトークイベントがこちら、「性の科学者-セクソロジスト-が語る、日本と欧米のセルフプレジャーカルチャー」です。
欧米と日本ではどのようにセルフプレジャー文化が違うのか、ラブライフアドバイザーのOliviAさんとWomanizerユーザーリサーチエキスパートのエリザベス・ノイマンさんがお話してくださいました。

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manmam編集部

はるミルクさん、セッションを聞いてどう感じましたか?

普段からメンバーと普通に話していたから、みんなセルフプレジャーについてオープンで積極的なんだと思っていました。
でも世間一般的にはセルフプレジャーについて話すことに消極的だったりタブー視されていたりもするとお話されていて。
知識もそこまでない方たちが大半なのだと知り、もっと積極的でオープンになった方がいいのに!って感じましたよ。

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はるミルク

Womanizer

セッション内ではウーマナイザーの最新プロダクトが発表されました。
どれも魅力的ですよね。
なんと今回お土産をいただくことができましたので、後日リポートさせていただきたいと思います。

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manmam編集部

Hazukiさん、ウーマナイザーについてどのように感じましたか?

1番衝撃だったのは、ウーマナイザーが香港の展示会に出された時に「100%オーガズム補償」と表記されていた事です。
100%ってすごいですよね!!
日本では性に関する事は”秘め事”みたいな風潮がまだ根強いのでセルフプレジャー = 言ってはいけない事、ハシタナイ事というイメージが払拭出来ませんが、海外ではセルフプレジャーから得られるメリットが以下のように報告されているそうです。
・免疫力の向上
・質の高い睡眠をもらたす
・自信の身体とニーズを知れる
・心身ともにリラックスし、幸福度UP
生活にうまく取り入れ心身ともに健康である事は良き事であると思います。
決してエロい事だとちゃかしてはいけませんよね。

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Crystal Hazuki

また「男女のマスターベーション格差」調査の2021年最新レポートも紹介されました。

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manmam編集部

和田さん、セルフプレジャーにもジェンダーギャップがあることをどう思いましたか?

各国のマスターベーション率のジェンダー格差を取り上げていたのが印象的で、その格差ってどこを問題視するかでも変わるんじゃないかなって思いました。
女性が【マスターベーションをしている!】って声を大にして言えるか言えないかっていうのと、【マスターベーションをしているかしていないか】っていう格差はまた別のものですよね。
なので、何でもいいやすい社会作りとマスターベーションはこんなにいいものなんだっていう考え方の普及が同時に必要なんだということを感じました。

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サムギョプサル和田

女性の明るい未来を創る

Femtech Fes! 2021では「月経」「ウェルネス/健康全般」「セクシャルウェルネス」「不妊・妊よう性」「妊娠・産後ケア」「更年期」「メンタルヘルス」と多岐に渡るプロダクトを実際に見てお話を聞くことができました。
製品を開発しマーケットに出すまでにはたくさんの方の努力があったことが伺えます。
しかし、作り手だけが一所懸命では進んでいけない分野なのだと感じました。
受け手の私たちにも知識と、そしてほんの少しの勇気が必要なのです。

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manmam編集部

最後にみなさん、セックスやセルフプレジャーについて自由に話せる場所は必要だと思いますか?

日本では性に関する事は”秘め事”みたいな風潮がまだ根強く性の話題=下品な話みたいに受け取られる事がまだまだありますよね。
正しい知識を知る事はとても大事な事なので、自由に話せる場所、意見交換出来る場所、悩みを相談出来る場所が必要だと思います。

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Crystal Hazuki

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はるミルク

必要であると思います。
私はセックスやセルフプレジャーについてオーガズムに個人差はあるとはいえ、追求し過ぎたセルフプレジャーはセックスの妨げになると思っています。
現在セックストイはセックスパフォーマンスを上げる為の道具という認識ですが、私は自分自身の身体を知る道具だと認識しています。
肌は美顔器、歯は歯ブラシというようにもっとセックストイが世間にタブー視されなく、話す機会も増えることを望みます。

今回フェムテックを通して必要と感じ、まさにあやまんJAPANがそのような場所を作るべき!
と思いました!
マンマンフェス!

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サムギョプサル和田

FemtechFes! 2021にお伺いしたことで「おもしろ×エロ×オトナ向けの秘宝館webメディアmanmam」の方向性さえも根本から考えさせられました。
和田さんのいう通りmanmamフェスも良いかもしれませんね。
煮詰まってきたのでちょっとセルフプレジャーしてきまーす!

fermata主催 Femtech Fes! 2021
https://hellofermata.com/pages/femtechfes2110
日程:10月22日(金)・23日(土)・24日(日)
会場:六本木 アカデミーヒルズ (ラウンジ 49、カンファレンス7)
〒106-6149 東京都港区六本木6丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー49F

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manmam編集部

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